肴飯のポイ箱
DONE少年kbn君と同年代🚺dndちゃんの話。「まずは一手」の続きです。
何でもかんでも楽しくなっちゃう2人の話。
※dndさん先天性女体化
ずっとキラキラが見えた ナックルシティの少し奥まった所にある漆喰と煉瓦壁が特徴の小さなティールームの一角。青々とした観葉植物が並べられたコンサーバトリー内では、淡いブルーの茶器に注がれた花のような香りのする紅茶に、同じく淡い色を基調にしたティースタンド。その上には宝石のような軽食やお菓子達が行儀良く並んでいた。
「…おお…キラキラだぜ!」
テーブルに広げられたそれらを、琥珀色の瞳を無邪気に輝かせながら笑顔になるダンデの姿に、キバナはホッと胸を撫で下ろす。
「喜んでくれて良かった」
「お昼、迷子になってたら食べ損ねてたんだ。助かったぜ」
「そんなに歩き回ってたのかよ?電話すればよかったじゃん」
「いや、まあそうなんだが。服を見てもらいたいって電話は流石にし難くて…」
1750「…おお…キラキラだぜ!」
テーブルに広げられたそれらを、琥珀色の瞳を無邪気に輝かせながら笑顔になるダンデの姿に、キバナはホッと胸を撫で下ろす。
「喜んでくれて良かった」
「お昼、迷子になってたら食べ損ねてたんだ。助かったぜ」
「そんなに歩き回ってたのかよ?電話すればよかったじゃん」
「いや、まあそうなんだが。服を見てもらいたいって電話は流石にし難くて…」
肴飯のポイ箱
DOODLEワンドロ少年kbn君と同年代🚺dndちゃんの話。
※先天性女体化です。
心より行動が先にくる1人と、心が来てから一気に行動し始める1人の話
お題『初恋or意識し始め』
まずは一手 昼下がりのナックルシティ。ジムリーダーになって一年とちょっと。自分に割り振られた仕事をなんとか回せるようになってきたキバナは、最近になって漸く入ることを許された宝物庫内の書庫に昼休憩はもっぱら入り浸っていた。保存の観点から外に全く出される事のない書庫は、知的好奇心が強いキバナにとっては大分豪華なオモチャ箱のようなものだった。
「(今日は午後から休みだし、入室許可も取った。絶対閉まるギリギリまで入り浸ってやる!)」
少し浮き足だった歩みで書庫の扉を開け、少し埃っぽい空気を吸い込む。この、何とも言えない紙とインクの香りがキバナは大好きだった。
ナックルジムの書庫は少し不思議な形をしている。吹き抜け式の円柱型の室内には螺旋階段がぐるりとドラゴンの体のように巻き付いている。その螺旋に沿って壁に本棚が埋め込まれている。光を最低限取り込む為に作られた丸い天窓には、月と太陽をモチーフにしたステンドグラスが嵌められており、外の光を透かして淡い彩光を放っている。
2021「(今日は午後から休みだし、入室許可も取った。絶対閉まるギリギリまで入り浸ってやる!)」
少し浮き足だった歩みで書庫の扉を開け、少し埃っぽい空気を吸い込む。この、何とも言えない紙とインクの香りがキバナは大好きだった。
ナックルジムの書庫は少し不思議な形をしている。吹き抜け式の円柱型の室内には螺旋階段がぐるりとドラゴンの体のように巻き付いている。その螺旋に沿って壁に本棚が埋め込まれている。光を最低限取り込む為に作られた丸い天窓には、月と太陽をモチーフにしたステンドグラスが嵌められており、外の光を透かして淡い彩光を放っている。
肴飯のポイ箱
DONEワンドロお題「駆け引き•取り引き」
立ち止まって周りを見たら不安になってしまった1人と、立ち止まった先でずっと待っていた1人の話。
※イズオーバー後同棲設定
すっごい…難産でした…でも楽しかった!
