saipoko2021
DONE『結果が発表された夜の二人』を題材に書いたSSです。和解もしてなければ相互理解もない二人(汗)
DRBを現実でしか知らないので、(ドラパ・コミカライズは半端に履修)
矛盾や解釈違いは笑って流して頂けると有り難いです(汗)
『その夜にー寂乱ー』 いつも見下ろしていた君を、初めて見上げたのかもしれない。
中王区の更に中心部、2thDRB決勝が行われた施設の廊下を、寂雷は一人出口向かって歩いていた。
大会後招集されたチームリーダーのみのミーティングも終わり、今日はもうホテルに戻って休むだけだ。そして、明朝にはこの地を離れる。
先に戻るように言っておいたけれど、あの二人はちゃんと帰ってくれただろうか。
物問いたげにこちらをみていた二人だけれど、今夜は二人が二人だけで過ごす時間も必要だと寂雷は感じていた。
もちろん、自分にとって二人は大切な仲間であり二人にとっての自分もそうだと自負しているけれど。それだけでは飲み込みきれない感情があることもまた、理解していた。
1319中王区の更に中心部、2thDRB決勝が行われた施設の廊下を、寂雷は一人出口向かって歩いていた。
大会後招集されたチームリーダーのみのミーティングも終わり、今日はもうホテルに戻って休むだけだ。そして、明朝にはこの地を離れる。
先に戻るように言っておいたけれど、あの二人はちゃんと帰ってくれただろうか。
物問いたげにこちらをみていた二人だけれど、今夜は二人が二人だけで過ごす時間も必要だと寂雷は感じていた。
もちろん、自分にとって二人は大切な仲間であり二人にとっての自分もそうだと自負しているけれど。それだけでは飲み込みきれない感情があることもまた、理解していた。
saipoko2021
DONE『結果が発表された夜の二人』を題材に書いたSSです。恋人同士な二人。
DRBを現実でしか知らないので、(ドラパ・コミカライズは半端に履修)
矛盾や解釈違いは笑って流して頂けると有り難いです(汗)
『その夜にー銃二ー』 その瞬間。
天を仰いだその横顔に、涙の幻が見えた。
2thDRB決勝が終わり、それぞれに割り当てられたホテルの部屋でスマホ画面を操作する。LINEにメッセージを一言、それだけを打ち込んで銃兎は立ち上がった。
「ん?どっか行くのか?」
我らの王の詰問に夜風に当たってくるとだけ告げて部屋を出る。
今日の出場者がホテル外に出ることは禁じられている。閉じられたフロントを通り過ぎ、中庭へと続くガラス扉を開けた。
途端に吹き付ける冷たい風に思わず首を竦ませる。
墨を流したような空には星も見えない。闇に沈む庭を迷いなく進んでいくと背後でもう一度扉が開く気配。
かつかつと石畳に足音が響く。それは、いつものスニーカーとは違う音。こちらへと近付く気配に足を止め、銃兎は煙草に火をつけた。
1794天を仰いだその横顔に、涙の幻が見えた。
2thDRB決勝が終わり、それぞれに割り当てられたホテルの部屋でスマホ画面を操作する。LINEにメッセージを一言、それだけを打ち込んで銃兎は立ち上がった。
「ん?どっか行くのか?」
我らの王の詰問に夜風に当たってくるとだけ告げて部屋を出る。
今日の出場者がホテル外に出ることは禁じられている。閉じられたフロントを通り過ぎ、中庭へと続くガラス扉を開けた。
途端に吹き付ける冷たい風に思わず首を竦ませる。
墨を流したような空には星も見えない。闇に沈む庭を迷いなく進んでいくと背後でもう一度扉が開く気配。
かつかつと石畳に足音が響く。それは、いつものスニーカーとは違う音。こちらへと近付く気配に足を止め、銃兎は煙草に火をつけた。
saipoko2021
DONE『結果が発表された夜の二人』を題材に書いたSSです。恋人同士な二人。
DRBを現実でしか知らないので、(ドラパ・コミカライズは半端に履修)
矛盾や解釈違いは笑って流して頂けると有り難いです(汗)
『その夜にー寂銃ー』 その瞬間。
貴方はその穏やかな瞳で、ただ前を見据えていた。
2thDRB決勝が終わり、中王区に急遽招集されたリーダーミーティングに向かう左馬刻を見送って、銃兎は煙草に火をつけた。
会場を共に出てきた理鶯には先に宿舎となるホテルに帰ってもらった。
自分が誰を待つのか分かっているのだろう。何も聞かず頷いてくれた理鶯に今更ながら気恥ずかしさがこみ上げる。
別に、待つ必要などなかった。何を約束をしている訳でもなし。ミーティングがどれだけかかるのかも、彼がそのまま出てくるのかすら銃兎は知らないのだから。
陽が落ちて冷たさを増す風に揺れる紫煙を、見るとはなしに目で追いかける。
それでも、このまま帰りたくなかった。
2397貴方はその穏やかな瞳で、ただ前を見据えていた。
2thDRB決勝が終わり、中王区に急遽招集されたリーダーミーティングに向かう左馬刻を見送って、銃兎は煙草に火をつけた。
会場を共に出てきた理鶯には先に宿舎となるホテルに帰ってもらった。
自分が誰を待つのか分かっているのだろう。何も聞かず頷いてくれた理鶯に今更ながら気恥ずかしさがこみ上げる。
別に、待つ必要などなかった。何を約束をしている訳でもなし。ミーティングがどれだけかかるのかも、彼がそのまま出てくるのかすら銃兎は知らないのだから。
陽が落ちて冷たさを増す風に揺れる紫煙を、見るとはなしに目で追いかける。
それでも、このまま帰りたくなかった。
しゅう
DONE空獄⚠️コミカライズネタ初めて互いの名前を呼びあったのは、コミカライズの「ありがとな」の後だろうか…という妄想。あの後の話でもうハライが獄の事務所に入り浸ってた(?)から、出会いから仲良く喧嘩するまでになるまでのスピードがかなり早いからもう次の日にはハライは獄の事務所に押し掛けてたんだろうな…かわいいな…と思いました
saipoko2021
DONE『貴方のキスはどんな味』第四話自分のカラダを使って情報を得る銃兎と、納得できないまま医師として恋人として彼を支える寂雷の話。銃兎視点。
※以下の項目を確認の上、大丈夫!という方のみ閲覧可。
1.閲覧は成人以上の方に限ります。
2.モブ銃要素があります。(事後描写有り)
3.銃兎が泣いてます。ちょっと壊れ気味です。
大丈夫ですか?(yes/no) 7254