パウロ
みつかん
SPOILERケダモノオペラ独自の【予言】【波乱】システムが個人的にとても好きで(特に予言の変えられない運命、いいよね←)、更にまだら牛さんのスムーズな進行とパウロの素敵なRPに高生さんの芯のある物語の紡ぎ方がより世界観に没入させてくれて最高でした!ラグナ可愛くて諸々強い子だったなあ(*´ω`*)furandassu6
DOODLE大スランプすぎてなんも浮かばんので、いつかまとめて投げようと思ってた短いロレムン小説を投げるDQB2世界と通じてる話です
ロラン、レナレナ、(出てないけど)パウロの3人
寒いから抱きしめてほしい。そう言われたから俺は彼女を抱きしめただけ。誰に言い訳するのやら、そんな言葉を今まで何回思い浮かべて来ただろう。
だけどその日は違っていた。彼女は泣きながら、俺に身を寄せ囁いた。抱いてほしい、と。愛している、と。
俺は、俺の口からは、何も言えなかった。言ったら最後、認めてしまうことになる。言い訳が効かなくなる。だから俺は何も返さぬまま彼女と、レナと体を重ねた。
それが、彼女との最後の記憶。俺の最期の思い出。
崖の下は波が強く打ち付けている。ここから落ちて、尖った岩肌にぶつかって当たりどころが悪ければ即死、そうでなくとも溺死は免れないだろう。
「ごめん」
口にした謝罪はレナにもパウロにも向けていない、世界への謝罪。俺が生まれてしまったことへの後悔。
1435だけどその日は違っていた。彼女は泣きながら、俺に身を寄せ囁いた。抱いてほしい、と。愛している、と。
俺は、俺の口からは、何も言えなかった。言ったら最後、認めてしまうことになる。言い訳が効かなくなる。だから俺は何も返さぬまま彼女と、レナと体を重ねた。
それが、彼女との最後の記憶。俺の最期の思い出。
崖の下は波が強く打ち付けている。ここから落ちて、尖った岩肌にぶつかって当たりどころが悪ければ即死、そうでなくとも溺死は免れないだろう。
「ごめん」
口にした謝罪はレナにもパウロにも向けていない、世界への謝罪。俺が生まれてしまったことへの後悔。