Sarururu
DONE「過去を知らぬ者」の続編。ほぼテランス視点です。これもテラディオと言い張らせていただきます…!
続・過去を知らぬ者 ──もう何度目になるのだか。
扉を勢いよく閉め、テランスは盛大に溜息をついた。あの歴史学者見習いが訪なってくるたびに同じようなことを思う。七……八度目だったか、よくは覚えていないが、扉を閉めた拍子に彼が指を骨折したらしいことは知っている。あちらが悪いのだから、と自分は大して気にも留めなかったのだが、とある声は自分を咎めた。
その声は今日はまだ聞こえない。気配もない。
聞きたい、とぼんやり思いながら、テランスは書斎へと向かった。適当に片付けてある書斎の本棚から数冊の冊子を取り出す。内心で暗雲が垂れ込めたが、声が命じるのだから仕方がない。机に置いて、椅子に座る。良質の紙を数枚取り出し、羽根ペンとインクの準備もした。
3480扉を勢いよく閉め、テランスは盛大に溜息をついた。あの歴史学者見習いが訪なってくるたびに同じようなことを思う。七……八度目だったか、よくは覚えていないが、扉を閉めた拍子に彼が指を骨折したらしいことは知っている。あちらが悪いのだから、と自分は大して気にも留めなかったのだが、とある声は自分を咎めた。
その声は今日はまだ聞こえない。気配もない。
聞きたい、とぼんやり思いながら、テランスは書斎へと向かった。適当に片付けてある書斎の本棚から数冊の冊子を取り出す。内心で暗雲が垂れ込めたが、声が命じるのだから仕方がない。机に置いて、椅子に座る。良質の紙を数枚取り出し、羽根ペンとインクの準備もした。
Sarururu
DOODLE過去を知らぬ者による、過去を知る者への探求。ディオン・ルサージュとは何者か。それを知りたくて──。
※テラディオと言い張っておきます…(どちらもほぼ出ません)
過去を知らぬ者「帰ってください」
「……また、それですか」
僕の顔を見るなりそう言った彼に、僕は項垂れてしまった。何度この家に足を運んだのかもう覚えていない。初めてここを訪れたときは、彼は僕の話を終わりに差し掛かるところまで聞いてくれた。二度目は、半分。三度目からは嫌悪感を露にし始めた。露骨に顔をしかめ、扉を閉めようとした彼の行動に、少しだけでもと戸口に手を差し込んだ。……確かそれは六度目のことで、薬指を骨折してしまった。そのときの彼は自らの行ないに驚きはしたが、反省はしていないようだった。悪いとも思っていなかったように思えた。
折れた指が治ってこの家を意気揚々と訪れた僕は、若干マゾヒズムじみているのかもしれない。そうして七度目に会った彼は呆れた顔で僕をしばらく見下ろした。そうして、いつものように扉を閉めた。ひゅうう、と風が吹き抜ける音がした。
1549「……また、それですか」
僕の顔を見るなりそう言った彼に、僕は項垂れてしまった。何度この家に足を運んだのかもう覚えていない。初めてここを訪れたときは、彼は僕の話を終わりに差し掛かるところまで聞いてくれた。二度目は、半分。三度目からは嫌悪感を露にし始めた。露骨に顔をしかめ、扉を閉めようとした彼の行動に、少しだけでもと戸口に手を差し込んだ。……確かそれは六度目のことで、薬指を骨折してしまった。そのときの彼は自らの行ないに驚きはしたが、反省はしていないようだった。悪いとも思っていなかったように思えた。
折れた指が治ってこの家を意気揚々と訪れた僕は、若干マゾヒズムじみているのかもしれない。そうして七度目に会った彼は呆れた顔で僕をしばらく見下ろした。そうして、いつものように扉を閉めた。ひゅうう、と風が吹き抜ける音がした。
yunamiki
TRAINING時空無視ですが書いてみたかったバルクラ前提クラシド?バルナバス←クライヴかと思いきや
バ→→→→→→→←クライヴな( ´∀`)
利用されてるだけと思ってたけど実は王のほうがクライヴのことめちゃくちゃ愛しちゃった話。
だけど不器用で上手く伝わらずクライヴが不安になっちゃいます。
すれ違いク「んぁっ…❤️…は、…んぅ…❤️」
バ「はっ…ぅ…」
クライヴはベッドに倒れ込む。
バルナバスは額についた汗を拭い、息を荒くして倒れ込んでいるクライヴを見る。
バ「…」
ク「はぁ…はぁ…」
汗が垂れている頬にそっと触れるとピクンッと反応するクライヴ。
ク「…ん、バルナバス…」
バ「今は休め…ミュトス…」
ク「…」
バ「行ってくる…」
バルナバスはクライヴに背を向けると衣服を着る。
その背中をクライヴは見つめるも、段々と瞼が重くなり意識を手放してしまった。
衣服を整えるとバルナバスは再び意識を夢の中へ投じたクライヴを見つめ顔を近づける。
バ「…クライヴ」
目元に優しく口づけ部屋を出ていった。
_
ク「…ん」
目が覚めると広いベッドにクライヴ一人がいた。
1194バ「はっ…ぅ…」
クライヴはベッドに倒れ込む。
バルナバスは額についた汗を拭い、息を荒くして倒れ込んでいるクライヴを見る。
バ「…」
ク「はぁ…はぁ…」
汗が垂れている頬にそっと触れるとピクンッと反応するクライヴ。
ク「…ん、バルナバス…」
バ「今は休め…ミュトス…」
ク「…」
バ「行ってくる…」
バルナバスはクライヴに背を向けると衣服を着る。
その背中をクライヴは見つめるも、段々と瞼が重くなり意識を手放してしまった。
衣服を整えるとバルナバスは再び意識を夢の中へ投じたクライヴを見つめ顔を近づける。
バ「…クライヴ」
目元に優しく口づけ部屋を出ていった。
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ク「…ん」
目が覚めると広いベッドにクライヴ一人がいた。
JUSTICE634
DOODLEFF16プチオンリー開催おめでとうございます無配漫画です当日バレンタイン本は出したんですが
こんなギリギリで現代風小ネタを思い付いたんで
お目汚し上等で。
このままきっと美味しく食べられてください。
クラジルはチョコより甘い!!! 4