拓
さめはだ
DONE大学生拓二同じ大学。一人暮らし拓。
これは夢だろうか、だったらとんだ悪夢だな。拓也はそう思いながら、部屋の入り口に佇んでいた。目線の先にはベット、そこに腰掛けた長髪の青年。
「こ、輝ニ…さん…」
「ああおかえり、邪魔してるぞ」
輝二が自室にいることは知っていた。待ち合わせした大学構内にて事前に鍵を手渡したのは紛れもなく拓也自身。今からバイトだからと別れた時には、まさかこんなことになるとは思わなかった。
ベットに腰掛けた輝二が、グラビア雑誌を広げている。
「……スゥ……それはッ、」
「借りものなんだろ?お前の友達とやらが返してくれって声かけてきたから知ってるぞ」
深呼吸した後に続くはずだった言い訳は、被せてきた声で形にならない。なにを慌てて…と揺らす肩に合わせて黒髪がさらりと流れ落ちる。普段拓也が使っているヘアバンドで前髪を上げた状態でくつろいでいた。くつろぐのはいい、なにも問題はない。だがその手元。
2187「こ、輝ニ…さん…」
「ああおかえり、邪魔してるぞ」
輝二が自室にいることは知っていた。待ち合わせした大学構内にて事前に鍵を手渡したのは紛れもなく拓也自身。今からバイトだからと別れた時には、まさかこんなことになるとは思わなかった。
ベットに腰掛けた輝二が、グラビア雑誌を広げている。
「……スゥ……それはッ、」
「借りものなんだろ?お前の友達とやらが返してくれって声かけてきたから知ってるぞ」
深呼吸した後に続くはずだった言い訳は、被せてきた声で形にならない。なにを慌てて…と揺らす肩に合わせて黒髪がさらりと流れ落ちる。普段拓也が使っているヘアバンドで前髪を上げた状態でくつろいでいた。くつろぐのはいい、なにも問題はない。だがその手元。
さめはだ
DONE拓+2♀。2♀の一人称、俺
そよそよと心地の良い風が頬を撫でる。次の瞬間、ビョアツ!!と吹き上げるからデジタルワールドの気候は本気で読めない。
「きゃあッ!」
「ぉッ!」
一歩後ろを歩いていた二人の悲鳴が聞こえてくる。…一つは悲鳴と言ってもいいものか、議論の余地がある。
「泉ちゃん、輝ニ、大丈夫か?!」
「ごめんなさい、大丈夫よ。スカートがちょっと…」
振り返れば、真っ赤になった泉と、不機嫌そうに顔をしかめた輝ニが足を止めていた。どうやらさっきの強風が彼女たちにイタズラしたらしい。
「泉、これでも巻いておけ」
青色のパーカーを差し出しながら、風で乱れた髪を一度解いていた。「Grazie!ありがとうっ!」と満面の笑顔で返事を返した泉が、スカートを覆うように腰元にそのパーカーを巻く。
948「きゃあッ!」
「ぉッ!」
一歩後ろを歩いていた二人の悲鳴が聞こえてくる。…一つは悲鳴と言ってもいいものか、議論の余地がある。
「泉ちゃん、輝ニ、大丈夫か?!」
「ごめんなさい、大丈夫よ。スカートがちょっと…」
振り返れば、真っ赤になった泉と、不機嫌そうに顔をしかめた輝ニが足を止めていた。どうやらさっきの強風が彼女たちにイタズラしたらしい。
「泉、これでも巻いておけ」
青色のパーカーを差し出しながら、風で乱れた髪を一度解いていた。「Grazie!ありがとうっ!」と満面の笑顔で返事を返した泉が、スカートを覆うように腰元にそのパーカーを巻く。
さめはだ
DONE成人済み拓→→→(←)二 猫っ毛に見えて、実際は想像してるよりも硬い髪質だと知っている。そのごわつく茶髪がテーブルの上に散らばった。勢いがつき、額とテーブルが接触するときに鈍い音が鳴ったが、当の本人はそんな事を気にする余裕はない。
「なぁー」
「なんだ」
「なーあぁ〜こーじぃ〜…」
「だから、なんだって」
「いい加減さぁ〜はいって言ってよ、もういいじゃん俺でぇ〜」
12のときバッサリと切り落とした黒絹は、人生最長の長さまで伸びていた。なぜまた伸ばしだしたのかを、当時長髪仲間として話を弾ませていた泉が問うたら「なんとなく。まあ慣れだな」とあっけらかんと言ってのけた輝ニの髪は背中の半分までになっていた。普段は一本に纏めているのだが、気のおける友人と兄の傍ら楽さが勝り、クリップで後頭部に一纏めにされている。そのクリップも、目の前の酔っ払いの駄々により外されて、シャンプーの香りを漂わせながら首筋を覆っていた。
