mbyu6182
DONE※CP要素は低めですがミヤ主描写あります※御安眠妨害 その夜、ふと目を覚ますと、腕の中に主が居なかった。少しでも主が動いたら起きるようにしていたのに。少し焦って上体を起こすと、主はベッドの足元に座り込んで月を見上げていた。
「主様…どうかしたのかい?」
返事は無い。
「主様…?」
近付いて、そっと肩に触れる。動く事無く、硝子玉の瞳は窓の外の月を映していた。
「主様、眠れないのかい?」
そっと抱き寄せ、あやすように撫でる。
「誰か他の執事を呼んでこようか」
「…いい、別に、大丈夫。寝てて。」
「私は主様がゆっくりと眠れる様にここに居るんだよ」
見ると、手元のタオルが血に染まっていた。
「…鼻血かな?」
「うん」
「起こしてくれていいんだよ…」
「せっかく寝てるのに、悪いから」
754「主様…どうかしたのかい?」
返事は無い。
「主様…?」
近付いて、そっと肩に触れる。動く事無く、硝子玉の瞳は窓の外の月を映していた。
「主様、眠れないのかい?」
そっと抱き寄せ、あやすように撫でる。
「誰か他の執事を呼んでこようか」
「…いい、別に、大丈夫。寝てて。」
「私は主様がゆっくりと眠れる様にここに居るんだよ」
見ると、手元のタオルが血に染まっていた。
「…鼻血かな?」
「うん」
「起こしてくれていいんだよ…」
「せっかく寝てるのに、悪いから」
nico_yumeaka
MOURNING〜担当執事に手作りアクセサリーを身につけた自分を見せてみた〜せっかく作ったのだからと本人に見せたくなってくる。
その好奇心からは不安など微塵も無かった、褒めてくれるだろう、喜んでくれるだろうと楽しみにしながら指にリングを通す。
着いた先には目当ての執事がいた。 577
猫目ゆこ
DONEaknkまとめ⑦⚠︎後半に創作主♀がいます(ベリ主♀/ハウ主♀/テディ主♀/バス主♀/ハナ主♀/ユハ主♀)
単体絵(ルカス/ラト/アモン/フェネス)
(2024/03/29〜06/16) 12
住めば都
DONEvilla party! 開催おめでとうございます。展示作品です。同イベントXアカウントで開催されら、紋章見せての企画で掲載させていただいたユーハン夢になります。
災いの烙印、あるいは幸福の刻印 見ないようにと意識すればするほど、そちらへ目が吸い寄せられてしまうのは、一体どういうわけなんだろう。
ユーハンが腕を動かすたび、ちらちらと視界を過ぎるそれを、私の目は追いかけてしまう。彼の体に刻まれた、丸い形の紋章。悪魔と契約した証だ。
「主様、どうかなさいましたか?」
袖のない運動着を着ているせいで、ユーハンの二の腕はむき出しになっている。普段は服の下に隠れている紋章を見つめながら思考に没頭していた私は、心配そうに顔を覗き込んでくるユーハンに、思わず身を仰け反らせた。
近い。すぐ傍で、彼の顔半分を隠す長い前髪が揺れている。滴るような黒色に朱の混じる不思議な色彩は、暗闇で踊る炎のようだ。
「ごめん、大丈夫。だから……ちょっと離れてほしいかな……」
2572ユーハンが腕を動かすたび、ちらちらと視界を過ぎるそれを、私の目は追いかけてしまう。彼の体に刻まれた、丸い形の紋章。悪魔と契約した証だ。
「主様、どうかなさいましたか?」
袖のない運動着を着ているせいで、ユーハンの二の腕はむき出しになっている。普段は服の下に隠れている紋章を見つめながら思考に没頭していた私は、心配そうに顔を覗き込んでくるユーハンに、思わず身を仰け反らせた。
近い。すぐ傍で、彼の顔半分を隠す長い前髪が揺れている。滴るような黒色に朱の混じる不思議な色彩は、暗闇で踊る炎のようだ。
「ごめん、大丈夫。だから……ちょっと離れてほしいかな……」
猫目ゆこ
DONEaknkまとめ⑥⚠︎後半に創作主♀がいます(ボス主♀/ルカ主♀/ハナ主♀)
単体絵(ユーハン/フェネス/テディ/ハウレス/バスティン/ハナマル/ナック)
(2024/02/13〜03/25) 12
mbyu6182
DOODLE🐏たちのキス事情(恋仲)主と恋仲になったときのキス事情🫖
キスは好き。優しく啄むようなキスを何度もする。顔中に、身体中に、何度も何度も、名前を呼びながら「お慕いしております」「こんなにも愛おしい人は他におりません」「私だけの…」結構饒舌。キスの合間に甘く囁いて頬を優しく撫でる。愛されてる感が凄い。大切にされてる感もえげつない。寧ろもっと強気でもいいのよ。
🍽
めちゃくちゃ好き。許されるのならば事ある毎にキスしたい。けど、恥ずかしいから我慢。主の気分次第ですぐにソノ気にさせられる。最初は触れるだけのキスだが、段々と足りなくなって唇を舐め軽く吸って、もっと、と強請ってくる。応えて唇を軽く口を開けると舌を捩じ込んでくる。かなりねちっこい。勿論、キスだけで終わるわけがない。
