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    マサ

    調@大人向け他

    DONEお題「春遠からじ」と「赤い糸」で、不二くん受けウェブオンリー様の企画その2、WEBアンソロジーに参加させていただきます。お運びくださった皆さまには申し上げるまでもなく塚不二でおおくりいたします。
    『たとえば今…』八周年の今日にも寄せて。まさに原作と讃えられた歌のごとく、永遠に離れないふたりでいてください。おめでとうございます&ありがとうございます…!
    春遠からじ、赤い糸 赤い糸というものが、手塚にはいまいち分からない。いや、意味としては分かるのだが、つまりは合縁奇縁であり、自分の意志より運命で伴侶が決まるというのはどうにも腑に落ちない。
    「そうかなあ」
     遅咲きの梅の写真を一枚撮って、ほんのりと笑って不二が首をかしげる。
    「たぶんさ、運命ってひとつじゃなくて、たとえば今日、キミはボクに梅が咲いたって教えてくれて、だけどボクじゃない可能性も」
    「ないが」
     なにやらおかしなことを言い出したものだから、思わず食いつき止めてしまった。言葉が強かったかもしれない。反省をしている手塚に不二はまばたいて、くすくすと花より小さくまぶしい笑みをその場にこぼした。
    「ううん、――そうだね。ふふ、ねえ、手塚。キミの赤い糸はさ、きっと。キミの手の中に今あって、キミが自分で結びに行くんだ」
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    もちきり✌️

    DOODLE山←土のお見合いの話のネタです。
    後日、土方と坂田が飲み屋で話してるシーン。
    清書する気も絵に起こす気も起こらなかったのでマジで小ネタ程度です。
    会話文ですみません。
    ちなみにぼくがかくたまさんはお登勢さんのことが好きなので山崎とは友人止まりで終わると思います。(悲しい事実)
    お見合いの件の話「万事屋」

    「なに」

    「…見合いの件、悪かった」

    「あ?なにが」

    「まあお前らも大概だったが…おれも邪魔しちまったし」

    「いやあんな店員さんにうちのかわいいたまをやるわけにゃいかねーのよ」

    「店員じゃねえ山崎だ」

    「フジパンだかパスコだか知らねーけども、お前らも成功させようとは思ってなかったんだろ?」

    「……」

    「なんだよ」

    「………まあ、そうだな」

    「ほら。つーかお宅のサディストにバレた時点でうまくいく訳ねーけど」

    「…でもよ…あいつは結構甲斐性あるし…たまにアホなことするけどやるときゃやる男だし…あんな風に終わらせるにはもったいねえ奴なんだよ」

    「ベタ褒めじゃんあんな地味なのに」

    「むしろ地味だからこそだっつの。陰でこそ輝くやつだからあんまり知られてねえけど…人の機微を汲み取るのがうめえんだよ。でもそれを悟られねえようにさりげなくフォロー入れるし。よく気がつくし、機転もきくし、柔軟かと思いきや我の強いところもあって、なんつーか…」
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