よーいどん すっかりと夜の帳が下りたナックルシティの片隅。夕食もシャワーも終わらせたキバナは、リビングでのんびりと読書をしながら膝に顎を乗せてくるフライゴンの頭を撫でて存分にリラックスモードだった。間接照明によって柔らかい明るさに包まれた部屋の中では、他のポケモン達ものんびりと寛いでおり平和の一言だ。ただ、少し引っかかる事があるとすれば同棲している恋人の様子が変だったこと。仕事から帰って来たと思えば夕飯もそこそこに共有してる書斎に引き篭もってしまった。
まあ、何かに集中したい時には同じような事は度々あった。キバナもたまにやる。ただ、今回は表情がいつもより鬼気迫ったというか焦っていたというか。
「…ふりゃ」
撫でる手が止まっていた事にちょっと不満げな声でフライゴンが拗ねる。それに謝るように撫でる動きを再開すると、満足そうに目を細めて擦り寄ってくる。そんな可愛い姿に、今日は甘えただなぁ。なんて思いながらキバナは読書を続ける。
3171まあ、何かに集中したい時には同じような事は度々あった。キバナもたまにやる。ただ、今回は表情がいつもより鬼気迫ったというか焦っていたというか。
「…ふりゃ」
撫でる手が止まっていた事にちょっと不満げな声でフライゴンが拗ねる。それに謝るように撫でる動きを再開すると、満足そうに目を細めて擦り寄ってくる。そんな可愛い姿に、今日は甘えただなぁ。なんて思いながらキバナは読書を続ける。
肴飯のポイ箱
DOODLEワンドロ開催ありがとうございます!⏳30分
お題『手を握る』
一歩分の見える景色の違いの話です。
一歩前の世界「ほら」
心底仕方がないという顔をした後に、宙を彷徨っていたオレの手を引いて足速に歩き出すその背中を、静かに眺めながら歩く時間が実は密かな楽しみだと言ったらキミは怒るだろうか。
何度も繰り返されるこの道案内のやり取りに、いつか愛想を尽かされてしまうかもな。なんて自嘲しながらも、自分と同じ所にタコのあるトレーナー特有のガサついた手を、少しだけ力を入れて握り返す。自分より低い体温を帯びた指先が、少しでも長く自分の手と繋がってくれてたらいいのに。
そんな自分勝手な想いを、自分より幾分か広い背中に向かって視線と共に密かに飛ばしたが、キバナの足並みは勿論全く変わらなかった。
◇◆◇
「ほら」
スイっと目の前に差し出された彼の手の意図が掴めずキョトンと見つめていたら。差し出してきた本人も先ほどジュースバーでお揃いで買ったウブのみ入りのスムージーを空いたもう一方の手に持ちながら、一緒になって首を傾げていた。
992心底仕方がないという顔をした後に、宙を彷徨っていたオレの手を引いて足速に歩き出すその背中を、静かに眺めながら歩く時間が実は密かな楽しみだと言ったらキミは怒るだろうか。
何度も繰り返されるこの道案内のやり取りに、いつか愛想を尽かされてしまうかもな。なんて自嘲しながらも、自分と同じ所にタコのあるトレーナー特有のガサついた手を、少しだけ力を入れて握り返す。自分より低い体温を帯びた指先が、少しでも長く自分の手と繋がってくれてたらいいのに。
そんな自分勝手な想いを、自分より幾分か広い背中に向かって視線と共に密かに飛ばしたが、キバナの足並みは勿論全く変わらなかった。
◇◆◇
「ほら」
スイっと目の前に差し出された彼の手の意図が掴めずキョトンと見つめていたら。差し出してきた本人も先ほどジュースバーでお揃いで買ったウブのみ入りのスムージーを空いたもう一方の手に持ちながら、一緒になって首を傾げていた。
肴飯のポイ箱
DONEワンドロお題「恋バナ•恋愛相談」⏳半日ちまちま
