ロジ
ukenaM
DONEモブとフィガロアンソロジー寄稿再録(2021年5月発行)開拓者のバラッドの地下神殿因習村捏造
言わないとわからない程度のオズフィガ
夢幻の夢のコンフィズリーSRオズのカドストの内容があったりします 4
asamifujikawa
INFOインテリジェント・バーチャルアシスタント業界動向、洞察、分析概要 - 2023-2035年予測インテリジェントバーチャルアシスタントは、自然言語の音声コマンドを理解し、ユーザーのタスクを完了するアプリケーション プログラムです。このテクノロジーには、インタラクティブな音声応答やその他の最新の人。
ここでは、完全な情報を得ることができます:https://s.yam.com/A9MEl
syunenmei
DONETSロジャグレ 現パの話ロジャ兄がモデル設定だけどあまり生きてはいない。
涼しい風がスカートの裾に遊んで過ぎる。
はら、と乱れた髪をショーウィンドウとにらめっこで直して、ついでに不安げな自分の顔に無理やり笑顔を貼り付けた。
今日はロージャとデート。
今をときめくモデルの彼はどうしても外せない用事が入ったらしく、メッセージアプリで遅れる旨を伝えて来たのがおよそ一時間前。
早めに伝えてくれたおかげで待ちぼうけこそ回避したものの、慣れないスカートに春のカーディガンも浮いていないかずっと不安が拭えない。イシュメールが見立ててくれたから間違いは無いと思うが、こんなおばさんに挑戦しすぎではという内心の怯みが無くならないのだ。
義手が気になるなら、と選んでくれたロングカーディガンの裾が揺れる。
1050はら、と乱れた髪をショーウィンドウとにらめっこで直して、ついでに不安げな自分の顔に無理やり笑顔を貼り付けた。
今日はロージャとデート。
今をときめくモデルの彼はどうしても外せない用事が入ったらしく、メッセージアプリで遅れる旨を伝えて来たのがおよそ一時間前。
早めに伝えてくれたおかげで待ちぼうけこそ回避したものの、慣れないスカートに春のカーディガンも浮いていないかずっと不安が拭えない。イシュメールが見立ててくれたから間違いは無いと思うが、こんなおばさんに挑戦しすぎではという内心の怯みが無くならないのだ。
義手が気になるなら、と選んでくれたロングカーディガンの裾が揺れる。
syunenmei
DONETSロジャグレ あなたの音、とくん とくん とくん夜。
天上に月が煌々と輝く、音の無い時間。
ゆっくりと、ゆったりと。特別な心臓の音を聴く。
胸に耳を当て、来ては引いていく海のさざめきのような、遥か遠くの星が煌めくような音を。
とくん。
とくん、とくん、とくん。
一定のリズム刻むそれ生きている証。奇跡のようで自分にもある当たり前の音。
とくん、とくん。
この音をずっと聴いていたい。叶うなら、夢の中まで。
「グレッグ、寝て良いよ」
「でも……」
「大丈夫」
柔らかい、暖かい声が耳に馴染んでいく。
呼吸をすれば、私の中にも染み込んでしまった匂いが肺に充満する。煙草の煙とは違う、甘いような、ひどく落ち着く、彼の香りが。
何度目かの呼吸にひたりひたりと夢が迎えに来て、意識の輪郭をぼかしていった。
469天上に月が煌々と輝く、音の無い時間。
ゆっくりと、ゆったりと。特別な心臓の音を聴く。
胸に耳を当て、来ては引いていく海のさざめきのような、遥か遠くの星が煌めくような音を。
とくん。
とくん、とくん、とくん。
一定のリズム刻むそれ生きている証。奇跡のようで自分にもある当たり前の音。
とくん、とくん。
この音をずっと聴いていたい。叶うなら、夢の中まで。
「グレッグ、寝て良いよ」
「でも……」
「大丈夫」
柔らかい、暖かい声が耳に馴染んでいく。
呼吸をすれば、私の中にも染み込んでしまった匂いが肺に充満する。煙草の煙とは違う、甘いような、ひどく落ち着く、彼の香りが。
何度目かの呼吸にひたりひたりと夢が迎えに来て、意識の輪郭をぼかしていった。
れ🍑ね
DOODLE流行り?のエッティなメイド服を彼女に着せてみた🍑
最終編でこんなモン装備してたらメンズソワソワしちゃうね!
