土銀
MhrYuki
DONE土銀ちゃん。前に書いた【間接キス】の銀時視点みたいなやつ。あんまりまとまってないです。間接キス(ver.銀時)「金時!帰りにゲームセンターに行かんか?」
「あー今日は無理。」
「何だ、またアイツか?」
「おう。」
「俺達以外に友達が出来るとは…俺は嬉しいぞ!」
「はいはい。っていうか残ろうとするなよ。散れ、帰れ。」
ガヤガヤと騒ぎ立てる幼馴染たちを追い払い、1人静かになった教室で息を着く。
カラカラと窓を開けると、蝉の声と共に入ってきた風がカーテンを揺らした。
3階の1番奥、俺らの教室の窓際の椅子。そこは俺だけが知る秘密の特等席。野球部の副キャプテンであるアイツがよく見える場所。
窓の外へ目をやると、グラウンドでは野球部がピッチングの練習をしているようだった。その中でも一際輝いているように見えるアイツ。
全員同じ帽子、同じユニフォームに身を包んでいるはずなのに、どこにいても分かってしまうのは、この叶わぬ想いからだろうか。
1293「あー今日は無理。」
「何だ、またアイツか?」
「おう。」
「俺達以外に友達が出来るとは…俺は嬉しいぞ!」
「はいはい。っていうか残ろうとするなよ。散れ、帰れ。」
ガヤガヤと騒ぎ立てる幼馴染たちを追い払い、1人静かになった教室で息を着く。
カラカラと窓を開けると、蝉の声と共に入ってきた風がカーテンを揺らした。
3階の1番奥、俺らの教室の窓際の椅子。そこは俺だけが知る秘密の特等席。野球部の副キャプテンであるアイツがよく見える場所。
窓の外へ目をやると、グラウンドでは野球部がピッチングの練習をしているようだった。その中でも一際輝いているように見えるアイツ。
全員同じ帽子、同じユニフォームに身を包んでいるはずなのに、どこにいても分かってしまうのは、この叶わぬ想いからだろうか。
MhrYuki
DONE「嫉妬」 「黒猫」をテーマにして書いた土銀黒猫は嫉妬するパチンコの帰り道、路地裏から誰かを呼ぶような声が聞こえた。もう一度耳を澄ますと、奥の方から小さく小さく猫の鳴き声が聞こえてくる。
弱々しく、それでいて必死さを含んだその声は、まるで助けてと言っているようだった。
注意深く辺りを見回すと、ゴミ箱とビールケースの隙間に怪我をした黒い子猫がいた。
「…それで完治するまでウチで面倒見てるってワケ。」
「なるほどな。」
「もうさ、神楽と定春は構いたがるし、コイツはコイツで怯えて俺から離れねぇし。ギャーギャー大騒ぎで、もう大変だったんだよ。」
「それでアイツらは?」
「散歩行かせてそのまま新八んとこ。なークロ?」
そう言いながら優しく黒猫の頭を撫でる。猫は目を細めて喉をゴロゴロ鳴らしたあと、銀時の手に頭を擦り付けた。
1140弱々しく、それでいて必死さを含んだその声は、まるで助けてと言っているようだった。
注意深く辺りを見回すと、ゴミ箱とビールケースの隙間に怪我をした黒い子猫がいた。
「…それで完治するまでウチで面倒見てるってワケ。」
「なるほどな。」
「もうさ、神楽と定春は構いたがるし、コイツはコイツで怯えて俺から離れねぇし。ギャーギャー大騒ぎで、もう大変だったんだよ。」
「それでアイツらは?」
「散歩行かせてそのまま新八んとこ。なークロ?」
そう言いながら優しく黒猫の頭を撫でる。猫は目を細めて喉をゴロゴロ鳴らしたあと、銀時の手に頭を擦り付けた。
MhrYuki
DONE学パロ土銀間接キス「土方センパイお疲れ様ッス!」
「おう、お疲れ。」
「トシ!今から俺ん家でゲームしないか?」
「あー。今日は先約あるからパス!」
昇降口で声をかけてくる部活仲間たちの誘いを断って、1段飛ばしで階段を駆け上がっていく。
はやく、はやくアイツの所へ。
「ハァ…ハァ…悪ぃ坂田遅くなった…。」
3階の1番奥、俺たちの教室の扉をガラッと開けると窓際の席の生徒がゆっくりこちらを向いた。
「お、土方お疲れさん。」
声をかけてきたソイツは坂田銀時。俺の想い人だ。
「おう。っていうか、あっちーな。もっと涼しいとこで待ってりゃ良かったのに。」
「んー。でもここなら土方よく見えるし。」
ニコッと笑う顔が可愛い。男相手に可愛いなんて変だと思われるかもしれないけど、それでも坂田は可愛いと思う。
1129「おう、お疲れ。」
「トシ!今から俺ん家でゲームしないか?」
「あー。今日は先約あるからパス!」
昇降口で声をかけてくる部活仲間たちの誘いを断って、1段飛ばしで階段を駆け上がっていく。
はやく、はやくアイツの所へ。
「ハァ…ハァ…悪ぃ坂田遅くなった…。」
3階の1番奥、俺たちの教室の扉をガラッと開けると窓際の席の生徒がゆっくりこちらを向いた。
「お、土方お疲れさん。」
声をかけてきたソイツは坂田銀時。俺の想い人だ。
「おう。っていうか、あっちーな。もっと涼しいとこで待ってりゃ良かったのに。」
「んー。でもここなら土方よく見えるし。」
ニコッと笑う顔が可愛い。男相手に可愛いなんて変だと思われるかもしれないけど、それでも坂田は可愛いと思う。