toromiso
INFO猫山さんのイメージソングを作ってもらいました!↓から聴けます。めちゃくちゃ良い曲なので是非聴いてみて下さい!
(猫、その病棟 feat.テト https://nico.ms/sm39566163)
105@海自艦擬人化
DOODLE117(+176) いいおっさんの日なので。若い子にいっぱい食べさせたい176さんの話ちょっとしたご褒美 造船所に付くなり、同僚たちが冷蔵庫見ろというからまっすぐ共用の休憩所へと向かった。扉を開くと"すずへ 良かったら食べて"と油性マジックで短く書かれたメッセージが目に入る。数日前に電話で整備の日程を話した気がするが、話した本人が忘れていたことを覚えてくれていたのは嬉しいものだ。
後から顔を覗かせたあしがらさんから聞いたところ、元はハロウィン用に買ってきたものの余りらしい。子供達に一人一個ずつ(もがみは子供じゃないからと遠慮したが押し付けて)渡したのだが、四個セットだった。子供に渡すと喧嘩が始まりそうだからと無難にじゃんけんでちょうかいさんが権利を得、そして自分へと譲渡されたという経緯らしい。
440後から顔を覗かせたあしがらさんから聞いたところ、元はハロウィン用に買ってきたものの余りらしい。子供達に一人一個ずつ(もがみは子供じゃないからと遠慮したが押し付けて)渡したのだが、四個セットだった。子供に渡すと喧嘩が始まりそうだからと無難にじゃんけんでちょうかいさんが権利を得、そして自分へと譲渡されたという経緯らしい。
105@海自艦擬人化
DOODLE174+177 静かな方が好きな人と賑やかなのが好きな人ハッピーハロウィン?「あ、きりしまさん!こっちでお会いするの久しぶりですね!トリック・オア・トリート!向こうはイベントなのにひとりドックで暇だったんで話し相手になってください!」
顔を見るなり矢継ぎ早に言いたいことを捲し立てた本人は期待の眼差しを向けているが、シンプルに「断る」とだけ返した。途中季節の行事めいた一節を耳にした気もするがそこは無視した。間が悪くやたら賑やかな時に来てしまった上、一番騒がしいやつに捕まったと隠しもせずため息を付く。
「かわいい後輩を労ってくれてもいいじゃないですかぁ。それとお菓子かいたずら早く選んでくださいよ」
「みょうこうが戻ってきたら頼め」
自称・かわいい後輩は横須賀のやつらだけで十分というものだ。別に邪険にするつもりは無いが、律儀に相手をしてやるほど世話好きでも優しくもない。まぁ一方的に話すのを聞くくらいはしてもいいかと妥協をした。完全に放置するとそれはそれで面倒そうだ。ただ明日の出港まで適当にあしらい続けよう、と内心決めて。
428顔を見るなり矢継ぎ早に言いたいことを捲し立てた本人は期待の眼差しを向けているが、シンプルに「断る」とだけ返した。途中季節の行事めいた一節を耳にした気もするがそこは無視した。間が悪くやたら賑やかな時に来てしまった上、一番騒がしいやつに捕まったと隠しもせずため息を付く。
「かわいい後輩を労ってくれてもいいじゃないですかぁ。それとお菓子かいたずら早く選んでくださいよ」
「みょうこうが戻ってきたら頼め」
自称・かわいい後輩は横須賀のやつらだけで十分というものだ。別に邪険にするつもりは無いが、律儀に相手をしてやるほど世話好きでも優しくもない。まぁ一方的に話すのを聞くくらいはしてもいいかと妥協をした。完全に放置するとそれはそれで面倒そうだ。ただ明日の出港まで適当にあしらい続けよう、と内心決めて。
105@海自艦擬人化
DONE404命名話。403目線。追いかけてきた存在と生まれたての子を同じ名前で呼ぶのを最初のうちは慣れないんじゃないかなと次代への意思 夜からパラパラと降っていた雨は幸い止んだようだ。ただ、空を見上げるとまだ今にも降り出しそうな曇天が広がっている。天気予報を確認してみたところ残念ながら気温が上がる見込みはなさそうだったから、羽織るものを適当に掴んでから部屋を出た。
普段であれば作業車が行き交い、多種多様な騒音が響く構内も、今日ばかりは式典に向け多くの人が段取りの指示を出し合っている声が聞こえるだけの静かな朝だ。まだ式の開始まではまだ少し余裕があると様子見へと足を進めた船台、その上の紅白幕と信号旗に飾られた艦本体の傍らに主役も見受けられた。しばらく様子を見ていたら気配を感じたのかパッと振り返り、そのまま駆け寄ってきたので抱き止めてやる。どうやら式の用意が整うにつれ緊張してきたらしい。ぎゅう、と腰にしがみついたまま離れようとしない。昨日までは楽しみで仕方なさそうな様子で飾り付けられた艦を飽きることなくきらきらとした眼差しで見つめていたものだが。顔を見ようとして触れた頬が冷たく、ひとます持ってきておいた羽織りをマントのようにして被せてやる。子供用の上着を用意してなかったから不格好ではあるのだが、一時凌ぎには十分だろう。落ち着かせようとトントン、と背を叩きながらどうしようかと思案する。そろそろこの場所には一般客が入る頃合いのはずだ。
1311普段であれば作業車が行き交い、多種多様な騒音が響く構内も、今日ばかりは式典に向け多くの人が段取りの指示を出し合っている声が聞こえるだけの静かな朝だ。まだ式の開始まではまだ少し余裕があると様子見へと足を進めた船台、その上の紅白幕と信号旗に飾られた艦本体の傍らに主役も見受けられた。しばらく様子を見ていたら気配を感じたのかパッと振り返り、そのまま駆け寄ってきたので抱き止めてやる。どうやら式の用意が整うにつれ緊張してきたらしい。ぎゅう、と腰にしがみついたまま離れようとしない。昨日までは楽しみで仕方なさそうな様子で飾り付けられた艦を飽きることなくきらきらとした眼差しで見つめていたものだが。顔を見ようとして触れた頬が冷たく、ひとます持ってきておいた羽織りをマントのようにして被せてやる。子供用の上着を用意してなかったから不格好ではあるのだが、一時凌ぎには十分だろう。落ち着かせようとトントン、と背を叩きながらどうしようかと思案する。そろそろこの場所には一般客が入る頃合いのはずだ。