せきれい
DONEいくひよ 事に及ぶ直前でちょっぴり情事の匂いダイレクトなエロではないけどなんかエックスに載せるの恥ずかしくてとりあえずこっちに投稿…
DFのオーコメで監督が色チェックかなんかのときに画見て「いくやは美人やなあ」ってコメントした話聞いて、いつもそばにいるひよりもふとしたなんでもない瞬間にわ…美人だな、っていくやに見とれる瞬間があったらいいなと思ったのがきっかけで描いたまんがです(長い) 5
Rin
MOURNINGモブから日和をいただく郁弥の話 ストロベリーパフェの甘い香り。カフェで一番人気のパフェを嬉しそうに口へ運び、日和は時々携帯を見る。普段からあまり携帯を触らない子だったのに、最近はすっかりコートのポケットの中に入れるようになった。ランプが光ってメールが届くと、すぐ返信出来るように。
日和の口元がひっそり笑う。こちらに気づかれないよう口を結んでいるつもりだろうけど、そんなの僕にはバレバレだ。携帯の画面にゆっくりと指を滑らせる。日和の頬が薄っすら赤く染まる。そこには一体どんな文字が綴られているのだろう。僕はひどい胸やけを感じていた。
「……昨日デートだったの?」
「あ、うん。呼び出されちゃって」
「そうなんだ。平日なのに珍しいね。会うのは休日じゃなかった?」
2646日和の口元がひっそり笑う。こちらに気づかれないよう口を結んでいるつもりだろうけど、そんなの僕にはバレバレだ。携帯の画面にゆっくりと指を滑らせる。日和の頬が薄っすら赤く染まる。そこには一体どんな文字が綴られているのだろう。僕はひどい胸やけを感じていた。
「……昨日デートだったの?」
「あ、うん。呼び出されちゃって」
「そうなんだ。平日なのに珍しいね。会うのは休日じゃなかった?」
Rin
MOURNINGいくひよ、寺島と寒河江猫舌の男の子「ゲーセン寄っていこうぜ」と寺島が言う。寺島と寒河江、桐嶋と遠野の四人が揃ったのは久々だった。まず昼になにを食べるか……ラーメン派の寺島とパスタ派の桐嶋でひと悶着あり、結局「腹減った。あれは?」と寒河江の鶴の一声により、看板の見えていたお好み焼き屋に決まった。
てっきり二人の間を取るのかと思いきや、お好み焼きって。そもそも麺類ですらない。また喧嘩にならないだろうか……と日和は不安がっていたけど、二人はすんなり店に向かう。良かったのか。お好み焼きでも。そう思っていると、不思議がっている表情を察した寒河江が「俺はお好み焼きが食いたかったし」と言う。「あの店ならたぶん、焼きそばもあるだろ」と笑った。寒河江の言った通り、二人は仲良く焼きそばを頼んだ。我が儘を聞き入れつつ、結局は自分の食べたかったお好み焼き屋に入る。あまりにも上手な二人の扱い方(あしらい方)に日和は脱帽した。
4100てっきり二人の間を取るのかと思いきや、お好み焼きって。そもそも麺類ですらない。また喧嘩にならないだろうか……と日和は不安がっていたけど、二人はすんなり店に向かう。良かったのか。お好み焼きでも。そう思っていると、不思議がっている表情を察した寒河江が「俺はお好み焼きが食いたかったし」と言う。「あの店ならたぶん、焼きそばもあるだろ」と笑った。寒河江の言った通り、二人は仲良く焼きそばを頼んだ。我が儘を聞き入れつつ、結局は自分の食べたかったお好み焼き屋に入る。あまりにも上手な二人の扱い方(あしらい方)に日和は脱帽した。