5429「なぁー」
「なんだ」
「なーあぁ〜こーじぃ〜…」
「だから、なんだって」
「いい加減さぁ〜はいって言ってよ、もういいじゃん俺でぇ〜」
12のときバッサリと切り落とした黒絹は、人生最長の長さまで伸びていた。なぜまた伸ばしだしたのかを、当時長髪仲間として話を弾ませていた泉が問うたら「なんとなく。まあ慣れだな」とあっけらかんと言ってのけた輝ニの髪は背中の半分までになっていた。普段は一本に纏めているのだが、気のおける友人と兄の傍ら楽さが勝り、クリップで後頭部に一纏めにされている。そのクリップも、目の前の酔っ払いの駄々により外されて、シャンプーの香りを漂わせながら首筋を覆っていた。
さめはだ
DONE拓→←2♀の両片想い学パロ拓、一人暮らし
女の買い物は長いとは聞くけれど、ここまでだとは思わなかった。
設置されたソファに溶け込んでしまう勢いで、だらりと項垂れる俺の足元にはショップバックの塊が、膝の上には彼女たちのかばんが乗せられている。げっそりした面持ちで顔をあげれば、テンション高くあーでもないこーでもない言ってる泉と、そんな泉に充てられて表情を綻ばせた輝ニが見えた。プラカップから伸びたストローに口を付けて吸い上げても、ずずずっと音がなるだけでほとんど水の味。俺がどれだけ待ちぼうけを食らってるかを、手元のコーヒーが物語っている。
ばちっと合わさった目線の後、輝ニが軽く手を降ってくるから俺も手を上げて返事を返す。それだけで口角を上げて見せるから、もう少しだけなら待ってやろうって気にもなるね。…俺、アイツに甘すぎじゃね?
9822設置されたソファに溶け込んでしまう勢いで、だらりと項垂れる俺の足元にはショップバックの塊が、膝の上には彼女たちのかばんが乗せられている。げっそりした面持ちで顔をあげれば、テンション高くあーでもないこーでもない言ってる泉と、そんな泉に充てられて表情を綻ばせた輝ニが見えた。プラカップから伸びたストローに口を付けて吸い上げても、ずずずっと音がなるだけでほとんど水の味。俺がどれだけ待ちぼうけを食らってるかを、手元のコーヒーが物語っている。
ばちっと合わさった目線の後、輝ニが軽く手を降ってくるから俺も手を上げて返事を返す。それだけで口角を上げて見せるから、もう少しだけなら待ってやろうって気にもなるね。…俺、アイツに甘すぎじゃね?
さめはだ
DONEらnまパロ拓♀2♀ シンプルだけど上品で可愛らしいデザインだなと、さすがの俺でもそのぐらいは感じ取れる。白を基調にしたケーキスタンドがでてーんと置かれたテーブルには、お揃いであろうティーカップとお皿が用意されていた。
「いただきまーっ」
「待て拓也」
「んだよぉ…あ、こーゆーのは写真とんのか」
脇に退けていたバックからすちゃりと取り出したスマホをひらつかせる。そうだよな、せっかくキレーでカワイー空間だからな。
数日前、破顔しながら突きつけられた液晶には予約済みの文字が浮かんでいた。何のことだと輝ニを見ればそれはもう嬉しそうに「行くぞ、アフタヌーンティー」と言ってのける。デートではなくお茶のお誘いに、疑問を感じる間もなく冷や汗が滲み出た。
4374「いただきまーっ」
「待て拓也」
「んだよぉ…あ、こーゆーのは写真とんのか」
脇に退けていたバックからすちゃりと取り出したスマホをひらつかせる。そうだよな、せっかくキレーでカワイー空間だからな。
数日前、破顔しながら突きつけられた液晶には予約済みの文字が浮かんでいた。何のことだと輝ニを見ればそれはもう嬉しそうに「行くぞ、アフタヌーンティー」と言ってのける。デートではなくお茶のお誘いに、疑問を感じる間もなく冷や汗が滲み出た。
さめはだ
DONE成人済同棲拓二喫煙者拓
冬の乾燥した空気が開けたベランダの扉から入ってきた。鋭く刺すような冷気に「さっぶ!」と声を上げた拓也が、並んだベランダ用のサンダルへと足をさしいれる。
すぐに閉めようと手をかけた扉は、輝ニによって阻止された。
「うっわ…寒いな…」
「え、なに…輝ニも出るの?」
