kpwr1823
DONEレティにバーニィ耳が生えるアベレティ前編。前編はR18ではありませんが、お約束詰め込みなので『アベラルドも一介の男子として、情けなくも反応してしまうものがあった』な場面があります。
後編はえっちになる予定。
兎にも角にもかわいいのは 前編 宇宙まで巡った旅から戻って変わったことといえば、数え切れないほどある。
王国騎士団の在り方、フーガによる街の発展、旅で絆を深めた仲間たちとの交流。変わっていないものを上げる方が難しいかもしれない。
戦闘ひとつ取っても変わった。旅の間は相性の悪い相手にはアイテムを使用して対策したり、事情があって抜けた仲間の穴を皆で埋めたりと、様々な戦法を取った。得手不得手をお互いに補いながら、強敵に立ち向かってきたのだ。
店で調達できるものはもちろんそうしている。ただ、それぞれの道を歩む中で『今あれを調合してほしい』、『これはあんな場所まで行かなければ手に入らない』とどこかもどかしさを感じていたのは、皆同じだったようだ。
28441王国騎士団の在り方、フーガによる街の発展、旅で絆を深めた仲間たちとの交流。変わっていないものを上げる方が難しいかもしれない。
戦闘ひとつ取っても変わった。旅の間は相性の悪い相手にはアイテムを使用して対策したり、事情があって抜けた仲間の穴を皆で埋めたりと、様々な戦法を取った。得手不得手をお互いに補いながら、強敵に立ち向かってきたのだ。
店で調達できるものはもちろんそうしている。ただ、それぞれの道を歩む中で『今あれを調合してほしい』、『これはあんな場所まで行かなければ手に入らない』とどこかもどかしさを感じていたのは、皆同じだったようだ。
kpwr1823
SPUR ME最近あまりにも書きかけが多いので、どれかひとつでも完成させようねっていう戒めです。姫がまだ姿を見せてないけどアベレティになるやつの冒頭だけ。
PA星の海をこねこねしてるやつ 静かな宇宙艦の中から望める広大な濃紺の内で、星たちが宝石のように光り輝いている。
空の向こうの、星の世界。つい先日その存在を知ったばかりの場所に立っている事実に、アスター四号星のある者は驚嘆し、ある者は目を輝かせ、ある者は決意を新たにしていた。
アベラルドもそのひとりで、方角の道標とされるほど永久に存在すると考えられてきた星々が目の前で死に絶え、そして新たに生まれる瞬間の光に、つい先ほどまで魅入っていた。
再び部屋にひとりとなった今は、反省の真っただ中にいる。
いつの間にか後ろにいたレティシアに驚きこそすれ、アベラルドが姫を邪魔になんて思ったことなど、刹那のかけらもない。姫の気配に気づかないほど星に夢中になっていたことも、その姿を見られた気恥ずかしさに負けてまともな返事ができなかったことも。そして、
966空の向こうの、星の世界。つい先日その存在を知ったばかりの場所に立っている事実に、アスター四号星のある者は驚嘆し、ある者は目を輝かせ、ある者は決意を新たにしていた。
アベラルドもそのひとりで、方角の道標とされるほど永久に存在すると考えられてきた星々が目の前で死に絶え、そして新たに生まれる瞬間の光に、つい先ほどまで魅入っていた。
再び部屋にひとりとなった今は、反省の真っただ中にいる。
いつの間にか後ろにいたレティシアに驚きこそすれ、アベラルドが姫を邪魔になんて思ったことなど、刹那のかけらもない。姫の気配に気づかないほど星に夢中になっていたことも、その姿を見られた気恥ずかしさに負けてまともな返事ができなかったことも。そして、
kpwr1823
DONE8/25 COMIC CITY VEGA 2024 内の CROSSING SPHERES VG 2024 で発行予定のSO6アベレティR18小説本の全年齢部分サンプルその①以外あらすじ
戦後処理で各地に駆り出されていたアベラルドはレティシアから突然ラーカスに連れ出されるが、束の間のふたりで過ごす時間はあっという間に終わってしまう。
アベラルドが姫の隣にいることを見つめ直す話。
おとぎ話をあなたに サンプル①月蝕と残り香
仕事に励む人々の活気ある声や奏でる工具の音を掻き消さんばかりの不安を孕む老若男女の声が、あちこちで飛び交っている。
大陸西部をほぼ横断した流星の目撃者は、当初想像していたよりも遥かに多かった。国内政治の影響か、流星は不吉の象徴だと捉える声も多い。
ここディベルも例外ではなかった。街の門をくぐってすぐの広場は、陽が真上に上がるよりも前にライタールへ出発したときと変わらず、流星の噂で持ち切りだった。
三歩先を歩いていたニーナが頭の上で手を組みながら、まだ門の近くにいるアベラルドとレティシアを振り返る。
「これからどうします? 腕……施療院に行くなら、私も一緒に行きましょうか?」
18983仕事に励む人々の活気ある声や奏でる工具の音を掻き消さんばかりの不安を孕む老若男女の声が、あちこちで飛び交っている。
大陸西部をほぼ横断した流星の目撃者は、当初想像していたよりも遥かに多かった。国内政治の影響か、流星は不吉の象徴だと捉える声も多い。
ここディベルも例外ではなかった。街の門をくぐってすぐの広場は、陽が真上に上がるよりも前にライタールへ出発したときと変わらず、流星の噂で持ち切りだった。
三歩先を歩いていたニーナが頭の上で手を組みながら、まだ門の近くにいるアベラルドとレティシアを振り返る。
「これからどうします? 腕……施療院に行くなら、私も一緒に行きましょうか?」