禁足地
Asahikawa_kamo
PAST烏天狗mcとショタkgmのkgmmc。とある田舎の禁足地に足を踏み入れてしまったショタkgmと、その土地を守っていた烏天狗mcの邂逅諸々の話です。ふんわりtgの香りもします。
#序
雄大な山々に囲まれた景色の中に、ぽつぽつと散らばるように点在する家たち。田畑はどこまでも伸び広がり、細いあぜ道は森の麓まで首を伸ばしている。人の薄い自然は、間違いなく田舎と呼ばれるべき風景だった。
その田畑の合間で、一人の少年は高い太陽をひとつ見上げてから小さな手を掲げる。眩しさに眩んだ双眸は淡いブラウンを強く際立たせていて、そこにかかる前髪は柔らかなカフェオレカラーだ。品の良さそうなシャツとサスペンダーを纏わせながらぱちりとその大きな瞳を瞬かせると、少年は一度やってきた道を振り返る。遠くに見える田舎の家々に、聞いたこともないような虫が足元で歌う。少年が住んでいる都会の高層ビルでは一度も見たことのなかった光景だ。それだけで、胸の奥底がわっと沸き立つように熱くなる心地に見舞われる。今にも走り出したいという衝動と、きっとはしたないとお母様に言われてしまうだろうという理性が少年の心の中で火花を散らしていた。
13140雄大な山々に囲まれた景色の中に、ぽつぽつと散らばるように点在する家たち。田畑はどこまでも伸び広がり、細いあぜ道は森の麓まで首を伸ばしている。人の薄い自然は、間違いなく田舎と呼ばれるべき風景だった。
その田畑の合間で、一人の少年は高い太陽をひとつ見上げてから小さな手を掲げる。眩しさに眩んだ双眸は淡いブラウンを強く際立たせていて、そこにかかる前髪は柔らかなカフェオレカラーだ。品の良さそうなシャツとサスペンダーを纏わせながらぱちりとその大きな瞳を瞬かせると、少年は一度やってきた道を振り返る。遠くに見える田舎の家々に、聞いたこともないような虫が足元で歌う。少年が住んでいる都会の高層ビルでは一度も見たことのなかった光景だ。それだけで、胸の奥底がわっと沸き立つように熱くなる心地に見舞われる。今にも走り出したいという衝動と、きっとはしたないとお母様に言われてしまうだろうという理性が少年の心の中で火花を散らしていた。
羣咲カナメ
DOODLE白澤さん(道満in)がうちのラグナドオリキャラ妖怪の陰摩羅鬼と
遭遇する漫画を描きました。
原作キャラとオリキャラの
絡みが苦手な方は注意です。
~あらすじ~
天狗ノ國の件で脱け出した白澤は
偶然、天狗ノ國では禁足地とされている
森の中に足を踏み入れる。
すると、頭上から大きな羽音が聞こえ、
見上げるとそこには陰の気を纏った
異形の妖怪の姿が…… 3
tatsu_tatta
MEMO❚邪説・学校の怪談❚五番目 立ち入り禁止の旧校舎
――最も身近な禁足地。
ほろほろさん 『ほろ露』
https://twitter.com/tatsu_tatta/status/1651634242567430145?s=20 3