蜘蛛
genopapa2
MAIKING蜘蛛32小説のかきかけはちみつぷれい その夜、ピーター2と僕はしたたかに酔っていた。
久々に二人きりでゆっくり過ごせるのが嬉しすぎたから、適当に買ったワインが思いがけず美味しく飲みやすかったから、超人的パワーを持っていても僕らが別に酒に強いわけではないことを忘れていたから……原因はどれでもいい。問題は、僕にソファに押し倒されたピーター2が、手前のテーブルに立っている蜂蜜ボトルを指さして、こう宣ったことだ。
「あれ、とってくれない?」
僕を映す瞳はじれったそうに熱を孕み、すでに僕のキスを何度も受けた唇はてらつき、息も乱れている。そんな状態の彼の言葉に、僕は意味がわからず困惑した。
「はちみつ……? なんで?」
なぜ蜂蜜があるかというと、カマンベールチーズやブルーチーズにかけると最高のワインのつまみになるからだ。しかし酒宴が終われば、この甘味料に出番はないはず。……まさか飲むのだろうか?
1043久々に二人きりでゆっくり過ごせるのが嬉しすぎたから、適当に買ったワインが思いがけず美味しく飲みやすかったから、超人的パワーを持っていても僕らが別に酒に強いわけではないことを忘れていたから……原因はどれでもいい。問題は、僕にソファに押し倒されたピーター2が、手前のテーブルに立っている蜂蜜ボトルを指さして、こう宣ったことだ。
「あれ、とってくれない?」
僕を映す瞳はじれったそうに熱を孕み、すでに僕のキスを何度も受けた唇はてらつき、息も乱れている。そんな状態の彼の言葉に、僕は意味がわからず困惑した。
「はちみつ……? なんで?」
なぜ蜂蜜があるかというと、カマンベールチーズやブルーチーズにかけると最高のワインのつまみになるからだ。しかし酒宴が終われば、この甘味料に出番はないはず。……まさか飲むのだろうか?
文十鳥
DOODLEhttps://www.youtube.com/watch?v=0ZMkV0Wijhsこちらに提供したイラストたちです~~!!楽しかったーー!!!そして動画すごいので是非どうぞ
順にじょかじょか、蜘蛛踊り、幸せ家族、蹂躙、のばのばのPCだよ。ネタバレは無いよ!! 18
蒼乃ニケ
MOURNING葉っぱとか花びらを主食にしてる蜘蛛ぐだの巣に蝶々オベがかかってたので逃してあげたら翌日違う虫になって戻ってきて「わざと引っかかってやったのに…お前が食べないのなら俺がお前を食べる!!」的なものを描こうとしてボツにしたもの…頭おかしいのでは?(まだスランプ)774xxxxxx
DONE【良いこと】 炭伊原作寄り時空の炭伊未満。未満だけどやがて二人が番となる世界でのお話。蜘蛛山編〜遊郭編の間っぽい時期。
画像1枚目に諸注意ございますのでご一読お願いいたします。
表紙画像お借りしました(https://www.pixiv.net/users/2532816)。 9
Inada_trpg
DOODLE蜘蛛踊りなんもはじまってないけどらくがき誰でもみていいよ
まりやさん。
キャラシ作ったときバストアップ絵しか作ってなかったから下半身どうするつもりだったか完全に忘れた。こんなかんじだったっけ?
