星夜の叢雲、催涙雨『咲希、体調はどう？』


軽快な通知音に気がつき咲希はトークアプリを開く。メッセージの送り主は幼馴染の一歌だ。すぐに入力欄をタップし、返信を入力する。


『大丈夫だよ！心配かけてごめんね？』

『それならいいけど……。でも無理したらダメだからね？今週ずっと休んでいたんだし』

『はーい！』

『あと、月曜の2限目が現代文から英語に変更だって。教科書間違えないようにね』

『そうなの！？危なかった〜。いっちゃんが教えてくれなかったら英語の教科書置いてくところだったよ〜！教えてくれてありがとう！』

『どういたしまして。それじゃあおやすみ』

『うん！おやすみなさ〜い！』


メッセージと共に寝息をたてるフェニーくんのスタンプを押し、トーク画面を閉じる。スマートフォンの画面も消して枕元のローテーブルに置く。ベッドに寝そべって少女はため息をついた。

お誕生日絵のベドベドの設定【おまけ】

お誕生日絵のベドベドの設定（色んなパターン考えてるので今回だけの可能性有）


蛍ちゃん（百合）主人公時空
２号生存ルート。２号懐柔する。

１号は２号が思うほど幸せでは無かったし、２号に対し様々な可能性を抱いていてお互い理解者として共に歩んで行くことはできないのだろうかと願っていた。
２号は１号が思うほど狂っておらず、嫉妬で絶対に殺して成り代わると思っていなかったし、本当の気持ちは愛だということに気付いてしまった。ずっと観察してたら…気が付いたら好きになっちゃったな…。

人は皆、自分の本当の気持ちすらよく解らないことが多いのに、他人の実際の気持ちなど、もっと解らないものなのである。心というものは不可解でとっても面白いね。