105@海自艦擬人化
DONE祝・118進水日!10周年おめでとう~!雨上がりの記憶 不意に目を覚ます。直前まで夢でもみていたのか一瞬、ここはどこだっけと頭をよぎった。薄暗い中で視線を巡らせて、艦の馴染んだベッドであることを確認する。枕元に置いているデジタルの腕時計を手探りで掴み、顔の前でかざすと時刻は〇五二九を示していた。付近のベッドではまだぐっすりと眠っている者が大半のらしく、機械の作動音が低く響いているのを除けばしんと静まっている。
もう一〇年前、か。
寝起きの少しぼんやりした頭で今日だなぁと思い出す。時刻と並んで表示されていた日付は八月二二日。かつて海へと滑り降りた日だ。当日朝は普段と違う様子に緊張していたのか、単に暑くて寝苦しかったか、もしくは夢見でも悪かったのか。起きてしばらくの間ぐずぐずと泣いて、立ち会いのしらゆきさんを困らせたような記憶が朧気に残っている。ただ、さすがのベテランと言うべきか、彼の気性ゆえか、あれこれと世話を焼かれている内にすっかり機嫌が治っていだから不思議なものだ。僕では同じように出来ないだろうと思う。艤装中に〝ふゆづき〟の舞鶴配備を知ってからは生まれ故郷とのことでしばらくご無沙汰だけど、と注を入れながらも馴染みの店をいくつか教えてくれたりもした。就役後に訪れると既に閉めているところも多くあったけれど、続いているところの中には自分も気に入って、通っているところもある。出港中ですぐには叶わないけれど帰ったら久しぶりに買いに行くのを楽しみにしていようと思う。
703もう一〇年前、か。
寝起きの少しぼんやりした頭で今日だなぁと思い出す。時刻と並んで表示されていた日付は八月二二日。かつて海へと滑り降りた日だ。当日朝は普段と違う様子に緊張していたのか、単に暑くて寝苦しかったか、もしくは夢見でも悪かったのか。起きてしばらくの間ぐずぐずと泣いて、立ち会いのしらゆきさんを困らせたような記憶が朧気に残っている。ただ、さすがのベテランと言うべきか、彼の気性ゆえか、あれこれと世話を焼かれている内にすっかり機嫌が治っていだから不思議なものだ。僕では同じように出来ないだろうと思う。艤装中に〝ふゆづき〟の舞鶴配備を知ってからは生まれ故郷とのことでしばらくご無沙汰だけど、と注を入れながらも馴染みの店をいくつか教えてくれたりもした。就役後に訪れると既に閉めているところも多くあったけれど、続いているところの中には自分も気に入って、通っているところもある。出港中ですぐには叶わないけれど帰ったら久しぶりに買いに行くのを楽しみにしていようと思う。
まみれ。
PROGRESS応援絵文字ありがとうございます、励みになります😭🙏🏻‼️
2P目完成しました〜!!
ごちゃごちゃしすぎていてこの漫画のCP表記が全然分からなかったので、とりあえず下記のものが描きたかったということだけ記しておきます。
・要素少なめですがスナアラ父前提
・ぼのアラ風味
(ぼのちゃん攻めがプリンスで可愛いくて好きなので)
・ぼのちゃんとアラ父が仲良し
・アラ親子も仲良し 2
uwcpepapup
DONE⚠⚠擬人化⚠⚠クスケチャとジョッキーに夢見たい村長やってます(switch持ってないんで発売日に買ってから長年とび森絶賛エンジョイ勢)
おい森の時はケンタに恋してたんで、好きなタイプは恐らく鳥類…
ドクはこの間越してきたばかりだからまだ初期T(多分、のちのちクソダサマイデザになるフラグ) 3
105@海自艦擬人化
MEMO成長記録:②の場合(5203視点)うちのおふね 2020/07
ふねらしい形に組み上がってくるころになると幼いこどもの姿をした存在が現れる。僕のことを僕の兄が見付けてくれたように、いま造られている護衛艦(らしいこども)をぶんごさんが抱いて戻ってきたのが先日のこと。話を聞いたところ、なんとなく気になって本体を見ているといつの間にか隣にいたらしい。
2020/09
はじめのうちはほとんど眠っていた子も少しずつ動き回るようになった。でもまだお喋りは出来ない。こちらからの声は届いている様だしたぶん理解もしているけど、正式に命名されるまではそんな感じらしい。それ以上に、人間からはまだ見えないからぶつかってしまわないよう目を配るのが思ったより大変。
2020/11
600ふねらしい形に組み上がってくるころになると幼いこどもの姿をした存在が現れる。僕のことを僕の兄が見付けてくれたように、いま造られている護衛艦(らしいこども)をぶんごさんが抱いて戻ってきたのが先日のこと。話を聞いたところ、なんとなく気になって本体を見ているといつの間にか隣にいたらしい。
2020/09
はじめのうちはほとんど眠っていた子も少しずつ動き回るようになった。でもまだお喋りは出来ない。こちらからの声は届いている様だしたぶん理解もしているけど、正式に命名されるまではそんな感じらしい。それ以上に、人間からはまだ見えないからぶつかってしまわないよう目を配るのが思ったより大変。
2020/11
toromiso
INFO本日コミック3&4巻配信開始します!よろしくお願いします🥺✨3巻(https://www.amazon.co.jp/dp/B0B42XX78J/ref=cm_sw_r_tw_dp_8VFQ3J28A1YM4M810NW3 )
