takeoka_p
MOURNING「遠野の片思い」自分の気持ちに整理がついていない遠野の話です。
時系列はチーム解散前のどこか…。
ハッピーな話じゃなくてすみません!
サブたま2開催おめでとうございます!!! 8
雪見/はるのみ
DONE新洸/🍫🍓ワードパレットより
「一目惚れ」「声」「足音」で書かせていただきました。
談笑の声、電車の音、信号機の鳥の鳴き声。休日の駅前は音が入り交じって、不快でない程度の騒がしさに満ちている。
そんな喧騒の中で、たったっ、スニーカーのつまさきがアスファルトを蹴る音が聞こえて、柱から背を離した。
「遠野、悪い、遅くなって……!」
「おはよう、洸太郎くん。走ってきてくれたんだ」
手を引いて、駐輪場前の自動販売機へと、ゆっくりと歩く。
「遅くなったって言っても、俺が早く来ただけで、じゅうぶん間に合ってるよ」
一番上の段、中央のボタンを押せば、ICカードを灰色の部分に押し付けた。その数秒後、ガコン、と重みのある物が落ちる音がして、取り出し口から手を差し入れてペットボトルを取り上げる。
「はい、どうぞ」
2217そんな喧騒の中で、たったっ、スニーカーのつまさきがアスファルトを蹴る音が聞こえて、柱から背を離した。
「遠野、悪い、遅くなって……!」
「おはよう、洸太郎くん。走ってきてくれたんだ」
手を引いて、駐輪場前の自動販売機へと、ゆっくりと歩く。
「遅くなったって言っても、俺が早く来ただけで、じゅうぶん間に合ってるよ」
一番上の段、中央のボタンを押せば、ICカードを灰色の部分に押し付けた。その数秒後、ガコン、と重みのある物が落ちる音がして、取り出し口から手を差し入れてペットボトルを取り上げる。
「はい、どうぞ」