茶実@linaria_yuri
QUÁ KHỨ女攻めが見たいwebオンリーにて公開していた蛍タルです。──これは何が起きているんだ?
目の前の少女は紛れも無く蛍だ。金糸の髪は小首を傾げると共にふわりと揺れ、石珀色の瞳は穢れを知らない無垢な物。そんな少女が、まるで娼婦のように跪き、柔らかな双丘をタルタリヤの張り詰めた欲へと押し付け煽る。
「……ねぇ、コレどうして欲しい?」
ツーっと細い指先が、肉欲の象徴を布越しに掠めた。
wamisabyy
PHÁT TRIỂN5月スパコミ🔞新刊、蛍タル蛍の進捗(導入)・姫様有
・アビ蛍タル
5月 スパコミ新刊進捗🔞 ――あっ。
一晩降り注いだ雨によってぬかるんだ地面に足を取られ、視界がぐらりと急回転した。身体が傾き、浮遊感に包まれる。足場を失った両足はぷらん、と宙に浮いたまま、ちょうど真後ろが崖先だったせいでそのまま吸い込まれるように転落していったのだ。
「ほっ、蛍……っ!」
気付いたパイモンが顔を青ざめさせ、悲愴と絶望に満ちた声で叫ぶ。崖下に広がる湖へ落ちていく最中、蛍は風の翼を広げることも忘れ、ただひたすらに重力に従うことしかできなかった。
どぶん、という音とともに、水の中へと沈む感覚に襲われる。冷たい水が体温をどんどん奪っていく。酸素を求めて開いた口から、ごぽっと大量の空気の泡が零れ出た。もがく手には何も触れない。
8566一晩降り注いだ雨によってぬかるんだ地面に足を取られ、視界がぐらりと急回転した。身体が傾き、浮遊感に包まれる。足場を失った両足はぷらん、と宙に浮いたまま、ちょうど真後ろが崖先だったせいでそのまま吸い込まれるように転落していったのだ。
「ほっ、蛍……っ!」
気付いたパイモンが顔を青ざめさせ、悲愴と絶望に満ちた声で叫ぶ。崖下に広がる湖へ落ちていく最中、蛍は風の翼を広げることも忘れ、ただひたすらに重力に従うことしかできなかった。
どぶん、という音とともに、水の中へと沈む感覚に襲われる。冷たい水が体温をどんどん奪っていく。酸素を求めて開いた口から、ごぽっと大量の空気の泡が零れ出た。もがく手には何も触れない。