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    takusan189

    DONE花三ワンドロワンライ開催ありがとうございます!
    遅刻ですが参加させていただきます。
    お題「恋人としたいこと」
    思いつくまま書きなぐったのであまり纏まってません。
    大学生三井と高校生花道のおはなしです。
    ちょっと不穏?かもしれないです。
    恋人としたいこと恋人ができたら、こんなことをしたいとか、一緒にあの場所に行きたいとか、夢は山ほどあった。一緒に登下校したいという小さなことから、体を重ね合わせるような大きなことまで。初めてできた恋人は、少しずつ少しずつ、俺の望みをすべて叶えてくれた。
    甘やかされている自覚はある。なんせ2歳も年上だ。もともと部活の先輩という立場なこともあってか、俺の恋人はとにかく俺に甘い。付き合い始めた時だって、明らかに俺からの告白に動揺していたくせに、なんども諦めずに思いを伝えるうちに絆されて首を縦に振ってくれた。

    「……ミッチー」
    「おはよ、桜木。コーヒー飲むか?」
    「ん……シャワー浴びたのか?」
    「昨日あのまま寝ちまったからなぁ」

    目が覚めたら、一緒に眠ったはずの恋人は隣にいなくて、かわりに漂ってきたいい匂いにつられてキッチンへ向かう。そこには上裸でコーヒーをいれている恋人がいて、同じく上裸のまま後ろから抱きついた。コーヒーの香りにつられて来たが、ふわりと香る甘い匂い方がそそられる。シャンプーなのかボディーソープなのかわからないが、ミッチーから香る甘い匂い。
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    takusan189

    DONE2024.5.22三井誕生日おめでとう!!!!
    花三のお話です。
    何気なくて幸せな日のこと「……たんじょうび?」
    「おう」
    「今日、?」
    「おう!」
    「今日が、ミッチーの、誕生日?」
    「だから、そうだって」

    思わず頭を抱えたオレに、相手は悪びれることなく「びっくりしたか?」なんて得意げに笑っている。その笑顔もかわいいと思ってしまうあたりオレもなかなか重症なのだが、まぁ、かわいいものはかわいいのだから仕方がないと開き直りたい気持ちもある。

    恋人が突然訪ねてきたかと思えば何故かコンビニのケーキを持っていた。不思議に思いながらも甘いものを食べたい気分なんだろうと勝手に解釈して、冷蔵庫にある食材で適当な夕飯を作って一緒に食べた。
    ミッチーは料理があまり得意ではない。というか決まったメニューしか作れない。カレー、シチュー、チャーハン。あとは野菜をちぎったり刻んだりしただけのサラダ。焼肉のタレで炒めた肉。今のところオレが食わせてもらったのはそんなところ。正直なことを言えばどれも「まずくはない」という感想だったが、ミッチーが作ってくれたという一点だけで全てが絶品の料理だったし、実際に「最高にうまい」と伝えたし、そうするとミッチーは得意げな笑顔で「また作ってやる!」と言ってくれた。
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