_kaku0609
TRAININGスパイダーマン:ノー・ウェイ・ホームの🕷三兄弟大好き!!この三人がわちゃわちゃしてるの永遠に見ていられる尊い🙏✨
絵は記念撮影&寄せ書きなイメージ。
文字なしverも。 2
なかれ
DOODLE元ネタ、というより発想元は芥川龍之介の蜘蛛の糸です。なんとも言えない読後感が好きです。
韓国語に翻訳していただきました↓
https://twitter.com/nakare_yuri/status/1504038011348131840?s=20&t=ALmW-4GdAVoTc5ZfLaIiJw 3
masasi9991
DONE土蜘蛛さんと大ガマさんが出会ったときの話川のぬし 通りすがりの農民から、不思議そうな目で遠巻きに眺められる。ここらで見ぬ顔だといことであろうから、致し方のないことだ。しかし数日こうしていれば、きっとすぐに見飽きた顔だと思われるようになるに違いない。しばらくの間この付近に館を構えるつもりであるから、こうして顔を売っておきたいのだ。売れるほどの顔はしておらぬが、ともかく。
そういうつもりでしばらくの間、特に真昼のまったく妖怪の類など出そうにもないのどかな時間に、川のほとりに座って釣り糸を垂らしていた。別段魚も好きではなし、となると釣りというのもそう楽しめる質でもないが、先に述べた目的のため、餌も針もろくに付けていないような糸を川面へ。真っ昼間の陽気と相まって、川面は実に清浄である。良い土地だ。
1093そういうつもりでしばらくの間、特に真昼のまったく妖怪の類など出そうにもないのどかな時間に、川のほとりに座って釣り糸を垂らしていた。別段魚も好きではなし、となると釣りというのもそう楽しめる質でもないが、先に述べた目的のため、餌も針もろくに付けていないような糸を川面へ。真っ昼間の陽気と相まって、川面は実に清浄である。良い土地だ。
沙羅ぽよ
PAST『誰がロックを殺すのか』HO1 神原明輝『火点し頃の蜘蛛踊り』PC2 佐地碧
『Night light』HO2 陽暮春都
一枚絵、差分まとめ。ネタバレ等は特にありませんただ顔が並んでるだけオエッ 7
Fy_Onsen
DOODLE義鬼 宗教パロ 一度支部に上げたものです。吸血鬼の義丸と神父の鬼蜘蛛丸さんの設定です
ダークファンタジーという体で世界観が全くのオリジナルですので、苦手な方は御遠慮ください💦
君と云う名の十字架鐘の音が聞こえるだろうか。
間延びした、けれどしっかりと根を張るようなその音色が
君には聞こえているだろうか。
ここはとある世界のとある国。
優美な煉瓦造りの家や建物が並び、平民街と貴族街が存在する、歴史の長い由緒ある国だ。人々はここで暮らし、働き、歌い、或いは踊って、娯楽を楽しみ、実に健全に生きている。しかし、全てが幸せや喜びに満ちている訳ではなかった。
この世界には「怪物」が存在するのだ。墓場に漂うゴーストや、首無し騎士、狼男など様々な怪異が、人々に認識されている。それらは滅多に人里には来ないわけだが、取り分けポピュラーな存在が「吸血鬼」である。吸血鬼は自分好みの生き血を吸い、永きに渡って生き続ける不老不死の存在で、あちこちに被害が出て騒がれている。そんな吸血鬼を狩る為の吸血鬼狩りといった生業も儲かるほどに、吸血鬼は潜んでいる。
10056間延びした、けれどしっかりと根を張るようなその音色が
君には聞こえているだろうか。
ここはとある世界のとある国。
優美な煉瓦造りの家や建物が並び、平民街と貴族街が存在する、歴史の長い由緒ある国だ。人々はここで暮らし、働き、歌い、或いは踊って、娯楽を楽しみ、実に健全に生きている。しかし、全てが幸せや喜びに満ちている訳ではなかった。
この世界には「怪物」が存在するのだ。墓場に漂うゴーストや、首無し騎士、狼男など様々な怪異が、人々に認識されている。それらは滅多に人里には来ないわけだが、取り分けポピュラーな存在が「吸血鬼」である。吸血鬼は自分好みの生き血を吸い、永きに渡って生き続ける不老不死の存在で、あちこちに被害が出て騒がれている。そんな吸血鬼を狩る為の吸血鬼狩りといった生業も儲かるほどに、吸血鬼は潜んでいる。
masasi9991
