たんごのあーる
TRAINING第42回 お題:無害、子猫、船を漕ぐ #夏五版ワンドロワンライ延長戦(@725_drwr)ワンライにも、猫の日にも遅刻…。
猫の話その腕の中に居たのは、小さな小さな仔猫2匹だった。真っ黒いのと真っ白いのが縺れるようにひとかたまりになって小さく震えている。
「どうしたの、それ。」
「任務の行きに見かけたんだけど、帰りもまだ元いたところにいて、で、雨もだんだんひどくなってきてたし、なんか、そのままにしておけなくて…。」
いつもの傍若無人さは鳴りを潜め、少しずつ声が小さくなり、どんどんと大きな背が丸まりうつむき加減になる悟に対して、場違いとは分かっているけれど、思わずカワイイと思う自分に気がついて、慌てて気を引き締める。
「どうするの、それ。」
「ヤガセンにはもう報告してて、とりあえず飼い主見つかるまでは面倒みろって言われてて。…傑も手伝ってくれるよな?」
2168「どうしたの、それ。」
「任務の行きに見かけたんだけど、帰りもまだ元いたところにいて、で、雨もだんだんひどくなってきてたし、なんか、そのままにしておけなくて…。」
いつもの傍若無人さは鳴りを潜め、少しずつ声が小さくなり、どんどんと大きな背が丸まりうつむき加減になる悟に対して、場違いとは分かっているけれど、思わずカワイイと思う自分に気がついて、慌てて気を引き締める。
「どうするの、それ。」
「ヤガセンにはもう報告してて、とりあえず飼い主見つかるまでは面倒みろって言われてて。…傑も手伝ってくれるよな?」