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    ブラウン管

    ytd524

    DONE五伏版ワンドロワンライ延長戦
    第12回お題「ゲーム」

    ※20歳×7歳でスマ○ラやる話(出会って一年少しぐらい経ってるイメージ)
    ※2hくらいかかってますすみません

    ブラウン管テレビを両手で手持ちしてる先生が書きたくて過去お題お借りしました。
    ワンライにもなってない状態ですみません…!
     五条さんはいつだって、唐突に物事を始める。

     学校帰りに待ち伏せされたかと思ったら『今から任務行くよ!』と連れ去られたり。
     突然家まで押し掛けられたかと思ったら『チョー美味しいって有名なピザ食べ行こ!』と連れ去られたり。
     京都から東京まで真っ直ぐ帰るかと思ったら『あ、辻利行きたくなった。宇治行こ!』と連れ去られたり。

     だからまぁつまり、その人が毎度繰り出してくる突拍子のない行動にはだいぶ耐性がついていたと思うのだが、さすがにこれは予想していなかった。
     両手で分厚いテレビを抱えながら家まで乗り込んでくる、この行動までは。

    「恵! ゲームしよ!」
    「帰ってください」
    「却下! お邪魔しまーす!」
    「あっ、おい!」

     閉めようとしたドアは随分と長い御御足によってこじ開けられ、大変器用に体を家の中まで滑り込ませてきた。両手が塞がった状態でよくそんな身のこなしができるなと思う。しかもただ塞がっているだけじゃない。テレビだ。この人は今、なんかでっかいテレビを抱えている状態なのだ。家にある壊れかけの電子レンジの一回り、いや二回りくらいでっかいそれは、きっと俺に手渡された瞬間落ちてし 4844