Laugh_armor_mao
MOURNING廻るモノと待つモノ。願わくはアラーム音が響く。
朝と云うには少し遅く、昼には早い時刻。朝の喧騒が一段落したのであろう、途切れ途切れの生活音と、生温い室温のなかで意識が覚醒した。
男はベッドから身体を起して、サイドテーブルに手を伸ばす。黒い艷やかなネイルが施された長い指先が通信機器を探り当てた。朝の挨拶を打ち込んで、ベッドを後にする。
蓋付きのカップに雑にティーパックを放り込み、高い位置から熱湯を注ぐ。アッサム種特有の丸く甘い香りが立ち昇るのを楽しみながら、本日の予定をチェックする。
「ん?『盆』か。ニナと霊夢にofferingしないと、何を云われるか判らんな。」
胃の腑に落ちるミルクティーの温かさがゆっくりと身体に染みて、本日の活動開始を促した。
2480朝と云うには少し遅く、昼には早い時刻。朝の喧騒が一段落したのであろう、途切れ途切れの生活音と、生温い室温のなかで意識が覚醒した。
男はベッドから身体を起して、サイドテーブルに手を伸ばす。黒い艷やかなネイルが施された長い指先が通信機器を探り当てた。朝の挨拶を打ち込んで、ベッドを後にする。
蓋付きのカップに雑にティーパックを放り込み、高い位置から熱湯を注ぐ。アッサム種特有の丸く甘い香りが立ち昇るのを楽しみながら、本日の予定をチェックする。
「ん?『盆』か。ニナと霊夢にofferingしないと、何を云われるか判らんな。」
胃の腑に落ちるミルクティーの温かさがゆっくりと身体に染みて、本日の活動開始を促した。