hijshiz__love
DONE真珠ちゃん物語第二話です。銀魂5話、「ジジィになってもあだ名で呼び合える友達を作れ」の真珠ちゃん視点のお話になってます。
今更だけど原作介入無理〜って人は今すぐブラウザバックを!!!!
忘れ草に一雫。*2話 ー ジジイになってもくだらない事だけ覚えてるよね*
「おいコラァ!俺が以前から買いだめしていた大量のチョコが姿を消した。食べた奴は正直に手挙げろ。今なら四分の三殺しで許してやる。」
「四分の三ってほとんど死んでんじゃないすか。っていうか、アンタいい加減にしないとほんと糖尿になりますよ?」
「チョコなんてまた買えばいいですよ。ね?神楽さん。」
そう告げると、彼は持っていたお茶を啜った。
私、如月真珠が万事屋に居候するようになって数日。何となく三人の性格が分かってきたような気がする。
「 ”またも狙われた大使館。連続爆破事件凶行続く“。物騒な世の中アルなぁ。私怖いよパピー、マミー。」
ソファの上で新聞を広げていた少女は新聞の見出しを声に出して読み上げた。
10467「おいコラァ!俺が以前から買いだめしていた大量のチョコが姿を消した。食べた奴は正直に手挙げろ。今なら四分の三殺しで許してやる。」
「四分の三ってほとんど死んでんじゃないすか。っていうか、アンタいい加減にしないとほんと糖尿になりますよ?」
「チョコなんてまた買えばいいですよ。ね?神楽さん。」
そう告げると、彼は持っていたお茶を啜った。
私、如月真珠が万事屋に居候するようになって数日。何となく三人の性格が分かってきたような気がする。
「 ”またも狙われた大使館。連続爆破事件凶行続く“。物騒な世の中アルなぁ。私怖いよパピー、マミー。」
ソファの上で新聞を広げていた少女は新聞の見出しを声に出して読み上げた。
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DONE如月真珠物語 第一話!忘れ草に一雫。*1話 ー 箱入り娘*
「またバイクで人はねたアルか。」
「いや…これは事故でぇ………」
人の声が聞こえる。男が一人、
「事故でも人をはねた事には変わりないでしょ!!……死んでないといいですけど……」
「ふ、不謹慎な事言うんじゃねぇよ新八ぃぃッ!!!」
いや二人。それと女の子が一人。
数分の記憶が飛んでいる。何をしていたのだろうか。
無我夢中で逃げていたのは思い出せたが、その後の記憶は真っ白である。
「…息はしてるみてェだな。」
見慣れた白髪が見えた。否、銀髪と言った方が正しい。
”きっと彼女だ。“
直感でそう思った。
「お雪さんッ!!!」
「「「!?!?」」」
ガバッと起き上がると、目の前に三人の家族が見えた。
2829「またバイクで人はねたアルか。」
「いや…これは事故でぇ………」
人の声が聞こえる。男が一人、
「事故でも人をはねた事には変わりないでしょ!!……死んでないといいですけど……」
「ふ、不謹慎な事言うんじゃねぇよ新八ぃぃッ!!!」
いや二人。それと女の子が一人。
数分の記憶が飛んでいる。何をしていたのだろうか。
無我夢中で逃げていたのは思い出せたが、その後の記憶は真っ白である。
「…息はしてるみてェだな。」
見慣れた白髪が見えた。否、銀髪と言った方が正しい。
”きっと彼女だ。“
直感でそう思った。
「お雪さんッ!!!」
「「「!?!?」」」
ガバッと起き上がると、目の前に三人の家族が見えた。
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DONE如月真珠ちゃんがかぶき町で過ごす笑いあり涙あり(?)恋ありの物語!!!忘れ草に一雫。*プロローグ*
あつい。
涙か汗か分からない雫が、赤みがかった道に滴り落ちる。
ストロベリームーン。
六月の満月の名称として使われる。米国の先住民の風習が由来である。
紅色に光る月を見ながら、昔読んだ本でそう記されていたのを思い出した。
月が出ているはずなのに、
涼しい夜風が吹いているはずなのに、
月が赤に染っているせいか、汗も涙も流れ続けるだけだった。
私がどんなに逃げ続けても、月は私を照らし続ける。
彼女はここに居る、と誰かに教えているかのように。
「っ…はぁ……はぁ…………。」
暗い夜道を無我夢中で走る。
まだ斬撃の音と、枯れながらも叫ぶあの人の声が耳の中に響いている。
母親は小さい頃病気でいなくなった。
648あつい。
涙か汗か分からない雫が、赤みがかった道に滴り落ちる。
ストロベリームーン。
六月の満月の名称として使われる。米国の先住民の風習が由来である。
紅色に光る月を見ながら、昔読んだ本でそう記されていたのを思い出した。
月が出ているはずなのに、
涼しい夜風が吹いているはずなのに、
月が赤に染っているせいか、汗も涙も流れ続けるだけだった。
私がどんなに逃げ続けても、月は私を照らし続ける。
彼女はここに居る、と誰かに教えているかのように。
「っ…はぁ……はぁ…………。」
暗い夜道を無我夢中で走る。
まだ斬撃の音と、枯れながらも叫ぶあの人の声が耳の中に響いている。
母親は小さい頃病気でいなくなった。