モノポリー
KMidare
DONEleokumiweek 7日目モノポリーに興じるレオンとタクミ
片思い中のレオン視点
※実際のモノポリーと設定は異なります。細かいルールは端折ってるんで雰囲気で読んでください
「独占」 ダイスが転がる。
「7」
タクミはそう呟いて白い駒をつまみ上げ盤上の円形に結ばれたマスを時計回りに進める。コツコツと軽い象牙の音を七回立てて駒は「Chance!」と書かれたマスで止まった。タクミは盤の中央に積まれたチャンスカードの山札を一枚引いてそれを読み上げた。
「『馬のレースで優勝、銀行から賞金150万G《ゴールド》受け取る』」
タクミはふ、とほくそ笑みカードから対面に座る僕へ得意げに視線を向けた。
その視線に面白くないと思いながらも、二人しかプレイヤーがいないので必然銀行役を兼ねる僕は盤の横に金額順に並べられた色紙の紙幣の束から100万と50万を取ってタクミに手渡した。
「どうも」
僕はタクミからダイスを二つ受け取って振る。出目の通りに駒を進め、止まったマスには白のカラーマークと家形の駒が二つ。僕が置いたのではないそれを見て僕は眉を寄せた。
2871「7」
タクミはそう呟いて白い駒をつまみ上げ盤上の円形に結ばれたマスを時計回りに進める。コツコツと軽い象牙の音を七回立てて駒は「Chance!」と書かれたマスで止まった。タクミは盤の中央に積まれたチャンスカードの山札を一枚引いてそれを読み上げた。
「『馬のレースで優勝、銀行から賞金150万G《ゴールド》受け取る』」
タクミはふ、とほくそ笑みカードから対面に座る僕へ得意げに視線を向けた。
その視線に面白くないと思いながらも、二人しかプレイヤーがいないので必然銀行役を兼ねる僕は盤の横に金額順に並べられた色紙の紙幣の束から100万と50万を取ってタクミに手渡した。
「どうも」
僕はタクミからダイスを二つ受け取って振る。出目の通りに駒を進め、止まったマスには白のカラーマークと家形の駒が二つ。僕が置いたのではないそれを見て僕は眉を寄せた。