4巻(https://www.amazon.co.jp/dp/B0B42W76RX/ref=cm_sw_r_tw_dp_F3RN31SC66N53FPWVX9J)
105@海自艦擬人化
DOODLE117+⑤。進水おめでとう~!おなまえ「進水おめでとう、やはぎ」
静寂の中で支綱を切断するカンッという音が響き、それを合図に少し遅れて打ち上げられる花火やクラッカーでドックは騒々しくなる。色とりどりの風船や紙吹雪が薄曇りの空と灰色の艦を鮮やかに彩る。海面に落ちた金のテープが陽光を反射してきらりと光った。その様子を傍らでぱちぱちと目を瞬かせながら見ていた当の主役が、いつの間にかこちらの顔をじっと見上げているのに気付く。
「しゅ、」
「しゅじゅ……」
まだ覚束ない言葉の続きを静かに待った。思うように出来ないことが悔しいのか、さきほどまでの高揚感も陰ってきているように見える。ゆっくりで良いから、と安心させたくて背を撫でた。ちゃんと聴いてやれるように腰も落として。
455静寂の中で支綱を切断するカンッという音が響き、それを合図に少し遅れて打ち上げられる花火やクラッカーでドックは騒々しくなる。色とりどりの風船や紙吹雪が薄曇りの空と灰色の艦を鮮やかに彩る。海面に落ちた金のテープが陽光を反射してきらりと光った。その様子を傍らでぱちぱちと目を瞬かせながら見ていた当の主役が、いつの間にかこちらの顔をじっと見上げているのに気付く。
「しゅ、」
「しゅじゅ……」
まだ覚束ない言葉の続きを静かに待った。思うように出来ないことが悔しいのか、さきほどまでの高揚感も陰ってきているように見える。ゆっくりで良いから、と安心させたくて背を撫でた。ちゃんと聴いてやれるように腰も落として。
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MENU6月26日のpictSQUAR「擬人化スクエア第5回(#ぎじスク)」に爆外伝V擬人化で参加します!スペースは「Cホール:お1」を頂いています。新刊あります!
※18禁のためご注意ください
店舗はpictSPACE(https://pictspace.net/mklly)
toromiso
INFO3巻と4巻が6/24に発売します。現在各電子書籍ストアで予約受付中ですのでよろしくお願いします🥺✨https://www.amazon.co.jp/dp/B09XTNY1ZB/ref=cm_sw_r_tw_awdo_NVQF6GEMDWQVKJA9GZR5
105@海自艦擬人化
MEMO小話。うちのおふね感 今日の作業も問題なく終わったようでぐるぐると往復していた海域から泊地へと進んでいく。問題があるかどうか実は詳しく知らないのだけど、艦の状態に影響を受けるぼくの調子が悪く無いなら大丈夫なんだろうと思う。問題があったとしても難しい顔をした人達を陰から応援するくらいしか出来ないし。役には立てないけどそういうもの、みたいだから仕方ない。少し疲れを感じる身体をぐっと伸ばす。思い切りやりすぎてしまって配管に腕をぶつけた。艦のこともよくわからなければ、人の身の扱いもまだ上手く出来なくて落ち込んでしまう。本当にこのままで就役出来るのか少し不安になってしまった。
276105@海自艦擬人化
DOODLE①+②+173。双子の考えそうなこと考えることはみな同じ「こんごうさん、ご無沙汰してます!」
横付けした艦から下り、すでに自身の艦から下りて遠ざかる背中に向かって小走りで駆け寄る。呼び声に立ち止まり振り返ったこんごうへと、やや緊張した面持ちで手を差し出した。顔を合わせたまましばし考える様子にあれ? と首を傾げる。
「……もがみ、」
「はい!」
「では無いな。くまのか」
先ほどもがみから小さいときに会ったきりと聞いて入れ替りを画策してみたけれど、あっさり看破されて項垂れる。すぐバレるようなことをするんじゃないと軽く叱責されるおまけ付きだ。
「はぁい。ぼく達そっくりだからいけそうだと思ったんですけど」
「残念だったな。今の姿を知らないから自信は無かったが。なんとなく、としか言いようがないがあいにくと兄弟を見分けるのは慣れている。弟達も似たようなことをやっていたからな」
533横付けした艦から下り、すでに自身の艦から下りて遠ざかる背中に向かって小走りで駆け寄る。呼び声に立ち止まり振り返ったこんごうへと、やや緊張した面持ちで手を差し出した。顔を合わせたまましばし考える様子にあれ? と首を傾げる。
「……もがみ、」
「はい!」
「では無いな。くまのか」
先ほどもがみから小さいときに会ったきりと聞いて入れ替りを画策してみたけれど、あっさり看破されて項垂れる。すぐバレるようなことをするんじゃないと軽く叱責されるおまけ付きだ。
「はぁい。ぼく達そっくりだからいけそうだと思ったんですけど」
「残念だったな。今の姿を知らないから自信は無かったが。なんとなく、としか言いようがないがあいにくと兄弟を見分けるのは慣れている。弟達も似たようなことをやっていたからな」