ボニ
rtyh_trpg
SPOILERフォロワーの絵、最高なのでお願いしてよかったの気持ち!ぼにの立ち絵ディスプレイです。
ディスプレイはお借りしました!
> https://twitter.com/sc_otogi/status/1680493691222519809?s=46&t=_oJenTC8U0E6aI3kIkT6JQ
Enuuu
MOURNING黒野玄武の誕生日に向かって書き始め、途中で尻切れトンボになった何かです。注意
※ 雨玄(ヒューゴ・レイン×人魚んぶ)
※ いろいろあって玄武が年上の体で話が進む。
※ なんだかちっとも幸せじゃなさそう。
無題 冬の海はひどく寂しい。
閑寂でありながら、どおどおと波音が鳴り止まない。風音も次々と押し寄せるように響く。潮騒、潮騒、潮騒。黒い畝が続々と船体へ迫っては崩れていった。囂々と風が吹き、半壊を留めていない帆を揺らす。
じきに嵐が来るのだろう。
「ねー、キャプテン聞いてるー?」
サーベルの手入れをしながら、チャールズが不満げに口を尖らせた。
ヒューゴが船長を務めるレジェンド号の甲板だ。
床板が薄黒く変色している。木々の表面は荒れきり、剥がれて穴が空いている部分さえもある。海藻や塩がこびり着いており、見るに耐えない。誰も掃除を必要としないからだろう。帆を張るロープはたわみ、役割をなしていない。ぶらりと風に煽られ、耳障りな音を立てる。
4194閑寂でありながら、どおどおと波音が鳴り止まない。風音も次々と押し寄せるように響く。潮騒、潮騒、潮騒。黒い畝が続々と船体へ迫っては崩れていった。囂々と風が吹き、半壊を留めていない帆を揺らす。
じきに嵐が来るのだろう。
「ねー、キャプテン聞いてるー?」
サーベルの手入れをしながら、チャールズが不満げに口を尖らせた。
ヒューゴが船長を務めるレジェンド号の甲板だ。
床板が薄黒く変色している。木々の表面は荒れきり、剥がれて穴が空いている部分さえもある。海藻や塩がこびり着いており、見るに耐えない。誰も掃除を必要としないからだろう。帆を張るロープはたわみ、役割をなしていない。ぶらりと風に煽られ、耳障りな音を立てる。
ツキシロ
DONEガルシア博士×アシストロイド晶♀。パラロイ軸本編後、ラボに残った晶。約五十年後、博士が亡くなった後、旅に出ていたオーエンとクロエがラボを訪れる話です。捏造多数。晶はカルディアシステム搭載です。パラレルワールド・スターチス 博士のことですか?
そうですね、とってもお優しい方でした。私たちアシストロイドのことも、友人のように扱ってくださいました。アシストロイド差別について、何度か講演などもしていらっしゃいましたが、あれは本当に、仕事だからやっていたのではなく、私たちアシストロイドのことを、生活のパートナーとして思っていてくれたことは、ラボラトリーの中の人間も、もちろんアシストロイドも、誰もが知っていることです。
それ以外のこと? もうお亡くなりになった方のことを話すのは憚られますが……そうですね、博士が受けていらっしゃったお仕事ですから……とても、真面目な方でした。真面目、といいますか、本当に研究がお好きなんだな、と思うことが多々ありました。研究だけではなく、先ほどのような講演やメディア出演、ラボの中での会議など、寝る間もない時期というものが、一年の間に何回もありました。それでも、ご自分の興味があることを見つけると、目がきらきらと輝いて、そのことに集中して、三日も寝ない、ということもありました。ええ、そういう時は、私や、その他の博士の助手を務めていたアシストロイドが、無理矢理にでも寝室にお連れしました。脳波や呼吸、脈拍などを感知していれば、さすがにもう休ませたほうがいい、という潮時は、私たちアシストロイドにはわかりますから。そのために博士は私たちをおそばに置いてくださったのだと思います。
8036そうですね、とってもお優しい方でした。私たちアシストロイドのことも、友人のように扱ってくださいました。アシストロイド差別について、何度か講演などもしていらっしゃいましたが、あれは本当に、仕事だからやっていたのではなく、私たちアシストロイドのことを、生活のパートナーとして思っていてくれたことは、ラボラトリーの中の人間も、もちろんアシストロイドも、誰もが知っていることです。
それ以外のこと? もうお亡くなりになった方のことを話すのは憚られますが……そうですね、博士が受けていらっしゃったお仕事ですから……とても、真面目な方でした。真面目、といいますか、本当に研究がお好きなんだな、と思うことが多々ありました。研究だけではなく、先ほどのような講演やメディア出演、ラボの中での会議など、寝る間もない時期というものが、一年の間に何回もありました。それでも、ご自分の興味があることを見つけると、目がきらきらと輝いて、そのことに集中して、三日も寝ない、ということもありました。ええ、そういう時は、私や、その他の博士の助手を務めていたアシストロイドが、無理矢理にでも寝室にお連れしました。脳波や呼吸、脈拍などを感知していれば、さすがにもう休ませたほうがいい、という潮時は、私たちアシストロイドにはわかりますから。そのために博士は私たちをおそばに置いてくださったのだと思います。