pri_rin9886
เสร็จแล้วスピフリの一応続きでどこかの幕間。推しのオニプちゃんとフリをキャッキャさせたかっただけ。オニプリンと!「なっんでサンゴがスピネルの言うことなんか聞かなきゃいけねぇんだよっ!」
オニゴーリの上で頬杖をつきながらサンゴが眉を吊り上げている。
スピネルからとりあえずの待機を命じられたサンゴとオニキスの2人は退屈な時間を過ごしていた。
穏やかな風と朝の光が降り注ぎなんとも長閑な雰囲気だ。ただ一つ、サンゴがうるさい事を除いて。
「仕方がないだろう」といつものように嗜めようとしたが、オニキスは黙ってただ眉根を寄せた。更にうるさくなる事がわかっているからである。オニキスとてスピネルに思うところはあるが今はまだ様子を見るべきだろうと口を閉ざしているのだ。
「あっ」
不意にサンゴが声を上げたのでそちらを見るとポーチからポロリとモンスターボールが飛び出してきた。まったく、きちんとチャックをしないからだ。ちゃんと閉めておけといつも言っているのに。
2629オニゴーリの上で頬杖をつきながらサンゴが眉を吊り上げている。
スピネルからとりあえずの待機を命じられたサンゴとオニキスの2人は退屈な時間を過ごしていた。
穏やかな風と朝の光が降り注ぎなんとも長閑な雰囲気だ。ただ一つ、サンゴがうるさい事を除いて。
「仕方がないだろう」といつものように嗜めようとしたが、オニキスは黙ってただ眉根を寄せた。更にうるさくなる事がわかっているからである。オニキスとてスピネルに思うところはあるが今はまだ様子を見るべきだろうと口を閉ざしているのだ。
「あっ」
不意にサンゴが声を上げたのでそちらを見るとポーチからポロリとモンスターボールが飛び出してきた。まったく、きちんとチャックをしないからだ。ちゃんと閉めておけといつも言っているのに。
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เสร็จแล้วスピフリの一応続き。91話後の一幕。91話後の一幕「入るぞー」
雑なノックの音と同時に扉が開かれ、スピネルは慌ててPCのウインドウを閉じた。
「返事をしてから入るようにといつも言っているでしょう」
「はいはい、そりゃ悪かった」
まったく悪びれない返事にため息を吐くしかない。同時に扉を開いていてはノックの意味もないだろうに、何度言っても聞きはしないのだから。
「なんだよ、エッチな動画でも観てたのかぁ?」
「そんな訳がないでしょう」
態度に出したつもりは無かったが、スピネルのほんの少しの焦りを見透かしたようにフリードが茶化しながら顔を近づけてくる。ニンマリと笑う金色の瞳は凪いでいて、特に変化は見られない。それを確認して安堵し、そんなことを日々気にしている自分が滑稽だと思った。
1350雑なノックの音と同時に扉が開かれ、スピネルは慌ててPCのウインドウを閉じた。
「返事をしてから入るようにといつも言っているでしょう」
「はいはい、そりゃ悪かった」
まったく悪びれない返事にため息を吐くしかない。同時に扉を開いていてはノックの意味もないだろうに、何度言っても聞きはしないのだから。
「なんだよ、エッチな動画でも観てたのかぁ?」
「そんな訳がないでしょう」
態度に出したつもりは無かったが、スピネルのほんの少しの焦りを見透かしたようにフリードが茶化しながら顔を近づけてくる。ニンマリと笑う金色の瞳は凪いでいて、特に変化は見られない。それを確認して安堵し、そんなことを日々気にしている自分が滑稽だと思った。
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เสร็จแล้ว順番が逆になってますが右のやつの一つ前のお話。これが1話目になります。黄水晶「スピネル社長」
所用を済ませ、戻るところだった社長室の扉の前でかけられた声にスピネルは微笑みを返した。
「おや、シトリン。2人きりの時には『スピネル』で良いと教えたはずですが?」
「ゔ…」
社内とはいえ、立ち入りの制限されたこのフロアに他に通りかかる者などいるはずもない。
ニッコリと微笑みを深くしたスピネルに、『シトリン』と呼ばれた青年はフイと目を逸らしながらあーだのうーだのと唸っている。今更照れることでも無いだろうに。
こんな姿を見ていると、以前の彼とまるで変わらないようにも見えるのだが。
「あー、えっと、スピ…ネル…、まだ仕事するのか?」
「ええ。まだ終わらせておきたいことが残っていますからね。」
ようやくこちらを見た彼の瞳が柔らかく光るのを見て、やはり違うな、と思ってしまった。
830所用を済ませ、戻るところだった社長室の扉の前でかけられた声にスピネルは微笑みを返した。
「おや、シトリン。2人きりの時には『スピネル』で良いと教えたはずですが?」
「ゔ…」
社内とはいえ、立ち入りの制限されたこのフロアに他に通りかかる者などいるはずもない。
ニッコリと微笑みを深くしたスピネルに、『シトリン』と呼ばれた青年はフイと目を逸らしながらあーだのうーだのと唸っている。今更照れることでも無いだろうに。
こんな姿を見ていると、以前の彼とまるで変わらないようにも見えるのだが。
「あー、えっと、スピ…ネル…、まだ仕事するのか?」
「ええ。まだ終わらせておきたいことが残っていますからね。」
ようやくこちらを見た彼の瞳が柔らかく光るのを見て、やはり違うな、と思ってしまった。
pri_rin9886
เสร็จแล้ว左の続き。記憶ありなフリで89話後スピに囲われながら隠密しようとしている(できてない)フリのお話。イツワリノぎしり、と微かな音を立ててフリードはベッドから身を起こした。
薄暗い部屋の中で、服が床に散らばっているのが見える。いつまでも素っ裸のままというのも心許ないが、ベッドから降りるのも億劫だ。しばらくこのままでいいか、とフリードは座ったまま再び目を閉じた。
ここは社長室から扉一枚を隔てた仮眠室である。その名の通り社長であるスピネルが仮眠を取るための部屋なのだが、スピネルが1人で呑気に寝ている姿など見たことはない。主な用途は休憩と称してフリードを連れ込むためのものである、ように思う。
少なくともフリードにとってはそうだった。
名ばかりの社長というわけではなく、なんだかんだと忙しく動き回っているスピネルに「少しは休んだらどうだ?」と声をかけても「休んでいるじゃないですか」といつもの笑顔が返ってくる。
2414薄暗い部屋の中で、服が床に散らばっているのが見える。いつまでも素っ裸のままというのも心許ないが、ベッドから降りるのも億劫だ。しばらくこのままでいいか、とフリードは座ったまま再び目を閉じた。
ここは社長室から扉一枚を隔てた仮眠室である。その名の通り社長であるスピネルが仮眠を取るための部屋なのだが、スピネルが1人で呑気に寝ている姿など見たことはない。主な用途は休憩と称してフリードを連れ込むためのものである、ように思う。
少なくともフリードにとってはそうだった。
名ばかりの社長というわけではなく、なんだかんだと忙しく動き回っているスピネルに「少しは休んだらどうだ?」と声をかけても「休んでいるじゃないですか」といつもの笑顔が返ってくる。