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    ⅱ三三3

    DONEししさめの日だって聞いたので、ししさめの出逢いと始まりってこんな感じだとかわいいな〜と妄想していたメモをまとめました。

    ※ライトファンなので設定等色々おかしくてもご容赦ください。

    一目惚れの先生と、じんわりとした好印象をいきなり炙られあたふたする狐さん。
    ししさめが出逢った日。「お前一人で帰るの? やめとけ危ないだろ、乗せてってやるから」

     学生のオイタを嗜め、ジャンクフードで腹を満たした足で招集を掛けた男のマンションへ流れ込み、意外にも“楽しく”遊び呆けて宵が更けた。
     真経津の部屋は雑然としており、床面積に反して眠れそうな場所も衛生環境も整っていなかった為、村雨が否応なく「そろそろ御暇する」と告げたときだった。誘った方ではない男からすかさず声が掛かった。尤も、今の村雨には聞こえていない。腕を引かれて見上げた唇の動きでそうと知ったのだ。
    (そもそも一人で来たのだから問題ないのだが……まあいいか)
     男——獅子神は自家用車でここまで来ている。マンションの地下へ駐車していたので、深夜帯にタクシーを呼ぶ手間と天秤に掛ければ、村雨が頷くのも自然だった。双方、自宅を把握していないという点を除けば。
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