2748キスは好き。優しく啄むようなキスを何度もする。顔中に、身体中に、何度も何度も、名前を呼びながら「お慕いしております」「こんなにも愛おしい人は他におりません」「私だけの…」結構饒舌。キスの合間に甘く囁いて頬を優しく撫でる。愛されてる感が凄い。大切にされてる感もえげつない。寧ろもっと強気でもいいのよ。
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めちゃくちゃ好き。許されるのならば事ある毎にキスしたい。けど、恥ずかしいから我慢。主の気分次第ですぐにソノ気にさせられる。最初は触れるだけのキスだが、段々と足りなくなって唇を舐め軽く吸って、もっと、と強請ってくる。応えて唇を軽く口を開けると舌を捩じ込んでくる。かなりねちっこい。勿論、キスだけで終わるわけがない。
住めば都
DONEあくねこ、ルカス夢。いつもドキドキさせられて悔しい主様が、意趣返しのつもりで「ルカスは冗談ばっかり」と返したら、実は全部本気の本心だったと暴露される話。
交渉係を務めて長い男が、自分の思いに振り回されて本音を隠せず、苦し紛れに冗談だよって見え見えの誤魔化し方しかできないのめちゃくちゃ萌えるなと思うなどしました
いっそ全部、冗談にしてしまえたら 目の覚めるような美人ではない。愛嬌があるわけでも、聴衆を沸かせる話術を持つわけでもない。
至って普通。どこにでもいそうな、地味で目立たないタイプ。――それが私だ。
おおよそ三十年かけて築き上げた自己認識は、異世界で出会ったイケメン執事たちに「主様」と呼ばれ大切にされたところで、簡単に揺らぐようなものではない。
「フフ、主様といられる時間は、本当に幸せです♪ この時間が、永遠に続けばいいのになあ……」
「はいはい。全く……ルカスったら、冗談ばっかり言うんだから」
上機嫌に微笑む担当執事を、私は半眼で睨みつけた。
ルカスとアモンは、口説くようなセリフをよく言ってくる。恋愛経験の少ない私はそのたび顔を赤くしてドギマギしてしまうのだが、彼らの思惑どおりに翻弄されるのを、最近は悔しいと感じるようになっていた。
1884至って普通。どこにでもいそうな、地味で目立たないタイプ。――それが私だ。
おおよそ三十年かけて築き上げた自己認識は、異世界で出会ったイケメン執事たちに「主様」と呼ばれ大切にされたところで、簡単に揺らぐようなものではない。
「フフ、主様といられる時間は、本当に幸せです♪ この時間が、永遠に続けばいいのになあ……」
「はいはい。全く……ルカスったら、冗談ばっかり言うんだから」
上機嫌に微笑む担当執事を、私は半眼で睨みつけた。
ルカスとアモンは、口説くようなセリフをよく言ってくる。恋愛経験の少ない私はそのたび顔を赤くしてドギマギしてしまうのだが、彼らの思惑どおりに翻弄されるのを、最近は悔しいと感じるようになっていた。
mbyu6182
DONEハナマルの夜遊びと自覚《caution》娼館描写あり
Night out of Hanamaru ハッキリ言って、俺の生活は、前よりは裕福になった。給料もちゃんとあるし、休暇もちゃんとある。育児には給料や休暇は無い。その点、今の俺には色々と余裕がある。そして俺は、その余裕の潰し方も知っている。酒に賭博に女、金があれば余計な事は要らない。酒を呑みながら、そんな事を考える。
「それで、お兄さんは貴族の方なのかしら?」
「いや、俺がそんなお堅い身分なわけないっしょ〜」
「そうなの?お衣装も素敵だし、何より品のある顔してるから…貴族の方がお忍びで来てるのかと思っちゃった」
まぁ、そういう奴が多いんだろう。俺が昔出入りしてた娼館とは格が違う。仄暗い裏路地で客引きもやってなけりゃ、落ち窪んで疲れた目もしてない。きらびやかに着飾って、美貌を武器に、搾り取るタイプだろう。
2294「それで、お兄さんは貴族の方なのかしら?」
「いや、俺がそんなお堅い身分なわけないっしょ〜」
「そうなの?お衣装も素敵だし、何より品のある顔してるから…貴族の方がお忍びで来てるのかと思っちゃった」
まぁ、そういう奴が多いんだろう。俺が昔出入りしてた娼館とは格が違う。仄暗い裏路地で客引きもやってなけりゃ、落ち窪んで疲れた目もしてない。きらびやかに着飾って、美貌を武器に、搾り取るタイプだろう。
mbyu6182
DOODLE執事以上・恋人未満各🐏抱っこ事情🫖
王道の姫抱き。「肩に腕を回してくださいね」って、あんた、これから結婚アルバム写真でも撮るんです?
