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    1970年

    ナナシ/ムメイ

    DOODLE東映版G終了後。ハロウィン話。
    三人で会話してるのが殆どなのでまだマシだがリョウとハヤトの謎の距離感バグは存在している。
    1970年代にハロウィンはまだ日本に無いだろ、と思って調べたらギリギリ原宿の某有名店舗で取り扱い始めてたらしく、G26話(暴竜鬼/放映日が76年11月頭)が新宿だし、姉が海外留学してる東映版ハヤトなら知っててもいいかもなと軽い気持ちで書き始めたがもの寂しいし特にオチは無い。
    ■ 甘くて苦いものは「はろうぃん? なんだい、それは?」「あー、なんか親父から聞いた事あったような……」
     早乙女家のリビングで「土産だよ」と隼人から渡された紫色やオレンジ色で包装された輸入菓子を手に竜馬と弁慶は二人首を傾げた。
    「姉さんに聞いたところじゃ、向こうさんの御盆みたいなもんらしいぜ」
     そう話す隼人と一緒に入り込んで来た外気は冬の気配がして、先程菓子を受け取る時に触れた彼の長い指も冷えていた。ここでの短い秋ももうすぐ終わるなと竜馬は思った。

     浅間山に今年初めての雪が降る頃だった。
     百鬼帝国との戦いも終わり、休日に腕時計からの通信に気をとがらせる必要も無くなっていた。珍しく朝早くから一人で出かけて行った隼人はどうやら新宿まで足を伸ばしていたらしい。
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    ナナシ/ムメイ

    DOODLE東映版G終了後。三人が二十歳くらい。捏造しかない。
    竜隼ではあると思うしナチュラルにイチャついている。大体東映版が悪い。

    「赤い糸」を書いた時に、東映版リョウならG胡蝶回みたいにずんばらりしそうだなと思い。

    調べてみたら1970年代後半くらいは平均初婚年齢25歳くらい、3割は見合い結婚という時代なので、こんな事があっても不思議じゃないかなぁと。
    ■ 連れ合いの条件「また見合い断っちまったって本当かよ、リョウ?」
     朝の食堂でたっぷりと山盛りの朝食が乗ったトレイをテーブルに起きながら弁慶が向かいの席の青年にそう話しかける。
     参ったな、と頭に手をやる竜馬の隣、隼人はチラと横目で彼を見たきり涼しい顔で食事を続けていた。

     百鬼帝国との戦いも終わり、二年ほど経とうとしていた。
     元来の宇宙開発という目的に立ち戻ったゲッター計画は、しかし同時にゲッターロボがたった一機で示した戦力が重大視された。国防の為と政府組織に近く組み込まれ、食堂やら寮(狭いとは言え個別の部屋となり、ようやく相部屋から解放された事に一番喜んだのは弁慶だった)も増設された早乙女研究所にまだ三人は所属している。その強大な力ゆえ乗り手を選ぶ機体の貴重なパイロットを手放す事はできないと判断された為であった。大学へ通う事は出来なかったが希望があれば通信とはいえ同等の教育と資格の授与を約束され、早乙女研究所でのゲッター線研究やゲッターロボの整備などに関連する職務を得て学びながら働けるということもあり、以前と地続きのような、しかし戦いの無い平和な日々を彼等は過ごしていた。
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