202010Copycat
TRAININGジョカリヒ版ワンライ02/21 のお題 雨ざらし かける 落ちる#ジョカリヒ版深夜の60分一本真剣勝負
※本誌ネタ含。
時間大幅に超えたし、リ登場させるとこまでたどり着けなかったし、全然ジョカリヒじゃないわで、惨敗気分だけど。でも本誌まちの落ち着かない気持ちからの逃避には大成功したから…まあいいや
創作ばんざい\(^o^)/ 1852
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MOURNING #ジョカリヒ版深夜の60分一本真剣勝負06/25 のお題 ループ 泣く 夜の底
事後。
いつになったら本番かくのか儂は…と思って、なんとなくあげそびれたやつ。
夜風がしゅうしゅうと鳴く。
ざわめく木々の声と重なり、物悲しさが重なって虚しさを呼ぶ。
さて、啾啾と泣くのは、この世ならざる者たちだったであろうか。
それは、昔、何処かで読んだ詩集の一節だったか。
果てた後は、どうにも一抹の寂しさが纏わりつく。
妙に頭がクリアなのに、何も考えたくない怠惰にゆるりとまどろむ。
生産性のない行為を繰り返すかのような虚しさは下腹部にまとうだるさよりも頭に重くのしかかる。
確かな現実を掴みたくて、縋るように名前を呼ぶ。
心の命綱のようでもあるのに、それは、きっと本当の名前ではなくて。
それでも一縷の望みのように、その名、自ら名乗ったという意味では、真実の名を。
「じょーかー…」
体力差があるせいか、彼はいつだって事の後に、ぐったりと四肢をだらしなく投げだす僕とは真逆に確りとした所作で煙草に火をつける。
545ざわめく木々の声と重なり、物悲しさが重なって虚しさを呼ぶ。
さて、啾啾と泣くのは、この世ならざる者たちだったであろうか。
それは、昔、何処かで読んだ詩集の一節だったか。
果てた後は、どうにも一抹の寂しさが纏わりつく。
妙に頭がクリアなのに、何も考えたくない怠惰にゆるりとまどろむ。
生産性のない行為を繰り返すかのような虚しさは下腹部にまとうだるさよりも頭に重くのしかかる。
確かな現実を掴みたくて、縋るように名前を呼ぶ。
心の命綱のようでもあるのに、それは、きっと本当の名前ではなくて。
それでも一縷の望みのように、その名、自ら名乗ったという意味では、真実の名を。
「じょーかー…」
体力差があるせいか、彼はいつだって事の後に、ぐったりと四肢をだらしなく投げだす僕とは真逆に確りとした所作で煙草に火をつける。
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TRAINING #ジョカリヒ版深夜の60分一本真剣勝負本日06/26のお題 待ち合わせ 子供 つかむ より、「子供」。
〆の一文に「待ち合わせ」、そこに至るまでに「つかむ」を入れたかった…けどタイムアップ…
ダークヒーローの名を冠して、付き合いも年単位を超えて来た間柄。
相手に、「話したくない何かがある」と、察するに足りる時間が二人の間には経過していた。
互いに顔を突き合せれば、常日頃、真実を求めるための話ばかりしているのだが、それでも、折々の雑談、その端々、箸休めのような小話、そんなものたちの向こう側に薄っすら掠めるように在る「何か」。
リヒトがジョーカーの過去に対して、何か察し、そのうえで悟られないように話題を選び慮っていることが、時々、ある。
それに気づいてジョーカーは、その気遣いに対して、ありがたいような気もしたが、どこかわだかまりを感じていた。
わざわざ話す必要のないことだ、とも思う。
もし、過去を訊かれたならば、語る覚悟はできてもいる。
922相手に、「話したくない何かがある」と、察するに足りる時間が二人の間には経過していた。
互いに顔を突き合せれば、常日頃、真実を求めるための話ばかりしているのだが、それでも、折々の雑談、その端々、箸休めのような小話、そんなものたちの向こう側に薄っすら掠めるように在る「何か」。
リヒトがジョーカーの過去に対して、何か察し、そのうえで悟られないように話題を選び慮っていることが、時々、ある。
それに気づいてジョーカーは、その気遣いに対して、ありがたいような気もしたが、どこかわだかまりを感じていた。
わざわざ話す必要のないことだ、とも思う。
もし、過去を訊かれたならば、語る覚悟はできてもいる。