WIP
あまおと
SPUR MEwip だいぶ前に書き始めて未だ書き終わってない初代話(ワカメインの話)いつか書き上げるという自分への鼓舞として途中までのをUP
タイトル未定 それは黒龍が旗上げして間もない頃だった。白豹と赤壁を従えた新興勢力がいよいよ台頭する前にその芽を摘みたかったのだろう──事あるごとに黒龍へ因縁をつけてきたチームとの抗争が決定し、その戦いが今まさに始まらんとしていた。
場所は廃工場。放置されたまま錆びついた機材は、戦況次第では攻撃の武器にされる可能性がある。日当たりは悪いが足場が濡れていたり、ぬかるんでいないのは幸いだ。
若狭は戦闘が開始される前に目を配り、周囲の状況を把握する。
今、この場にいるのは相手チーム五十人ほどと、若狭が所属する黒龍の隊員が同じく五十人ほど。両チーム共にもっと隊員が所属しているのだが、この廃工場にこれ以上の人数を入れるのはキャパシティ的にも、警察に嗅ぎつけられる可能性的にもよろしくないと考え、事前に互いの大体の人数をこの数で揃えることで話はまとめられていた。
9180場所は廃工場。放置されたまま錆びついた機材は、戦況次第では攻撃の武器にされる可能性がある。日当たりは悪いが足場が濡れていたり、ぬかるんでいないのは幸いだ。
若狭は戦闘が開始される前に目を配り、周囲の状況を把握する。
今、この場にいるのは相手チーム五十人ほどと、若狭が所属する黒龍の隊員が同じく五十人ほど。両チーム共にもっと隊員が所属しているのだが、この廃工場にこれ以上の人数を入れるのはキャパシティ的にも、警察に嗅ぎつけられる可能性的にもよろしくないと考え、事前に互いの大体の人数をこの数で揃えることで話はまとめられていた。