🍑ちゃんのお腹は腹筋バキバキ派
おちちこぼれそう
「…なんだいアンタ達、ジロジロ見てるんじゃないよ!」
ちゃこる@人狼J
DONE最っ高に綺麗でびっくりした!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!(´;ω;`)スパコミでスペースお越しくださって希望する方に配布します。
また、Fediverseでいつも気持ち悪いアニポルツイを見守ってくださってる方限定でオンライン頒布予定です。
新刊、やばいどころじゃないんですが最後まであきらめず頑張ります…_(:3」∠)_
(2024.04.20)
pee-pee-pen
MOURNINGVax👶📺の雑落書き。エロじゃない!スカイさんの非公式版権OC。デザイン変わってから印象も変わったので。露骨なのはないですが弱めの虐待要素あります。大丈夫な方は“Yes Vax!”とお叫びください 3syunenmei
DONETSロジャグレ 流れでやらかした話「あ、の……ロージャさん?」
「なーに?」
「分かってるくせに」
背中には無慈悲な壁。
これ以上下がれないのに、距離を詰めて来る男を怪訝に見上げた。
「ち、近い」
「うん、抱きしめていい?」
「そんなこと今更……」
男女の仲になってハグは何度もしたしされた。体格差のせいですっぽり包まれてしまうのが心地いいと、まだ本人に言えていない。こちらからは片腕しか回せないのが残念でならないとも。
「えっと、じゃあ、ちょっと待ってくれる?」
「うん?」
「腕の袋取って来るから」
ロージャを静止して夜眠る時などにつけている革の袋を探す。
その気になれば革くらい裂いてしまえる腕だが、寝ている間程度なら覆いとして役に立つ。
特に、理性がちかちかして無我夢中で彼にしがみつかないといけないような夜には必須だった。
725「なーに?」
「分かってるくせに」
背中には無慈悲な壁。
これ以上下がれないのに、距離を詰めて来る男を怪訝に見上げた。
「ち、近い」
「うん、抱きしめていい?」
「そんなこと今更……」
男女の仲になってハグは何度もしたしされた。体格差のせいですっぽり包まれてしまうのが心地いいと、まだ本人に言えていない。こちらからは片腕しか回せないのが残念でならないとも。
「えっと、じゃあ、ちょっと待ってくれる?」
「うん?」
「腕の袋取って来るから」
ロージャを静止して夜眠る時などにつけている革の袋を探す。
その気になれば革くらい裂いてしまえる腕だが、寝ている間程度なら覆いとして役に立つ。
特に、理性がちかちかして無我夢中で彼にしがみつかないといけないような夜には必須だった。
syunenmei
MOURNINGTSロジャグレ「たまには、グレッグからキスして」
ぼんやりとした頭と気だるい体。
やっと激しい熱が引いたところで、そんなお願いが届いた。
「私から?」
「うん」
少し汗ばんでいる髪をさらさらといじりながらロージャが頷いた。
キスして欲しい……と、言われても。
普段は他の目があるからできないし、そもそもこの身長差だ。立ってキスするだけで首は真上に向くし、背伸びしたところで届かないから意味が無い。……この歳で、背伸びしてまでキスしたいと思われるのも、少し恥ずかしい。
だからこうして二人の時に出来なかった分を埋めるようなキスをする。座って、寝そべっていれば身長なんて関係ない。ロージャとのキスはす、好きだから。
「さっき散々したのに」
676ぼんやりとした頭と気だるい体。
やっと激しい熱が引いたところで、そんなお願いが届いた。
「私から?」
「うん」
少し汗ばんでいる髪をさらさらといじりながらロージャが頷いた。
キスして欲しい……と、言われても。
普段は他の目があるからできないし、そもそもこの身長差だ。立ってキスするだけで首は真上に向くし、背伸びしたところで届かないから意味が無い。……この歳で、背伸びしてまでキスしたいと思われるのも、少し恥ずかしい。
