橋わたり
DOODLEタイトルそのまんま、特殊なピンチに陥る刹那のお話。オマケにライ刹パート、いじめっこ気質が抑えきれなかったライル。※勢いだけで書いたので矛盾点盛り盛り
※若干の暴力表現注意
イケナイ薬を飲まされた(意訳)刹那の話 横面へ一発貰ったと同時に、鼻先から垂れ落ちたそれがコンクリの床へ点々と赤を咲かせる。
「まだ死んでねえのかよ、気味が悪いぜ」
「それならミュールにしちまえばいい。ちょうど昨日、一匹潰れたところだったんだ」
もう何度目になるか解らない打撃で視界は霞んでいるし、よく聞こえなくなっている耳に男達の声はわんわんと反響するばかりだ。
不味いと思うものの、間髪入れず鳩尾へ減り込んだ前膝に、とうとう足から頽れてしまった。
「おい見ろよ、綺麗な面してるじゃねえか。勿体ねえ!」
失神寸前で、緩んでしまった口端に節くれ立った指が強引に割って入って来る。ざらついた指の腹が粘膜を引っ掛けていく感触に、吐き気が湧いた。
「もっと上向かせろ。…喉の奥まで入れてやるからな」
3221「まだ死んでねえのかよ、気味が悪いぜ」
「それならミュールにしちまえばいい。ちょうど昨日、一匹潰れたところだったんだ」
もう何度目になるか解らない打撃で視界は霞んでいるし、よく聞こえなくなっている耳に男達の声はわんわんと反響するばかりだ。
不味いと思うものの、間髪入れず鳩尾へ減り込んだ前膝に、とうとう足から頽れてしまった。
「おい見ろよ、綺麗な面してるじゃねえか。勿体ねえ!」
失神寸前で、緩んでしまった口端に節くれ立った指が強引に割って入って来る。ざらついた指の腹が粘膜を引っ掛けていく感触に、吐き気が湧いた。
「もっと上向かせろ。…喉の奥まで入れてやるからな」