pb3Urara
MEMOオクパニあたりで発行予定のシアオク小説の一部です。※🦋くんのお母さんでます
※メインキャラではありませんが、キャラクターの死について書かれています
※掲載時内容に修正入るかもです
シアオク本掲載予定短文親愛なる、オクタビオ・シルバ様
貴方との思い出は、残念ながら少し短いものになってしまいましたね。初めての手紙が、最後の手紙になってしまうことを、どうか許してください。
私は貴方のことを、貴方が私のことを知るよりも少しだけ多く知っていました。それはオビの言葉から、時には雑誌やスクリーンから。オビが貴方との交際を教えてくれたその日から、自然と貴方を探し、目で追うようになっていました。
戦場やメディアを縦横無尽に駆け回る貴方は、親の私から見ても息子とは正反対で、あぁだからこそ、あの子は貴方に惹かれたのだろうと感じました。
オビはよく私に言いました。
『オクタビオは自分に足りないものを沢山持っているが、自分が持っているものを持っていない』
1187貴方との思い出は、残念ながら少し短いものになってしまいましたね。初めての手紙が、最後の手紙になってしまうことを、どうか許してください。
私は貴方のことを、貴方が私のことを知るよりも少しだけ多く知っていました。それはオビの言葉から、時には雑誌やスクリーンから。オビが貴方との交際を教えてくれたその日から、自然と貴方を探し、目で追うようになっていました。
戦場やメディアを縦横無尽に駆け回る貴方は、親の私から見ても息子とは正反対で、あぁだからこそ、あの子は貴方に惹かれたのだろうと感じました。
オビはよく私に言いました。
『オクタビオは自分に足りないものを沢山持っているが、自分が持っているものを持っていない』