松島
tsuzuki_trpg
INFO•┈┈┈••✦••┈┈┈•𝘾𝙖𝙡𝙡 𝙤𝙛 𝘾𝙩𝙝𝙪𝙡𝙝𝙪
【 桐と枸櫞 】
KP/KPC 都築 / 松島 勇翔
PL/PC ゆたろさん / 早矢仕 和真
▷エンド1にてシナリオクリア
•┈┈┈••✦••┈┈┈•
odgr
SPOILERチェズルク版ワンドロワンライ第二期おめでとうございます!お題『永遠』、台詞お題『会いたかった』をお借りしました。キャラブバレ有、ウィリアムズ邸の庭にハーブを植え替えるチェズルクの話です。
※作中の詩は«岩波書店 松島正一編『対訳・ブレイク詩集 イギリス詩人選<4>』»より引用。
銅製のジョウロから、さらさらと水が降り注ぐ。
細長い口の先から霧雨のように散る細かな水の粒は、光を弾いて輝いていた。十分に新鮮な水を含んだ土の匂いを心地よさそうに吸い込んで、ルークは軽くなったジョウロを掲げた。
「このジョウロ、すごく使いやすいな。いつも有難う、チェズレイ」
「旅先で、良い仕事をする銅細工職人と巡り会えたもので。お気に召したようでしたら、光栄ですよ」
「わざわざオーダーしてくれたのは嬉しいけど、大変だったんじゃないか? 収穫出来たディルの種を分けて欲しいと言ったのは僕だけど、まさか会えるとは思ってなかったから。しかも、あの時のキットの鉢まで持って」
「おや、ボスは私にお会いになりたくなかったとでも?」
2977細長い口の先から霧雨のように散る細かな水の粒は、光を弾いて輝いていた。十分に新鮮な水を含んだ土の匂いを心地よさそうに吸い込んで、ルークは軽くなったジョウロを掲げた。
「このジョウロ、すごく使いやすいな。いつも有難う、チェズレイ」
「旅先で、良い仕事をする銅細工職人と巡り会えたもので。お気に召したようでしたら、光栄ですよ」
「わざわざオーダーしてくれたのは嬉しいけど、大変だったんじゃないか? 収穫出来たディルの種を分けて欲しいと言ったのは僕だけど、まさか会えるとは思ってなかったから。しかも、あの時のキットの鉢まで持って」
「おや、ボスは私にお会いになりたくなかったとでも?」