🍽
ガッツリ俵肩乗せ抱き。主は食材かぇ?担がれとんのだが。運び方としては効率的か?なんか、お相撲さんに抱えられている気もしてきた…
⚔
謎の肩車。主の指差す方に動きます。たまに主の頭の高さを考えずに動くので、主の顔面に色々とクリーンヒットします。騎馬戦のような感覚だよ…
✝️
サクッと姫抱き。後から赤面するタイプ。「しっかり掴まっていてください」って言う割に、後で主が触れた辺りの服をサスサスして赤面してます。
🦋
縦抱き膝位置。主が肩に掴まっているわけだが、いつもと違う景色にワクワクしますね。主が頭をぶつけないようにとても注意深く動きます。
1000王道の姫抱き。「肩に腕を回してくださいね」って、あんた、これから結婚アルバム写真でも撮るんです?
🍽
ガッツリ俵肩乗せ抱き。主は食材かぇ?担がれとんのだが。運び方としては効率的か?なんか、お相撲さんに抱えられている気もしてきた…
⚔
謎の肩車。主の指差す方に動きます。たまに主の頭の高さを考えずに動くので、主の顔面に色々とクリーンヒットします。騎馬戦のような感覚だよ…
✝️
サクッと姫抱き。後から赤面するタイプ。「しっかり掴まっていてください」って言う割に、後で主が触れた辺りの服をサスサスして赤面してます。
🦋
縦抱き膝位置。主が肩に掴まっているわけだが、いつもと違う景色にワクワクしますね。主が頭をぶつけないようにとても注意深く動きます。
mbyu6182
DOODLE執事以上・恋人未満のハグ事情各🐏のハグ事情🫖
そっと包み込むようなハグ。あたたかい。紅茶のと、ちょこっとだけマドレーヌの甘い、香りがする。胸元に額を押し付けると優しく撫でてくれる。少し聖母を感じる。貴方様は処女妊娠して私を産んだお母様ですね
🍽
ガシィッと抱き締めてグルグルするので遠心力で足が外側に反れます。コレはアレだ、アレで見たよ、ジブリ。多分、ジブリ。ラピュタかな。ハウルかな。魔女宅かな。まあ、多分、宮さんだよ。多分ね。ロノの前向きさと素直さと感情的は、どことなくジブリ味あるよね。ロノ、ジブリ出れるんじゃない。ハグシーン用で。
⚔
強い。痛い。肋骨折る気かな?主、頑張ってカルシウム摂るね。バスティンのハグに負けない強い骨を手に入れるように頑張るよ。でも、無言だと、感情がわからないよ。怒ってるの?寂しかったの?嫉妬してる?言ってくれないかなぁ。話して欲しいなぁ。心を暴きたいなぁ。
1613そっと包み込むようなハグ。あたたかい。紅茶のと、ちょこっとだけマドレーヌの甘い、香りがする。胸元に額を押し付けると優しく撫でてくれる。少し聖母を感じる。貴方様は処女妊娠して私を産んだお母様ですね
🍽
ガシィッと抱き締めてグルグルするので遠心力で足が外側に反れます。コレはアレだ、アレで見たよ、ジブリ。多分、ジブリ。ラピュタかな。ハウルかな。魔女宅かな。まあ、多分、宮さんだよ。多分ね。ロノの前向きさと素直さと感情的は、どことなくジブリ味あるよね。ロノ、ジブリ出れるんじゃない。ハグシーン用で。
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強い。痛い。肋骨折る気かな?主、頑張ってカルシウム摂るね。バスティンのハグに負けない強い骨を手に入れるように頑張るよ。でも、無言だと、感情がわからないよ。怒ってるの?寂しかったの?嫉妬してる?言ってくれないかなぁ。話して欲しいなぁ。心を暴きたいなぁ。
住めば都
DONE #aknk版深夜の創作一本勝負 より、お題をお借りしました「内緒にしようね」でハウレス夢
主様がお土産を買ってくる話
