賭け麻雀
kukono4
DONE賭け麻雀でエノコロさんの奴隷になったので(二回目)「みことお推しの腐男子ひさぎがマークしてなかったちさとに迫られてメロメロになった結果、ちさひさ推しになった件」を書きました。俺、ちさひさ推しじゃないから!の続き俺、ちさひさ推しかも 俺はみことお推しだ。そうなのに。みことお以外のカップリングに興味は全くなかった。それがこの前までの俺。今の俺は三言と遠流がくっついているのにそれに感謝する余裕が無かった。少し下に視線を向けるとにこっとした顔と目が合う。耐えられなくって俺は目を逸らした。みことお同人誌を楽しもうとしていた俺を見つけた千慧によく分からないけど、告白をされた。その時は千慧があっさりと帰ってしまったので問題はなかったんだけど(寝付けないという問題はあったけど)それからが問題だった。千慧がめちゃくちゃにアプローチをしてくる!
登校する時には隙あらば俺と手を繋ごうとしてくる。上目遣いで見られると、ちょっとドキドキしてしまうので本当にやめてほしい。家に遊びに来る時も千慧のアプローチは止まらない。三言と遠流がいる時は普通なのに。この間なんか、壁ドンをされた。俺と千慧の身長差的にほのぼのするだけだと思ったのに。比鷺好きだよ、なんて言う千慧がなんだかかっこよく見えて、俺はすごく困っている。一番困ってるのは、スイーツを食べる時にあーんってしてくる事だ。あのスイーツ大好き千慧が、俺に一口だけとはいえ分けてくれるのだ。流石の俺も千慧が冗談でも揶揄いでもなく俺の事を本気で好きだと言ってくれていると気付いている。……そして、俺も多分。
932登校する時には隙あらば俺と手を繋ごうとしてくる。上目遣いで見られると、ちょっとドキドキしてしまうので本当にやめてほしい。家に遊びに来る時も千慧のアプローチは止まらない。三言と遠流がいる時は普通なのに。この間なんか、壁ドンをされた。俺と千慧の身長差的にほのぼのするだけだと思ったのに。比鷺好きだよ、なんて言う千慧がなんだかかっこよく見えて、俺はすごく困っている。一番困ってるのは、スイーツを食べる時にあーんってしてくる事だ。あのスイーツ大好き千慧が、俺に一口だけとはいえ分けてくれるのだ。流石の俺も千慧が冗談でも揶揄いでもなく俺の事を本気で好きだと言ってくれていると気付いている。……そして、俺も多分。
kukono4
DONE賭け麻雀でエノコロさんの奴隷になったので「みことお推しの腐男子ひさぎがマークしてなかったちさとに迫られてメロメロになる」を書きました。俺、ちさひさ推しじゃないから! 目の前にある薄い本を見ながらベッドの上で頭を抱えた。
「買っちゃったよ……買っちゃった」
そうっと頭を上げてその本の表紙を見る。そこにはきらきらと照明の光を反射した輝く本がある。黒く短い髪の青年と黒くさらさらした髪の青年が笑い合っている絵がそこには描かれていた。
「いやだってさあ、買っちゃうじゃん。推し絵師と推し字書きの推しカプは……買っちゃうよ」
通販してくれて本当に良かったと呟いた自分の声があんまりにも嬉しそうだったから笑ってしまった。通販戦争に勝った事を喜びながらその本――みことお同人誌を手に取る。そう、これはみことお同人誌(全年齢向け)だ。幼馴染二人のカップリングを推している自分の業の深さを今日だけは忘れよう。最高の同人誌を楽しむ必要が俺にはあるのだから。
2498「買っちゃったよ……買っちゃった」
そうっと頭を上げてその本の表紙を見る。そこにはきらきらと照明の光を反射した輝く本がある。黒く短い髪の青年と黒くさらさらした髪の青年が笑い合っている絵がそこには描かれていた。
「いやだってさあ、買っちゃうじゃん。推し絵師と推し字書きの推しカプは……買っちゃうよ」
通販してくれて本当に良かったと呟いた自分の声があんまりにも嬉しそうだったから笑ってしまった。通販戦争に勝った事を喜びながらその本――みことお同人誌を手に取る。そう、これはみことお同人誌(全年齢向け)だ。幼馴染二人のカップリングを推している自分の業の深さを今日だけは忘れよう。最高の同人誌を楽しむ必要が俺にはあるのだから。