だからこうして二人の時に出来なかった分を埋めるようなキスをする。座って、寝そべっていれば身長なんて関係ない。ロージャとのキスはす、好きだから。
「さっき散々したのに」
syunenmei
DONETSロジャグレ 手と手「グレッグの手って大きいね」
一日が終わり、休息の時間。
素っ裸で寄り添って、言葉と共に合わさる手。
ロージャはその体にふさわしく手も大きい。私の腰程度なら両手で掴みきれてしまう。
そんな彼の手と比べたら随分と小さいが、彼の感覚では大きいらしい。
「普通だろ」
「そう?」
合わせた手を、そっと指が絡んでいく。
すっぽりと包まれるような感覚が温かい。
やがて、うと、うと。
「もう寝る?」
「うん……眠い」
高い体温と消耗した体力が穏やかな夢を連れて来る。
手を握ったまま、彼が前髪に口づけた。
「おやすみグレッグ」
とろけるような甘い声。
好ましい体温と、大きな手。
寝てしまうのが勿体ないくらい穏やかな時間におやすみと。
全身の力を抜いて、彼の隣で夢を迎えた。
344一日が終わり、休息の時間。
素っ裸で寄り添って、言葉と共に合わさる手。
ロージャはその体にふさわしく手も大きい。私の腰程度なら両手で掴みきれてしまう。
そんな彼の手と比べたら随分と小さいが、彼の感覚では大きいらしい。
「普通だろ」
「そう?」
合わせた手を、そっと指が絡んでいく。
すっぽりと包まれるような感覚が温かい。
やがて、うと、うと。
「もう寝る?」
「うん……眠い」
高い体温と消耗した体力が穏やかな夢を連れて来る。
手を握ったまま、彼が前髪に口づけた。
「おやすみグレッグ」
とろけるような甘い声。
好ましい体温と、大きな手。
寝てしまうのが勿体ないくらい穏やかな時間におやすみと。
全身の力を抜いて、彼の隣で夢を迎えた。
Tukimikaede6
SPOILERあめあられ。さんの「まぁるいりんごのかおり」に収録されている「一枚の毛布」がめちゃくちゃ好き過ぎてファンアートを描きました。上記最高漫画とれすれり8章の微ネタバレがあることを前提にお読みください。
問題がありましたら速攻で消しますのでお手数ですがご一報くださいませ...! 2
syunenmei
DONETSロジャグレ 髪の話呼吸が喉を焼くようだ。
久しぶりの酸素を必死で取り込んだせいで変な風にむせてしまう。
チカチカする視界。
背中に添えられる大きな手が温かい。
「大丈夫?」
頭の上からかけられる言葉に嫌味は無い。だから余計に、窒息寸前のキスに怒れないのだ。
「落ち着いた?」
「ぁ……ああ。もう平気」
「そっか、よかった」
心から安堵したようにふわりと笑う美人に呆れを通り越して関心すら覚えた。
彼は、私を愛している。
こんな腕で、あんな過去を持つ私を。
戦場で旗を掲げ、数多の憎悪を受ける私を。
物好きだ。酷い変わり者だ。
そして、仕方ないほど愛しい男だ。
「グレッグ、髪解けそう」
「え? ああ、結び直さないと」
「ねえ、よかったら私にやらせて。こう見えても髪結ぶの得意なんだよ」
934久しぶりの酸素を必死で取り込んだせいで変な風にむせてしまう。
チカチカする視界。
背中に添えられる大きな手が温かい。
「大丈夫?」
頭の上からかけられる言葉に嫌味は無い。だから余計に、窒息寸前のキスに怒れないのだ。
「落ち着いた?」
「ぁ……ああ。もう平気」
「そっか、よかった」
心から安堵したようにふわりと笑う美人に呆れを通り越して関心すら覚えた。
彼は、私を愛している。
こんな腕で、あんな過去を持つ私を。
戦場で旗を掲げ、数多の憎悪を受ける私を。
物好きだ。酷い変わり者だ。
そして、仕方ないほど愛しい男だ。
「グレッグ、髪解けそう」
「え? ああ、結び直さないと」
