貓之國的小貓王子和他的護衛 那是下著大雨的深夜，Alban記得很清楚，那天空氣裡除了潮濕的雨水味，還有一些莫名的焦躁感，所以即使是年幼需要充足睡眠的小奶貓也覺得輾轉難眠，內心一種說不上來的動搖與不安。
「咪⋯⋯」他小聲叫喚。
誰也沒有回應他，雨聲太大了，好像要把他小小的身體也掩埋，Alban蠕動到床邊，翻下床，頭上的貓耳在脫離被窩的時候還動了一動。
「咪——！」他又一次叫道，Luca平常要是聽見，一定會跑來問他怎麼了，但沒有，嗯，不怪他，Luca很忙。
邁動自己的小腳，Alban走出房門，到處都空蕩蕩的，好奇怪啊，大家都在休息了嗎？
Alban這裡晃晃，那裡看看，甚至還在地毯上極其流暢地翻了個滾，平常這可是被禁止的舉動，最後在靠近談話室的地方聽見了說話聲。

夏は短し、恋せよ男子。「それでね、そしたらその時サニーが」
　栗色の髪を遊ばせて、延々と彼氏の惚気話をしているこの男、アルバーン・ノックス。
　先日一目惚れが実ったばかり。応援していたので同じく嬉しい気持ちではあるが、仲睦まじい話を聞いていると多少羨ましい気持ちが湧いてくる。
　かといって、今すぐ彼氏を作る気があるわけではなかった。趣味である自分磨きを怠ることはないが、自分から出会いを求める気持ちが今浮奇にはない。

　予鈴を聞いて席に戻るアルバーンを横目に、浮奇は青い鳥印のアプリを開いた。新着ツイートがアップされているフォローアカウントを見て心が躍る。
　浮奇には、自分磨きのほかにアルバーンたちにはまだ言っていない趣味がある。それは、創作のBL小説や漫画を読むことである。元々、アニメや漫画は嗜む程度だったが、ふとおすすめに流れてきたBL小説を読んでから沼にはまっていった。自分がゲイであるからか、界隈に造詣の深い創作者が多いからか、感情移入ができるシーンや心情表現の虜になった。