「お兄ちゃん…太った？」

「え…」

夕食後リビングでぼんやりとテレビを観ていたら、風呂から上がってきた葵にいきなり切り出された

「え？いや、多分変わってないと思うけど…てか、ちゃんと髪乾かせって」

「いーや、ぜっったい太ったって！！」

ほら！と半袖からのぞく旬の二の腕を軽くつまむとムニッと餅の様な触感がした

「前はもっと鶏皮みたいだったじゃん！」

「とりっ…！？」

「お兄ちゃん姿勢悪いし、服装もダボッとしたの着てるから確証無かったけど、うん、太ったね」

容赦なくシャツを捲られ今度は脇腹をムニムニと摘まれ
る

「一体隠れて何食べてるの？私の分は？！」

「うっわ！！やめろって！！」


ムニムニといつまでもつまんでいる手を引っ剥がし、騒ぐ葵を他所に旬は、風呂！と叫んで脱衣所に消えた

⋆





🌂(🏳️🏴)

”運命とは残酷だ”
これはよく耳にする言葉だと思う。出逢い結ばれて、そんな矢先、ふたりは亡くなって、私は自分の生きる意味を失った。
”ふたりを生き返らせて欲しい”
それさえ叶うのならば、どんな事でも出来るし私の命なんて簡単に投げ出せると思った。ーー嗚呼、それなのに。
˹どうして˼

˓ 運命って二度もあると思いますか？ ˒

𓐄 𓐄 𓐄 𓐄 𓐄 𓐄 𓐄 𓐄 𓐄



⋆




⚰️

˹ねえイソップくん！その技、本当に凄いね！˼
そう言って╳╳は身を乗り出し彼の作業を見ていた。社交恐怖を患っているイソップだが、いい加減この光景にも慣れたようで無表情のまま作業を続けた。
˹今度、ちゃんとよく見せてよ！˼

⋆





暗闇の中、何処からか╳╳╳の声が聴こえる。返事を返そうにも喉はカラカラで咳込んだ。絶望の中、段々と近付く声を頼りに必死に手を伸ばした。ふと指先に温もりを感じ、それを咄嗟に掴むと抱き寄せた。嗚呼、こんなにも温かくて柔らかい。ぼんやり目を開くと真っ赤に頬を染める╳╳╳が腕の中にいた。

˓ 寝惚けてた、寝惚けてたんです！˒



𓐄 𓐄 𓐄

𓐄 𓐄

𓐄



˹どうして必ず助けてくれるの？˼暗号機を解読しながら尋ねてくる╳╳は僕の顔を覗き込んでいた。何故、と言われても僕が╳╳╳の事が好きだから。でも、それを言うのは今ではない。最後の暗号機を上げるとサイレンが鳴り響く。˹この試合が終わったら、ね˼そう伝え、僕と╳╳はゲートに向かった

【VΔLZ恋爱感谢祭24h/0:00】不爱我就去死失踪半个月的弦月藤士郎的尸体被挂在长尾景家房檐下，甲斐田晴接到电话时手一抖闯过红灯朝长尾景家奔去。

弦月藤士郎的内脏近乎被掏空、胸腔里空空荡荡找不到心脏存留过的痕迹，眼皮下是空荡荡的眼窝，全身的血液几乎被放干，从内到外都透着一层惨白的光，尸体干瘪得像一张风干的皮。

长尾景坐在台阶上吸烟，颤抖的手指怎么也擦不燃打火机，最终只是叼着没有被点燃的香烟呆呆凝视着白布下僵硬的人体。露出的手腕上还戴着他们一起去海边买的贝壳手链，洁白的贝壳被深红浸透，成了弦月藤士郎身上唯二的色彩点缀。

他下意识盖住心口的位置，衬衣口袋里藏着的那一缕紫藤色发丝扎穿单薄的衣物顺着毛孔空隙钻进体内，借助血管与细小的神经钩织成一张紫红交织的蜘蛛网缠住长尾景的心脏。那张网不断收紧，勒得长尾景快要喘不过气，心脏又酸又胀，像有一只羽化的蝴蝶拼命挣扎妄图逃离密封的茧。