nzさんにだけめっちゃ自を出して事あるごとに駆け込み寺にしていたdndさんの話と、まさかの全力疾走する事になったkbnさんの話。
※🗼時空
やったもん勝ちの勝利宣言 好きに種類があるなんて、ダンデはキバナに会うまで知らなかった。知らなかったのだ。
『ダンデ、恋の昇級戦!?』
『深夜の密会か?夜の街に消えるニ人』
ちょっと上手い言い回しだな。なんて現実逃避をしながら本日発売されたゴシップ誌のページを捲るが、内容の事実無根さに眩暈を覚えて思わず目頭を押さえる。
「…この記事を書いた記者は、小説家にでもなったほうがいいんじゃないか?」
「良いですねそれ。この腐れゴシップ誌を発行した会社へしっかりと伝えておきますね!」
ダンデの少し仄暗い皮肉をしっかりと拾い上げた秘書は、声は明るさこそ保っているが顔は一つも笑っていなかった。
「一月後、このクソな会社の土地を更地にする勢いで法務部がやり合いますのでご安心を。ただ2、3日はタワーも通常営業どころでは無いので今日はこのままお帰りください」
2892『ダンデ、恋の昇級戦!?』
『深夜の密会か?夜の街に消えるニ人』
ちょっと上手い言い回しだな。なんて現実逃避をしながら本日発売されたゴシップ誌のページを捲るが、内容の事実無根さに眩暈を覚えて思わず目頭を押さえる。
「…この記事を書いた記者は、小説家にでもなったほうがいいんじゃないか?」
「良いですねそれ。この腐れゴシップ誌を発行した会社へしっかりと伝えておきますね!」
ダンデの少し仄暗い皮肉をしっかりと拾い上げた秘書は、声は明るさこそ保っているが顔は一つも笑っていなかった。
「一月後、このクソな会社の土地を更地にする勢いで法務部がやり合いますのでご安心を。ただ2、3日はタワーも通常営業どころでは無いので今日はこのままお帰りください」
肴飯のポイ箱
DOODLEワンドロお題「初めて」
⏳1h +30
変わりすぎて一歩がすくんでしまっていた1人を無自覚に一歩どころが100歩踏み出させる1人とベストタイミングで突き飛ばすもう1人の話。
※is over後
覚えてないなら今にして それは、酒の席での他愛無い、ちょっとした好奇心だった。
「ダンデのファーストキスっていつだったの?」
事の始まりは薄暗がりなパブの片隅で、テーブルの少し冷めたチップスを指で弄びながらキバナが尋ねたこの質問から始まった。キバナは、10年以上転がし続けたダンデへの恋心を一体何処へ落ち着けようかとずっと悩んでいた。
チャンピオンがあの子に変わってから、リーグに関わる人間の多くは環境がガラリと変わった。それこそキバナに至ってはジムの修繕手続きやら、新しい体制でのジムチャレンジに向けたあれこれやらと、何かと忙しく。
そんな中で、久しぶりにリーグ会議で一緒の帰りになって、ダンデから明日はオフだとも聞いてしまえば、折角だから帰りに軽く一杯引っ掛けようなんて言葉が出てくるのも自然な事だった。あわよくばちょっと酔った姿のダンデが見てみたい。そんなちょっと下心を持ちつつ誘ってみたら思ったよりも嬉しそうに乗ってくれて。正面で向かい合って話す事ができて浮かれていた事もある。そこからのちょっとした好奇心と、少しの足踏み。様々な事が一気に変わってしまったこの一年で、キバナは一歩踏み出す事に少しだけ臆病風に吹かれていたと言ってもいい。
3109「ダンデのファーストキスっていつだったの?」
事の始まりは薄暗がりなパブの片隅で、テーブルの少し冷めたチップスを指で弄びながらキバナが尋ねたこの質問から始まった。キバナは、10年以上転がし続けたダンデへの恋心を一体何処へ落ち着けようかとずっと悩んでいた。