日も落ちて、拍車がかかった寒空の下わざわざベランダへ出た理由は拓也の手元にある。握られた長方形の箱とターボ式ライター。換気扇の下で吸えば?と声をかけられるが、拓也は頑なに外へと出たがった。喫煙者でもない輝ニがそのニオイに慣れたとしても、2人の部屋でニオイが少しでも残ってしまう事に拓也は申し訳無さを感じるからだ。確いう輝ニは、確かにいい気持ちはしないが、ぷかぷか煙を吹かす姿を気に入っているから見ていたいという気持ち込みでの声かけだった。そんな事知る由もない拓也は、今日も今日とて外へと足を運んでいる。
1928すぐに閉めようと手をかけた扉は、輝ニによって阻止された。
「うっわ…寒いな…」
「え、なに…輝ニも出るの?」
日も落ちて、拍車がかかった寒空の下わざわざベランダへ出た理由は拓也の手元にある。握られた長方形の箱とターボ式ライター。換気扇の下で吸えば?と声をかけられるが、拓也は頑なに外へと出たがった。喫煙者でもない輝ニがそのニオイに慣れたとしても、2人の部屋でニオイが少しでも残ってしまう事に拓也は申し訳無さを感じるからだ。確いう輝ニは、確かにいい気持ちはしないが、ぷかぷか煙を吹かす姿を気に入っているから見ていたいという気持ち込みでの声かけだった。そんな事知る由もない拓也は、今日も今日とて外へと足を運んでいる。
さなだむしお
DOODLE今週のワンドロに柳ニキのお名前があったので楽しみすぎて興奮して描いてた(ワンドロはロム専)下の3人誰にしよう
結局師尊とアニメで衣装がわかってた岳清源と木清芳にしたのぜ
元ネタは『特攻(ぶっこみ)の拓』の「ケンカの話の時間だ!コラァ!!」 3
こんぺいとう
DONE #キスシーンを14字で書く朔唯・銀唯・疾唯(竜唯)・成唯
刑唯・桐唯・凛唯・流唯(榛唯)
拓唯・三唯・乙唯・源唯
笹唯・仁唯・怜唯・篠唯
慧唯・巽唯・浮唯・堂唯 (順不同)
楽しく全員書けました!
惟唯・七唯 追加 (2023/09/16) 22
さめはだ
DONE拓二(同棲)「おい」
なかなかの再現度じゃね?、と目を輝かせながら手にしたプレートには、あの村で作り上げたハンバーガーが乗っていた。なにやら上機嫌にキッチンに立っているなと思っていた輝ニが、換気扇を強風で回していても微かに残った香りに顔をしかめた。
「んぁ?」
掴んだそれを頬張ろうと大口開けた所に声がかかり、なんとも間の抜けた声と表情で隣に腰をどかっと落とした細身を見やった。休みの日の彼らしい、緩いシルエットのシャツとカーディガンに黒髪がさらりと流れ落ちる。
「輝ニも食べる?」
「いや、いい」
「そ?じゃあ、いただきまー、」
「…おい」
再び声がかかり手を止める。2度も遮られ、拓也の眉は顰められた。
「だからぁ、なんだよ」
815なかなかの再現度じゃね?、と目を輝かせながら手にしたプレートには、あの村で作り上げたハンバーガーが乗っていた。なにやら上機嫌にキッチンに立っているなと思っていた輝ニが、換気扇を強風で回していても微かに残った香りに顔をしかめた。
「んぁ?」
掴んだそれを頬張ろうと大口開けた所に声がかかり、なんとも間の抜けた声と表情で隣に腰をどかっと落とした細身を見やった。休みの日の彼らしい、緩いシルエットのシャツとカーディガンに黒髪がさらりと流れ落ちる。
「輝ニも食べる?」
「いや、いい」
「そ?じゃあ、いただきまー、」
「…おい」
再び声がかかり手を止める。2度も遮られ、拓也の眉は顰められた。
「だからぁ、なんだよ」
rindou_sousaku
SPOILERCoC「ダンテの審判」キャンペーン「地獄篇~天国篇」のネタバレあり
NPC立ち絵とかまとめ
最後のは記念魚拓
※ロゴは作者様の素敵素材お借りしています
※2023.4.21更新 23
素のおうどん
DOODLE⚠️腐/拓カム裏垢落書きまとめ④ 原稿やばすぎて捗った。
1.朝トレ後のカムイ
2.SASUKEやってる拓馬
6.あけおめことよろ絵
※PW:R15程度のお下品な絵が混ざっています。よろしいですか?→yes/no 6
あたりちかげ
CAN’T MAKE夜市の髪型を新規開拓したい❗と思っていじってたんだけど、分け目を左に変えると誰か分からなくなってしまってウーン!ボツ!にしました 髪ちょっと短くするのもしたいpass / 探索者のなまえ 3