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    kimitsu

    PROGRESSれおなぎオメガバシリーズの三話目です。
    四話、レオと子供が和解
    五話、プロポーズ(ハピエン)
    と続きます。
    ↓このシリーズです
    玲王そっくりな凪の子供はバスケに夢中らしい
    https://www.pixiv.net/novel/show.php?id=19833472

    支部にあげる際、いろいろ修正すると思います。
    玲王そっくりな凪の子供はバスケに夢中らしい(3)あの一件以来、レオは頻繁にうちに遊びに来るようになっていて、正直、困っている。
    「やだーーー!レオくんかえって!!!」
    「何を!?一応お前に血を分けた人間だぞ!お前の半分は俺で出来てるんだぞ!!」
    「きらいーーーせいちゃんもこないでっていってたもん!」
    「嘘つけ!!凪はそんなこと……そんなこと言わないよな、凪」
    俺はそれには答えず、エプロンで手を拭いて黙って夕食の支度を続ける。どうせ泣かされるのだからレイも構わなきゃいいのに、レオの正面まで駆けていって、イーダ!と歯を剥き出している。
     

     
    レオが初めて我が家を訪れたあの日、家を飛び出したもののすぐに追いつかれてしまった俺たちは、3人で駅前のファミレスに入った。人目があれば、お互い(主にレオが)感情的になったり暴走したりしないだろうという魂胆だった。レイがずっとしくしく泣いているものだから、周りの人がこっそり声をかけてくれたり、店員さんに「何かあれば合図してください。通報します」とメモを寄越してくれたりした。そのくらい、はたから見て異常な雰囲気だったんだと思う。
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    💤💤💤

    MOURNING治安が悪い凪玲(なぎれお/ngro)の話4

    ※完全に趣味なチャイナカンフーパロのその後の小話(7gがr0の情夫ってシチュを書きたかっただけだよ!)
    ※むぎさん(@mugyu1219)から素敵なタイトルをいただいたので書きました…が、イメージやら何やらズレてしまったので供養です、いつかリベンジしたい!
    251【凪玲】明日の月も綺麗でしょうね こいつはこんなに――愛の深い奴だっただろうか。

    「……は?」
    凪の眉が釣り上がる。いや、は?じゃねぇよ。いつも行ってんじゃねぇか、会議くらい。大体月一なんてそんな頻繁じゃねぇし、先月も先々月も行ってただろ。
     俺はため息をついて体を起こした。凪は俺を見上げてくる。月明かりの下、同じベッドの中でお互い裸――けどそんなのは昨日だってそうだし、その前もそうだった。何なら"こういう風になる前"だって、ベッドを幾度となく共にしてきている。
     ただ、こんな風に事後に会話するようになったのは最近のことだ。存外この男はピロートークというやつが好きらしい。それは取り止めのない話ばかりで、やれ月が綺麗だの、明日は雨らしいだの――だからこっちも調子を合わせたつもりで明日の予定の話をしてやったってのに、この反応だ。
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