チャンピオンがあの子に変わってから、リーグに関わる人間の多くは環境がガラリと変わった。それこそキバナに至ってはジムの修繕手続きやら、新しい体制でのジムチャレンジに向けたあれこれやらと、何かと忙しく。
そんな中で、久しぶりにリーグ会議で一緒の帰りになって、ダンデから明日はオフだとも聞いてしまえば、折角だから帰りに軽く一杯引っ掛けようなんて言葉が出てくるのも自然な事だった。あわよくばちょっと酔った姿のダンデが見てみたい。そんなちょっと下心を持ちつつ誘ってみたら思ったよりも嬉しそうに乗ってくれて。正面で向かい合って話す事ができて浮かれていた事もある。そこからのちょっとした好奇心と、少しの足踏み。様々な事が一気に変わってしまったこの一年で、キバナは一歩踏み出す事に少しだけ臆病風に吹かれていたと言ってもいい。
ィリュシアの骨
DOODLE↓前に描いたプテラノドンちゃんにポイピクで熱烈なハートを送ってくれる人がいて嬉しいのでまた描きました。いいよねこの子https://poipiku.com/1730391/6031781.html
暁ルナ
MAIKING「猫」「推しの日」「いい男の日」がお題のワンドロに初めて挑戦しました。みにヴぁんであった店長代理と櫂くんの事実(なおうろ覚え)を羅列してもふらせるだけのお話
いい男なんていなかった()
2時間半もかけてしまった⋯
もふもふはいいぞ!ある日、カードキャピタルの顔馴染みで動物園に行くことになった。
動物園に行くなんて久しぶりだった。
ライオンやゾウなどメジャーな動物たちを前にはしゃぐアイチやカムイをぼんやりと眺めながら歩いていた。
そんな時、ふと小さな小屋と柵、『ふれあい動物園にようこそ』と書かれた看板が目に入る。
気まぐれで近寄ってみればふれあい動物園という名の通り、小さな動物達と触れ合う事ができるという区画だった。
実際に触れるのはウサギ、ハムスターが主らしい。
(特に気になるものもないし、暇潰しにでも入ってみるか⋯)
そう思い、中に入る。中にはもう1つ柵がありその中に動物を放しているようだ。
触れ合える動物は時間帯で変わるらしく、今の時間だとハムスターのようだった。
3265動物園に行くなんて久しぶりだった。
ライオンやゾウなどメジャーな動物たちを前にはしゃぐアイチやカムイをぼんやりと眺めながら歩いていた。
そんな時、ふと小さな小屋と柵、『ふれあい動物園にようこそ』と書かれた看板が目に入る。
気まぐれで近寄ってみればふれあい動物園という名の通り、小さな動物達と触れ合う事ができるという区画だった。
実際に触れるのはウサギ、ハムスターが主らしい。
(特に気になるものもないし、暇潰しにでも入ってみるか⋯)
そう思い、中に入る。中にはもう1つ柵がありその中に動物を放しているようだ。
触れ合える動物は時間帯で変わるらしく、今の時間だとハムスターのようだった。
3iiRo27
DONEritk版深夜の60分一発勝負第百五十五回 お題:「ホワイトデー」「好きなもの」
司が類へのホワイトデーのお返しに、好きなものを上げようと奮闘するお話。
司視点、途中から類視点。ゲストに咲希ちゃんが出ます
大好きを「 」に。それは、2月ももう終わろうとしている、ある日のことだった。
「……よし、カレールーも買ったし、帰るとするか。……む?」
材料が足りないとの連絡が来て、スーパーに立ち寄った帰り。
行きの時は通らなかった通路に、一際華やかな棚があった。
「これは……ホワイトデー、か?」
よくよく見ると、そこには「ホワイトデー特集」と書かれていた。
飴玉が沢山詰まった入れ物やクッキーの詰め合わせ、マドレーヌにマカロンといったものまで選り取り見取り、とてもカラフルな棚となっていた。
