ウルトラの父
nntbasashi
REHABILIこんな設定会ったなぁ…せや!って感じで書き始めたAZ親子。
ウルトラの父と母が出ます。
宇宙一の子守歌 母の子守歌は、宇宙一だという。
エースがウルトラ小学校に通って千年経ったときにその子守歌を聴くことになった。タロウが生まれたのだ。
ウルトラの母がマミィ光線を放っていた。カラータイマーからまだ赤ん坊のタロウを育てるために放つ光線の、その光に紛れながらその歌はゆっくりと聞こえてきた。
「あら、お帰りなさいエース」
眺めていたエースに、母は歌を止めて微笑んだ。
「…タロウは眠ってますか」
エースはポツリ、と呟いた。母はそうね、と答えて、腕の中にいるタロウへと目を向けた。
タロウは光線に気持ちよさそうに眠っているが、どこか口元が動いていた。母の胸に寄り掛かっているその姿は、起きているときの騒がしさからは想像ができない。最近は起きているとエースについて来ようと腹ばいになってすり寄ってきては、思うように近づけないことに腹が立つのか大声で泣いてエースを困らせた。
5744エースがウルトラ小学校に通って千年経ったときにその子守歌を聴くことになった。タロウが生まれたのだ。
ウルトラの母がマミィ光線を放っていた。カラータイマーからまだ赤ん坊のタロウを育てるために放つ光線の、その光に紛れながらその歌はゆっくりと聞こえてきた。
「あら、お帰りなさいエース」
眺めていたエースに、母は歌を止めて微笑んだ。
「…タロウは眠ってますか」
エースはポツリ、と呟いた。母はそうね、と答えて、腕の中にいるタロウへと目を向けた。
タロウは光線に気持ちよさそうに眠っているが、どこか口元が動いていた。母の胸に寄り掛かっているその姿は、起きているときの騒がしさからは想像ができない。最近は起きているとエースについて来ようと腹ばいになってすり寄ってきては、思うように近づけないことに腹が立つのか大声で泣いてエースを困らせた。