山椒魚
DONEさはんドロライの1周年に初参加で参入させていただこうと書いた話です。周年記念の特別企画として色々選べるお題の中から「再会 」をテーマに書き始めましたが、果たして読んでくださった方にそう思っていただけるか自信が・・・・・・。
捏造設定とチートアイテムが堂々と幅をきかせています。何でも許せる方向けです。
扇子の行方「また妙な物を欲しがるものだ」
扇子が欲しいと洛冰河が言い出した。
少し意外だったが、得心がいかないでもない。
では、揃いで誂えようかと沈清秋が提案すると、それも嬉しいのですが・・・と冰河は少し言い淀んでから、できれば使い古しがよいのです と言う。
「師尊が新しいものを誂える折に、今使われているものをいただければ」などと。
「それでは[[rb:襤褸 > ボロ]]ではないか、遠慮はいらぬよ」
師に出費させるのを良しとせずに辞しているのか、と沈清秋は思ったのだが。
「新しいものではなく、師尊が愛用されていたものをご下賜いただきたいのです」と冰河が更に言うので、なるほど形見のようなものかと納得はした。形見とは会えぬ者を偲ぶ物。魔界の統治に絡み遠征を余儀なくされることもあるゆえ、何か師の物を持っておきたいということだろうか・・・・と。
19538扇子が欲しいと洛冰河が言い出した。
少し意外だったが、得心がいかないでもない。
では、揃いで誂えようかと沈清秋が提案すると、それも嬉しいのですが・・・と冰河は少し言い淀んでから、できれば使い古しがよいのです と言う。
「師尊が新しいものを誂える折に、今使われているものをいただければ」などと。
「それでは[[rb:襤褸 > ボロ]]ではないか、遠慮はいらぬよ」
師に出費させるのを良しとせずに辞しているのか、と沈清秋は思ったのだが。
「新しいものではなく、師尊が愛用されていたものをご下賜いただきたいのです」と冰河が更に言うので、なるほど形見のようなものかと納得はした。形見とは会えぬ者を偲ぶ物。魔界の統治に絡み遠征を余儀なくされることもあるゆえ、何か師の物を持っておきたいということだろうか・・・・と。
山椒魚
DONE邦訳分冊版50巻(第二十回)の深掘り。文章の一部に原作の状況説明あり。
台詞は本編の一部をほぼそのまま引用しているので、ネタバレが気になる方はご注意ください。
初めて書いた二次創作なので色々と拙いです💦
決戦前 (うっわ、・・・・・・な、な、なんて表情すんだよ、この人ぉおおおぉおおお)
一瞬、思わずぶゎりと赤くなってから、瞬時に青くなり、付け込まれてなるものかと何とか努力して平常の顔色を保つ。
(セ、セ、セーフ!)
どうやら相手には気付かれなかったようだ。
対天琅君作戦のために洛川に集結した修真界と北疆魔族の集団の中、久方ぶりに清静峰主の姿を認めた。
居るだろうとは思っていたが、実際に顔を合わせると互いへの不満が一気に噴出する。何を経験してきたかは知らないが、こちらに対する一言目が「なんでお前、まだ生きてんだよ! なんで漠北君はまだお前をぶっ殺してねぇんだ!」などと喧嘩腰どころか殺気立った台詞を放ちつつ詰め寄ってくるものだから、こちらも当然、同様の応酬になる。
2221一瞬、思わずぶゎりと赤くなってから、瞬時に青くなり、付け込まれてなるものかと何とか努力して平常の顔色を保つ。
(セ、セ、セーフ!)
どうやら相手には気付かれなかったようだ。
対天琅君作戦のために洛川に集結した修真界と北疆魔族の集団の中、久方ぶりに清静峰主の姿を認めた。
居るだろうとは思っていたが、実際に顔を合わせると互いへの不満が一気に噴出する。何を経験してきたかは知らないが、こちらに対する一言目が「なんでお前、まだ生きてんだよ! なんで漠北君はまだお前をぶっ殺してねぇんだ!」などと喧嘩腰どころか殺気立った台詞を放ちつつ詰め寄ってくるものだから、こちらも当然、同様の応酬になる。