すばる
DONEようやく書けたなぎかおです(このアカ名なのに!)弊作品は斎土と同じ生産ラインで製造しております。香子さんがなぎデレしてるので、界隈の方の解釈違いが怖いです:( ›´ω`‹):ロマンティック添付資料「かおるっちー! たのもー!」
なぎこさんが、草の庵に等しい我が家へといらっしゃいました。ドアチャイムが要らないほどの、張りのあるお声です。
私が玄関のドアを開けると、相変わらず若々しいファッションのなぎこさんはケーキの箱を私へと示しました。
「お土産だぜ」
私が助けを乞う立場だと言うのに、なぎこさんのお心遣いには感謝のしようもございません。
そもそも、なぎこさんは専業作家になりたての私などよりはるかにお忙しい方なのです。
ブームの時ほどではないものの、今でも二誌へエッセイを寄稿なさっている上、本業の研究や学生の育成への労力を考えれば、休日は休養を取った方がよいというもの。
それを、私のためにこのようなボロ屋へ足をお運びくださるなど……。
2793なぎこさんが、草の庵に等しい我が家へといらっしゃいました。ドアチャイムが要らないほどの、張りのあるお声です。
私が玄関のドアを開けると、相変わらず若々しいファッションのなぎこさんはケーキの箱を私へと示しました。
「お土産だぜ」
私が助けを乞う立場だと言うのに、なぎこさんのお心遣いには感謝のしようもございません。
そもそも、なぎこさんは専業作家になりたての私などよりはるかにお忙しい方なのです。
ブームの時ほどではないものの、今でも二誌へエッセイを寄稿なさっている上、本業の研究や学生の育成への労力を考えれば、休日は休養を取った方がよいというもの。
それを、私のためにこのようなボロ屋へ足をお運びくださるなど……。
すばる
DONE斎土前提のなぎかおです。香子さんは土斎だと思ってて、なぎこさんは斎土だと言い当ててるシチュエーションが好きです。なぎこさん、恋愛がよくわからなければいいなぁ(ややこしいクソデカ感情)斎土前提のなぎかおあたしちゃんが言うのも何だけど、ヒッジとちゃんハジがいちゃついてるつもりがないんだとしたら、沖田っちは説教でもした方がいいと思う。
「どうして紅鮭定食のシャケをまるまる残すんですか」
「沢庵以外に用はねぇ。本来サーヴァントに食事はいらねぇだろ」
「食べて! 僕の精神衛生に悪いから食べてください!」
かおるっちは、言い争う二人をうっとりと見つめる。
「なんと仲睦まじい…きっと土方様は夜も激しくていらっしゃるのでしょうね…」
かおるっち、強引な男が好きだからな(ただし二次元に限る)。
しかし。
あたしちゃんには恋愛がわからぬ。けれども他人のクソデカ感情については、人一倍敏感であった。
「確かにヒッジ、夜も激しいだろうね…」
377「どうして紅鮭定食のシャケをまるまる残すんですか」
「沢庵以外に用はねぇ。本来サーヴァントに食事はいらねぇだろ」
「食べて! 僕の精神衛生に悪いから食べてください!」
かおるっちは、言い争う二人をうっとりと見つめる。
「なんと仲睦まじい…きっと土方様は夜も激しくていらっしゃるのでしょうね…」
かおるっち、強引な男が好きだからな(ただし二次元に限る)。
しかし。
あたしちゃんには恋愛がわからぬ。けれども他人のクソデカ感情については、人一倍敏感であった。
「確かにヒッジ、夜も激しいだろうね…」
すばる
PROGRESS土近🚺を書こうと思ったらその前のなぎかおのパートとが膨大になってしまったので一旦区切ります。ひたすらなぎこさんをageてエミヤさんを添えるだけの話です、現状。ぐだぐだ文学草子~法師陰陽師と台所のアーチャーを添えて~(未完)(ンンンン――紫式部殿、藤原香子(ふじわらのかおるこ)殿――ンンンンンン――)
嗤いとも嘆きとも叫びともつかない、蓬髪の法師陰陽師の奇声が耳に蘇る。
蘆屋道満は、かつて平安京にて、マスター・藤丸立香率いるカルデアに挑戦して敗れた。その後カルデアの術式で召喚されても、多くのサーヴァントがその動向を警戒し続けている。
香子も決して心を許しているわけではないのだが、なぜかこの巨躯の陰陽師は結構な頻度で香子に話しかけてくる。
それは香子が師と仰ぐ安倍晴明が関係しているのだと理解してはいるものの、正直かの最優陰陽師が絡んだ時の道満は実に面倒くさい。
晴明から己のことを何か聞いていないかと問われても、聞いていないものは聞いていない。正直にそう答えれば、露骨に強がってンンンと嗤う。
3501嗤いとも嘆きとも叫びともつかない、蓬髪の法師陰陽師の奇声が耳に蘇る。
蘆屋道満は、かつて平安京にて、マスター・藤丸立香率いるカルデアに挑戦して敗れた。その後カルデアの術式で召喚されても、多くのサーヴァントがその動向を警戒し続けている。
香子も決して心を許しているわけではないのだが、なぜかこの巨躯の陰陽師は結構な頻度で香子に話しかけてくる。
それは香子が師と仰ぐ安倍晴明が関係しているのだと理解してはいるものの、正直かの最優陰陽師が絡んだ時の道満は実に面倒くさい。
晴明から己のことを何か聞いていないかと問われても、聞いていないものは聞いていない。正直にそう答えれば、露骨に強がってンンンと嗤う。