DONEちょっと昔の土蜘蛛さんと大ガマさん侵入 天井から落っこちてきた。なんだこいつは、と訝しんで覗き込む。がしかし、こいつは罠か、と遅れて気付いた。白い玉のような砂利の床に落ちた小指の先ほどの黒い粒には、足が一、二、三……八本生えている。おれは慌てて後ろに飛び退いた。
そいつはぴょんと飛び跳ねた。蜘蛛は跳ねない。糸をを掴んで、糸を伝って、飛び上がったのだ。だからぶらんぶらんと弧を描いて揺れる。糸の半円よりは飛び出せない。だのにおれは大袈裟に飛び上がっちまった。
やっちまったなァ、と居心地の悪さに舌打ち。随分大袈裟に驚くもんだって、あいつは今頃笑っているだろう。嫌味な含み笑いだ。おれからあっちは見えちゃいないが、見えてなくとも目に浮かぶ。きっといつもの座敷で茶菓子でも齧りながら一人で笑っているに違いない。
623そいつはぴょんと飛び跳ねた。蜘蛛は跳ねない。糸をを掴んで、糸を伝って、飛び上がったのだ。だからぶらんぶらんと弧を描いて揺れる。糸の半円よりは飛び出せない。だのにおれは大袈裟に飛び上がっちまった。
やっちまったなァ、と居心地の悪さに舌打ち。随分大袈裟に驚くもんだって、あいつは今頃笑っているだろう。嫌味な含み笑いだ。おれからあっちは見えちゃいないが、見えてなくとも目に浮かぶ。きっといつもの座敷で茶菓子でも齧りながら一人で笑っているに違いない。
NumanoSakana
MEMO寂しさからの怒りでドラゴンになっちゃった江澄をつけねらう蜘蛛曦臣黒い狐の魏嬰と魏嬰が好きすぎて自分の毒に溺れて欲しい藍湛
幼馴染みで、義兄で、師兄で、戦友で、敵になった夷陵老祖・魏無羨が江澄をおいて自ら操っていたはずの屍凶に八つ裂きにされて十余年。
江澄の中で義兄は父のお気に入りで江澄が躊躇うことも簡単にやってのけ、英雄になりたがる、決して追いつけない憧れであった。だからこそ義兄を名乗る輩を捕らえて江澄の鬱憤を拷問で晴らしているうちに赤子であった金凌は生意気を言うほど大きくなった。だというのに義兄は一向に誰の身体も奪わず、金凌の顔を一度たりとも見にも来ず、江澄の不満を聞きに来てくれない。
執務室で一人ため息をつけば机の上に音もなく鼬が登ってきた。江澄の使い魔であるこの鼬は彼が心配で顔を見にきたらしい。その使い魔の全身をありがとうと労うように撫でれば気持ち良さそうに寝転がる。その毛皮は滑らかで美しいきつね色をしていた。狐は義兄の獣だった。それは美しい黒狐で犬に似ているのに嘲るような顔が江澄はいつも気にくわなかった。突然キィと甲高い鳴き声がした。見れば穏やかに撫でていた江澄の手は薄く紫に輝く黒い鱗に覆われ指先にある蜥蜴のような鋭い爪が使い魔の柔い肉を突き破っていた。慌てて治療を施す手はすでに人のものに戻っており、この場面だけをみれば怪我をした獣を治療しているようにしか見えない。だが江澄はまたやってしまったとため息をつく。彼を心配そうに見る使い魔の視線が胸に刺さる。
2456江澄の中で義兄は父のお気に入りで江澄が躊躇うことも簡単にやってのけ、英雄になりたがる、決して追いつけない憧れであった。だからこそ義兄を名乗る輩を捕らえて江澄の鬱憤を拷問で晴らしているうちに赤子であった金凌は生意気を言うほど大きくなった。だというのに義兄は一向に誰の身体も奪わず、金凌の顔を一度たりとも見にも来ず、江澄の不満を聞きに来てくれない。
執務室で一人ため息をつけば机の上に音もなく鼬が登ってきた。江澄の使い魔であるこの鼬は彼が心配で顔を見にきたらしい。その使い魔の全身をありがとうと労うように撫でれば気持ち良さそうに寝転がる。その毛皮は滑らかで美しいきつね色をしていた。狐は義兄の獣だった。それは美しい黒狐で犬に似ているのに嘲るような顔が江澄はいつも気にくわなかった。突然キィと甲高い鳴き声がした。見れば穏やかに撫でていた江澄の手は薄く紫に輝く黒い鱗に覆われ指先にある蜥蜴のような鋭い爪が使い魔の柔い肉を突き破っていた。慌てて治療を施す手はすでに人のものに戻っており、この場面だけをみれば怪我をした獣を治療しているようにしか見えない。だが江澄はまたやってしまったとため息をつく。彼を心配そうに見る使い魔の視線が胸に刺さる。