觀測者與戀星群——間奏side/佐藤晃樹<16>

「阿廣是不是喜歡吃甜的啊？」
阿廣手上的焦糖布丁冰棒裡居然還放了巨大楓糖塊，碳水化合物炸彈啊！
「喔，對啊。」阿廣舔舐琥珀色內餡，隨後用別有深意的笑容望向阿十。「我很喜歡甜的。」
「廣會隨身攜帶糖果呢。」阿十用充滿寵溺的語氣附和道。

可惜啊阿廣！阿十沒接到球！

「啊、對了，霧子婆婆做了羊羹喔。」阿十收起手帕。「兩位不嫌棄的話，請到日光莊來嚐嚐。」
「好。」阿廣秒答。
「抱歉喔阿十，多謝你的好意，只是我不吃甜食。」從小經奶奶的暗黑甜點實驗洗禮實在不堪回首謝謝不用聯絡——我在內心自行補充說明。
「這樣啊……」阿十面露遺憾。「佐藤同學喜歡什麼類型的食物呢？」
「辣跟鹹的大歡迎喔～」我把所剩無幾的檸檬蘇打水送進喉嚨。

Sent of sweet.　どこか懐かしさを滲ませるような、やわらかなあまい香りがふいにかすかに鼻腔をくすぐる。
　どこでだろう、たしかに知っている。そのはずなのに。
　記憶の糸の端をそっとなぞられるような心地に駆られながら、ひとまずは、と引き寄せられるように読み掛けの本をぱたりと閉じ、ソファの片側へと視線を動かす。まなざしのその先に写るのは、すっかり見慣れてしまったパジャマ姿の恋人のその姿だ。
「……どしたの？」
　すこしだけくすぶった無防備な声と共に、まばゆい光を跳ね返すまあるい瞳はぱちぱち、と、ゆっくりのまばたきを繰り返す。
　すっかり見慣れてしまった、そのはずなのに――いつだってやわらかに心を縫いとめるかのような優しいその仕草に、心は音も立てずに静かに打ち震える。

觀測者——起始點side/佐藤晃樹<7>

「唉啊～達令還在的話～人家好想你～」坐在我右邊的奶奶用手帕擦拭不存在的眼淚，一邊用拉高八度的聲音對爺爺的照片說話。
「也太假了吧～前幾天不知是誰在網路上跟幼齒鮮肉視訊聊天喔？」倚在沙發上的媽媽端起咖啡杯，一邊對奶奶翻了個白眼。
「厚，又要開始了。」坐在地板上大我三歲的姊姊拿起遙控器加大音量，一邊把手伸進洋芋片袋裡。

拜託顧慮一下正在認真對付最後三頁數學題的我啦。

「那代表我還很搶手啊是不是達令～？」
「對方大概是老年福利機構的志願服務役啦！」
「是說奶奶，幼齒鮮肉長得帥嗎？照片咧？」

「阿晃啊……」爸爸抱著剛滿四歲的弟弟從房間探出頭，對我招手。「你還是進來避難比較好。」
「我也這麼覺得。」