「ねえ、よかったら私にやらせて。こう見えても髪結ぶの得意なんだよ」
asamifujikawa
INFO日本の最新ニュース 総合ガイド日本は常に進化し、変化し続ける国であり、最新ニュースやアップデートのハブとなっている。テクノロジーの進歩から文化的なイベントまで、日本では常に何かが起きている。この総合ガイドでは、日本の最新ニュースや速報を取り上げます。
ここでは、完全な情報を得ることができます: https://www.sdki.jp/japan-news
syunenmei
DONETSロジャグレ 甘いあまーいリップクリームの話ちゅう。
ちゅ。
可愛すぎるリップ音がちょっとだけ照れ臭い。
私の薄くて手入れもそこそこな唇と違って、ロージャはケアに関心があるからキスしていて気持ちがいい。ハリがあって、すべすべで——少し、甘い。
「イチゴの飴でも食べたのか?」
キスに溺れそうなのを誤魔化しつつ、気になった匂いについて聞いてみた。
腰を抱く腕はそのままに、やや考える素振りを見せる。
「甘い匂いがする」
「ああ、香り付きリップ付けてるからね」
「香り付き?」
「そ。今日はイチゴの香り付きリップクリーム」
ロージャがポケットから出したのは淡いピンク色をしたリップクリーム。
見た目は一般的なそれと変わらないが、キャップを開けると確かに甘い匂いが鼻をくすぐる。
856ちゅ。
可愛すぎるリップ音がちょっとだけ照れ臭い。
私の薄くて手入れもそこそこな唇と違って、ロージャはケアに関心があるからキスしていて気持ちがいい。ハリがあって、すべすべで——少し、甘い。
「イチゴの飴でも食べたのか?」
キスに溺れそうなのを誤魔化しつつ、気になった匂いについて聞いてみた。
腰を抱く腕はそのままに、やや考える素振りを見せる。
「甘い匂いがする」
「ああ、香り付きリップ付けてるからね」
「香り付き?」
「そ。今日はイチゴの香り付きリップクリーム」
ロージャがポケットから出したのは淡いピンク色をしたリップクリーム。
見た目は一般的なそれと変わらないが、キャップを開けると確かに甘い匂いが鼻をくすぐる。
くまこ
DOODLE2/14〜4/9の分バレンタインでキャッキャしてるロジャ&マリが描けたのでよかったです
最近は脳内でキトフリが猛威を振るっています、お互いの愛が重めの可愛いカップルなのでお気に入り!
(24/4/9) 10
syunenmei
DONETSロジャグレ ミニスカメイド服の話「だぁから! そんなの私には似合わないって!」
「やってみないと分からないですよ」
「そう。やってみたら案外しっくりくるかも」
「しっくりこなかった時の代償がでかすぎるんだよ! ほらあの隅見てみろ! 良秀が腹抱えて笑ってやがるじゃないか!」
橙色の乙女と、無表情の中に期待を滲ませる美女に追い込まれて喚き散らす。
年長者としてみっともない? 大人なのに情けない?
やかましい。彼らが持つそれらから逃げられるなら無様にだってなってやる。
「せっかくウーティスがグレゴールのために裾上げまでしてくれたのに……このミニスカメイド服」
「上げすぎだろ。私の足はそんなに短くないぞ」
イシュメールが手に持った白いフリルと黒いスカート生地のコントラストが絶妙な、所謂メイド服を撫でる。どこから調達したのか知らないが、デザイン自体はよくあるコスチュームプレイに使用されるようなオーソドックスなものだ。スカートの丈が異常に短いことを覗けば。
1297「やってみないと分からないですよ」
「そう。やってみたら案外しっくりくるかも」
「しっくりこなかった時の代償がでかすぎるんだよ! ほらあの隅見てみろ! 良秀が腹抱えて笑ってやがるじゃないか!」
橙色の乙女と、無表情の中に期待を滲ませる美女に追い込まれて喚き散らす。
年長者としてみっともない? 大人なのに情けない?
