ann_ni_n
PAST2022/12/18 COMIC CITY SPARK 17で出させていただいた物のウェブ再録です。トレケイのお菓子本です。※本、本の内容の説明パンフの中身が見れます。
内容は、トレイがNRC卒業後にケーキ屋を独立させ、そのケーキ屋が記事になったりした感じの雑誌風な感じです。
※レシピのメモは大丈夫ですが、レシピの転用・掲載などの二次利用はお断りしております。勿論他の物も無断転載禁止です。 15
ちゃぼ
DOODLEトレケイオフィスラブの話※現パロ社会人
現パロ社会人トレケイ ケイト・ダイヤモンドは営業職員だ。成績もよく、いろんな顧客を持っていた。そのため中には面倒くさい客もいて、その日はそのことで支社の総務担当のトレイから営業所に電話がかかってきていた。
「俺もその会社の件で関わってるから何か協力できないかと思ってな」
「あはは!大丈夫、オレが何とかするって」
支社といえど同じビルのフロア違いだ。こんな近い距離で電話なんかしているのが何だかおかしくて憂鬱だったケイトの心は晴れた。
似たような年に入社しているトレイとケイトだが、顔くらいしか合わせたことがない。初対面の挨拶で互いに敬語ではなくなったが、研修のグループワークは別の班だったりとあまり接点はなかったのだ。しかし最近になってこうやってたまに営業所に電話をかけてくるようになった。ケイトとしては気晴らしになるので嬉しいが、どうせならメッセージアプリでやりとりをしてくれれば楽なのに、と思うことがある。とはいえ二人は連絡先を交換しておらず、なんとなくタイミングを逃したままになっていた。ケイトはそれをむず痒く思うが、交換しようとは言い出せなかった。
8993「俺もその会社の件で関わってるから何か協力できないかと思ってな」
「あはは!大丈夫、オレが何とかするって」
支社といえど同じビルのフロア違いだ。こんな近い距離で電話なんかしているのが何だかおかしくて憂鬱だったケイトの心は晴れた。
似たような年に入社しているトレイとケイトだが、顔くらいしか合わせたことがない。初対面の挨拶で互いに敬語ではなくなったが、研修のグループワークは別の班だったりとあまり接点はなかったのだ。しかし最近になってこうやってたまに営業所に電話をかけてくるようになった。ケイトとしては気晴らしになるので嬉しいが、どうせならメッセージアプリでやりとりをしてくれれば楽なのに、と思うことがある。とはいえ二人は連絡先を交換しておらず、なんとなくタイミングを逃したままになっていた。ケイトはそれをむず痒く思うが、交換しようとは言い出せなかった。