今日、カフェでチョコバナナケーキを食べながら、これたぶんハウレス好きだよなと思ったのを形にしました。おあつらえ向きにぴったりのお題があったので……
甘やかなひみつ「ハウレス! グッドタイミングだよ!」
いつもの時刻に屋敷へやってきた主人は、出迎えたハウレスの顔を見るなりそう言って親指を立てた。
「寝室行ったら一旦あっちに戻るけど、すぐに帰ってくるから、コーヒーの用意をお願い。ポットで、カップは二つね!」
そう言って、彼女は階段を駆け上がっていく。
わけもわからぬまま、けれど主人の頼まれごとを放っておくわけにもいかない。ハウレスは言われたとおりにコーヒーを用意するべく、別邸にいるテディの元へ向かった。
紅茶ならばハウレスだって、ベリアンには及ばずとも、それなりに入れられる。それは、執事として長い時間を過ごす中で、身につけた技術だ。
だがコーヒーに関しては、最近勉強を始めたばかりで。コーヒー好きのテディが入れるものにはまだまだ敵わない。
2379いつもの時刻に屋敷へやってきた主人は、出迎えたハウレスの顔を見るなりそう言って親指を立てた。
「寝室行ったら一旦あっちに戻るけど、すぐに帰ってくるから、コーヒーの用意をお願い。ポットで、カップは二つね!」
そう言って、彼女は階段を駆け上がっていく。
わけもわからぬまま、けれど主人の頼まれごとを放っておくわけにもいかない。ハウレスは言われたとおりにコーヒーを用意するべく、別邸にいるテディの元へ向かった。
紅茶ならばハウレスだって、ベリアンには及ばずとも、それなりに入れられる。それは、執事として長い時間を過ごす中で、身につけた技術だ。
だがコーヒーに関しては、最近勉強を始めたばかりで。コーヒー好きのテディが入れるものにはまだまだ敵わない。
住めば都
DONE #aknk版深夜の創作一本勝負 よりお題をお借りしました「そばにいて」でテディ夢
風邪を引いて熱を出した主様を、看病するテディの話です。体調悪い時って心細くなりますよね。
寒暖差と気圧の変化がエグい日々が続きますね。皆さま体調にはお気をつけて……!
ここにいるよ テディがその場に居合わせたのは、偶然以外のなにものでもなかった。なにしろ屋敷の女主人が玄関に姿を現したのは、彼女の帰宅予定よりずっと早い時間だったので。
「あ! 主様、お帰りなさいませ!」
平日の、日の高いうちに会えるなんてラッキー!
そんなふうに、テディが喜びに顔を綻ばせていられたのは、ほんの束の間だった。ぼんやりと彼の名を呼んだ主人が、くずおれるように座り込んでしまったからだ。
「主様!?」
慌てて駆け寄ったテディは、今にも倒れてしまいそうな体を支える。体調が悪いのではと考え触れた額は、案の定、燃えるように熱かった。
「ごめん……ルカスを呼んでもらえる……?」
弱々しい声で言った主人が、気だるげに息をつく。途中で苦しそうに咳き込んだ彼女の背を摩ると、テディはそのままぐったりした体を抱え上げた。
1578「あ! 主様、お帰りなさいませ!」
平日の、日の高いうちに会えるなんてラッキー!
そんなふうに、テディが喜びに顔を綻ばせていられたのは、ほんの束の間だった。ぼんやりと彼の名を呼んだ主人が、くずおれるように座り込んでしまったからだ。
「主様!?」
慌てて駆け寄ったテディは、今にも倒れてしまいそうな体を支える。体調が悪いのではと考え触れた額は、案の定、燃えるように熱かった。
「ごめん……ルカスを呼んでもらえる……?」
弱々しい声で言った主人が、気だるげに息をつく。途中で苦しそうに咳き込んだ彼女の背を摩ると、テディはそのままぐったりした体を抱え上げた。