sirome0_0
DONEsyhのライブ、始まる直前真冬くんを見つけた柊くん視点のお話⚠本編にこんな回想はありませんのでご容赦ください。
しゃんとしろ。真冬が来てる、目が合った瞬間
嬉しいような、恥ずかしいような、でもほっとしたような気持ちで、涙が溢れそうになった。
一方的に真冬に聴かせたかった曲、由紀が真冬に聴かせたかった、作りかけたままの曲。
ずっと傍観を決め込んでいた俺の単なる罪滅ぼしのような完全なる自己満足。
俺一人の力じゃ作れなかったし、真冬を動かすこともできなかったのだと思う。
あの日、ギターを背負ったお前を見かけるまで俺たち四人の季節はずっとあの冬の日のままで止まっていたから…。
真冬がギターを弾きたいと動き出したから、俺たちの季節は少しずす雪が溶けていくように動き出したのだろう。
ギターを弾いてくれてありがとう、自分の気持ちははわからないと俺に教えてくれてありがとう、由紀もよく聴いていたあの曲を歌ってくれてありがとう。
662嬉しいような、恥ずかしいような、でもほっとしたような気持ちで、涙が溢れそうになった。
一方的に真冬に聴かせたかった曲、由紀が真冬に聴かせたかった、作りかけたままの曲。
ずっと傍観を決め込んでいた俺の単なる罪滅ぼしのような完全なる自己満足。
俺一人の力じゃ作れなかったし、真冬を動かすこともできなかったのだと思う。
あの日、ギターを背負ったお前を見かけるまで俺たち四人の季節はずっとあの冬の日のままで止まっていたから…。
真冬がギターを弾きたいと動き出したから、俺たちの季節は少しずす雪が溶けていくように動き出したのだろう。
ギターを弾いてくれてありがとう、自分の気持ちははわからないと俺に教えてくれてありがとう、由紀もよく聴いていたあの曲を歌ってくれてありがとう。
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DONEsyhのLIVEで、由紀を見つけた話。君がいた。由紀がいた。
柊の声の中に、柊たちが作った曲の中に、由紀がいた。
どうして俺は由紀の作った音楽を今まで聴こうとしなかったのだろう。どうしてLIVEに出るとはにかんだ彼を否定したのだろう。
『じゃあ、俺のために死ねるの』
ある冬の日、半ば衝動的に口から飛び出た言葉を、言ってすぐに後悔した。
ひどい嫉妬だった。
由紀が夢中になれるものを俺はどうしても応援できなかった。
こんなにも、まっすぐに届けようとしてくれていたのに。
俺が由紀を忘れる日なんて、本当に来ないよ···。
この曲を聴くことができて良かった。
この曲を作ってくれて、届けてくれてありがとう。
あぁ、真っ直ぐステージを見ていても涙で何も見えないや。
柊は、どんな顔で歌っているのだろう、上ノ山くんは···シズちゃんは···。
547柊の声の中に、柊たちが作った曲の中に、由紀がいた。
どうして俺は由紀の作った音楽を今まで聴こうとしなかったのだろう。どうしてLIVEに出るとはにかんだ彼を否定したのだろう。
『じゃあ、俺のために死ねるの』
ある冬の日、半ば衝動的に口から飛び出た言葉を、言ってすぐに後悔した。
ひどい嫉妬だった。
由紀が夢中になれるものを俺はどうしても応援できなかった。
こんなにも、まっすぐに届けようとしてくれていたのに。
俺が由紀を忘れる日なんて、本当に来ないよ···。
この曲を聴くことができて良かった。
この曲を作ってくれて、届けてくれてありがとう。
あぁ、真っ直ぐステージを見ていても涙で何も見えないや。
柊は、どんな顔で歌っているのだろう、上ノ山くんは···シズちゃんは···。