minominone11
MAIKING村上、一条、カイジの因縁話。一条地下脱出後の続き。あの激闘の夜を村上保は思い出していた。
一条聖也が伊藤開司に失脚させられ、1050年地下行きとなった恐ろしい夜。
村上は一条失脚と同時に主任の座から去った。そうせざるを得なかった。自分の居場所は一条の隣にいることだったから。
「自分も…!自分も店長と一緒に地下に行きます!!」
黒服に連行されていく背に向かって思わず村上の口から飛び出た言葉。一条は背を向けたまま、ふっと笑った。
「馬鹿か…。お前は俺が地下から出た後のために、地上にいろ。……整えるんだ。また俺たちの人生を…。」
“俺たち”。
運命共同体のような響きに、村上は涙を流した。
「…はいっ!てん……っ、一条さん…!!!」
(必ず!必ず戻ってくると信じて待ちます!何年でも…!!)
11134一条聖也が伊藤開司に失脚させられ、1050年地下行きとなった恐ろしい夜。
村上は一条失脚と同時に主任の座から去った。そうせざるを得なかった。自分の居場所は一条の隣にいることだったから。
「自分も…!自分も店長と一緒に地下に行きます!!」
黒服に連行されていく背に向かって思わず村上の口から飛び出た言葉。一条は背を向けたまま、ふっと笑った。
「馬鹿か…。お前は俺が地下から出た後のために、地上にいろ。……整えるんだ。また俺たちの人生を…。」
“俺たち”。
運命共同体のような響きに、村上は涙を流した。
「…はいっ!てん……っ、一条さん…!!!」
(必ず!必ず戻ってくると信じて待ちます!何年でも…!!)