やかましい。彼らが持つそれらから逃げられるなら無様にだってなってやる。
「せっかくウーティスがグレゴールのために裾上げまでしてくれたのに……このミニスカメイド服」
「上げすぎだろ。私の足はそんなに短くないぞ」
イシュメールが手に持った白いフリルと黒いスカート生地のコントラストが絶妙な、所謂メイド服を撫でる。どこから調達したのか知らないが、デザイン自体はよくあるコスチュームプレイに使用されるようなオーソドックスなものだ。スカートの丈が異常に短いことを覗けば。
floLact
DONEドラロナ事故ちゅーアンソロジーに寄稿させていただいたドラロナ漫画です。その節は誠にありがとうございました。
ヌヌヌヌヌヌが偶然うっかり作りすぎてしまったためにドーナツの分け前が増えたアルマジロのョン。 20
syunenmei
DONETSロジャグレ 紫色の匂い彼女とのキスはいつも紫色の匂いがする。
「ふ……ん……っ」
小柄な体は膝の上に乗せてもまだこちらが見下ろすけど、立っているよりくっついてる感じがして好きだ。
自分の腕の中で小動物みたいに震えるのも、思わず笑顔になってしまうくらい可愛い。
片腕で頑張ってすがってくる背中をぎゅっと抱き寄せて、気まぐれに髪に隠れたうなじをくすぐると舌の付け根が気持ちよさげに震えた。
「はふ……」
甘いキスに甘い吐息。
そして——紫色の匂い。
グレッグが愛する銘柄は煙が重く、味もひと吸いで舌がしびれ眩暈がしそうなほど濃厚な代物だった。そんなものを日頃から、戦闘中も手放せないせいで彼女には紫色の匂いがしみついている。
ゆらゆら揺れて、夢のように霧散する紫煙の匂いが。
575「ふ……ん……っ」
小柄な体は膝の上に乗せてもまだこちらが見下ろすけど、立っているよりくっついてる感じがして好きだ。
自分の腕の中で小動物みたいに震えるのも、思わず笑顔になってしまうくらい可愛い。
片腕で頑張ってすがってくる背中をぎゅっと抱き寄せて、気まぐれに髪に隠れたうなじをくすぐると舌の付け根が気持ちよさげに震えた。
「はふ……」
甘いキスに甘い吐息。
そして——紫色の匂い。
グレッグが愛する銘柄は煙が重く、味もひと吸いで舌がしびれ眩暈がしそうなほど濃厚な代物だった。そんなものを日頃から、戦闘中も手放せないせいで彼女には紫色の匂いがしみついている。
ゆらゆら揺れて、夢のように霧散する紫煙の匂いが。
syunenmei
DONETSロジャグレ 子守歌と赤い顔の話。そんな話デケェ男とちぃせぇ女の子守歌と赤い顔の話。そんな話。
——子守歌。
子守歌が聴こえる。
歌詞はぼんやりと。けど、ごく一般的で誰もが耳にするような、よくある子守歌だ。
……ふふ。たまに歌じゃなく適当な鼻歌になるの、なんだか少し可愛い。
ああ、この歌の主に会ってみたい。会って、顔を見て、それから——。
「——おはよう」
「……んぁ…………」
無機質な天井と微笑みかけて来る泣き黒子のイケメン君。
ぼやけた思考を瞬き数度で覚醒させる。その間に、頭の下の固い枕がロージャの太ももであったことも思い出して眼鏡も拾った。
「悪い、足疲れたでしょ」
「このくらい平気。可愛い寝顔の代金だと思えばもっと貸せるよ」
「はは……」
こんな年増女捕まえて何言ってんだか。
996——子守歌。
子守歌が聴こえる。
歌詞はぼんやりと。けど、ごく一般的で誰もが耳にするような、よくある子守歌だ。
……ふふ。たまに歌じゃなく適当な鼻歌になるの、なんだか少し可愛い。
ああ、この歌の主に会ってみたい。会って、顔を見て、それから——。
「——おはよう」
「……んぁ…………」
無機質な天井と微笑みかけて来る泣き黒子のイケメン君。
ぼやけた思考を瞬き数度で覚醒させる。その間に、頭の下の固い枕がロージャの太ももであったことも思い出して眼鏡も拾った。
「悪い、足疲れたでしょ」
「このくらい平気。可愛い寝顔の代金だと思えばもっと貸せるよ」
「はは……」
こんな年増女捕まえて何言ってんだか。