「確か、3月14日は練習日だったな。今度デパートにでも言って、皆のを見繕わねばな」
バレンタインの日は、えむも寧々もお菓子を用意してくれた。
かくいうオレも、昔はあげることはできてももらうことができないと悲しむ咲希のために、オレの方から用意してあげていたこともあり、しっかり用意していた。
5650「……よし、カレールーも買ったし、帰るとするか。……む?」
材料が足りないとの連絡が来て、スーパーに立ち寄った帰り。
行きの時は通らなかった通路に、一際華やかな棚があった。
「これは……ホワイトデー、か?」
よくよく見ると、そこには「ホワイトデー特集」と書かれていた。
飴玉が沢山詰まった入れ物やクッキーの詰め合わせ、マドレーヌにマカロンといったものまで選り取り見取り、とてもカラフルな棚となっていた。
「確か、3月14日は練習日だったな。今度デパートにでも言って、皆のを見繕わねばな」
バレンタインの日は、えむも寧々もお菓子を用意してくれた。
かくいうオレも、昔はあげることはできてももらうことができないと悲しむ咲希のために、オレの方から用意してあげていたこともあり、しっかり用意していた。
everyharaheri
TRAININGワンドロの時間配分覚え書き 描きたいラフ描く(8分)→ペン入れ(23分くらい 太目の柔らかめなペンでざくざく)→色塗り(20分 バケツで塗りつぶして明らかな塗り忘れとハイライト部分だけ後からペンで塗りつぶす)→文字入れとフィルターかけて仕上げ(5分くらい)今回は刑事DANCEで描きたいって思ってたのであらかじめアプリ内の刑事DANCEのロゴは表示した状態で始めた 5
teasぱんだ
TRAINING🌱🏛11/27ワンドロ【酔っ払い】全年齢。ディープは全年齢…?
ワンドロ【酔っぱらい】 唇と唇が触れる。
濡れた唇は熱を帯びていて、はぁ、と吐き出された吐息からも酒の匂いがする。触れたところも同じ香りがして、もう一度粘膜を押し付ける。閉じられていた谷間に舌先を差し入れると、酒が回ったように脳の中枢をじわりと痺れさせた。
「……ん、んむ」
口内に入り込んだ舌先に自分のそれを絡ませて、カーヴェが溢れる唾液をこくりと
飲み込む。いつの間にか閉じた瞳は長いまつ毛を震わせていて、アルハイゼンの腕の下から背中に回した両腕は、そっと抱き寄せてくる。
(……ん?)
うっすら瞼を上げたアルハイゼンは気づかれないようにカーヴェの顔を伺う。
最初に舌先を差し入れたのはアルハイゼンだが、既に主導権はカーヴェが握っていた。ちゅうちゅうと先を吸われて、ざらりとした舌で裏側を撫でられる。その刺激にアルハイゼンの背筋に痺れが走って、動揺が気づかれないようにそっと顔を離した。
3177濡れた唇は熱を帯びていて、はぁ、と吐き出された吐息からも酒の匂いがする。触れたところも同じ香りがして、もう一度粘膜を押し付ける。閉じられていた谷間に舌先を差し入れると、酒が回ったように脳の中枢をじわりと痺れさせた。
「……ん、んむ」
口内に入り込んだ舌先に自分のそれを絡ませて、カーヴェが溢れる唾液をこくりと
飲み込む。いつの間にか閉じた瞳は長いまつ毛を震わせていて、アルハイゼンの腕の下から背中に回した両腕は、そっと抱き寄せてくる。
(……ん?)
うっすら瞼を上げたアルハイゼンは気づかれないようにカーヴェの顔を伺う。
最初に舌先を差し入れたのはアルハイゼンだが、既に主導権はカーヴェが握っていた。ちゅうちゅうと先を吸われて、ざらりとした舌で裏側を撫でられる。その刺激にアルハイゼンの背筋に痺れが走って、動揺が気づかれないようにそっと顔を離した。