FineRisoluto
INFO・FF14小説はPixivでも連載しています。https://www.pixiv.net/users/22951329/novels
ポイピクの小説機能だとシリーズ化できず表紙絵がつけられなかったりと機能不足を感じているのでPixivに移動していただけると嬉しいです。
キャプションも文字数制限が辛い…
ある「元」光の戦士の6.03はポイピクにも投稿予定ですが、その後は移動するかも? 3
FineRisoluto
DONE・FF14の6.0までのネタバレを含む可能性があるのでご注意ください。・FF14自機のフィーネの6.0の後日談です。
大きな山場もなく、ただ平和な冒険の後日談が好きな人向け。
・フィーネ=リゾルート
「元」光の戦士。アウラ・ゼラの女性。クリスタリウム中心にノルヴラントに引きこもっている。ミーン工芸館で職人として働いている。
ある「元」光の戦士の6.03その2「帰りてえ……」
タタルにお茶を淹れてもらっている最中に、つい小声で本音が漏れる。
「おまたせしましたでっす」
タタルが駆け寄ってきて、お茶とプレッツェルを並べてくれる。
「美味しそうなお菓子ね?」
ぴょこんとフィーネの服のフードから頭を出したフェオが、さっそくプレッツェルに手を伸ばしていた。
「夢の中に出てきた妖精さんでっす……!」
タタルが目を輝かせながらフェオを見つめている。
「お話するのは初めてね?」
フィーネはフェオにはたびたび、第一世界から原初世界への手紙や伝言を頼んでいる。タタルとも初対面ではないのだ。
「その羽根は飛べるのでっすか?」
フィーネにとってはフェオは身近な存在になりすぎているが、タタルからすればピクシーは初めてみる存在だ。フェオもまた、クリスタリウムでは当たり前で誰もしない質問に興味深そうに答えていく。
2327タタルにお茶を淹れてもらっている最中に、つい小声で本音が漏れる。
「おまたせしましたでっす」
タタルが駆け寄ってきて、お茶とプレッツェルを並べてくれる。
「美味しそうなお菓子ね?」
ぴょこんとフィーネの服のフードから頭を出したフェオが、さっそくプレッツェルに手を伸ばしていた。
「夢の中に出てきた妖精さんでっす……!」
タタルが目を輝かせながらフェオを見つめている。
「お話するのは初めてね?」
フィーネはフェオにはたびたび、第一世界から原初世界への手紙や伝言を頼んでいる。タタルとも初対面ではないのだ。
「その羽根は飛べるのでっすか?」
フィーネにとってはフェオは身近な存在になりすぎているが、タタルからすればピクシーは初めてみる存在だ。フェオもまた、クリスタリウムでは当たり前で誰もしない質問に興味深そうに答えていく。
FineRisoluto
DONE・FF14の6.0までのネタバレを含む可能性があるのでご注意ください。・FF14自機のフィーネの6.0の後日談です。
大きな山場もなく、ただ平和な冒険の後日談が好きな人向け。
・フィーネ=リゾルート
「元」光の戦士。アウラ・ゼラの女性。クリスタリウム中心にノルヴラントに引きこもっている。ミーン工芸館で職人として働いている。
ある「元」光の戦士の6.03その1「私はヒトではないわ」
風になびく髪を手で抑えながら、フェオは隣にいる『かわいい若木』に向けて告げる。
「そうだね。でもほら、生きる目的とか。そういうやつないの」
答える若木は、自分の長い髪が風に流されて顔に張り付き、視界を取り戻そうと四苦八苦している。
「順番が逆ではないかしら。生まれてきたら生きるものよ。目的がなくても生きていて良いのだわ。そうやってなんにでも理由をつけようとするの、ヒトの悪いクセよ」
「うーんでも、人生を浪費するのもどうかなとか思うんだよ」
若木……つまりフィーネは、目に突き刺さる髪の毛をなんとか手で払い除けるもすぐさま次の髪が飛んでくる。
「どうせ生きるなら楽しくすればよいのよ」
4305風になびく髪を手で抑えながら、フェオは隣にいる『かわいい若木』に向けて告げる。
「そうだね。でもほら、生きる目的とか。そういうやつないの」
答える若木は、自分の長い髪が風に流されて顔に張り付き、視界を取り戻そうと四苦八苦している。
「順番が逆ではないかしら。生まれてきたら生きるものよ。目的がなくても生きていて良いのだわ。そうやってなんにでも理由をつけようとするの、ヒトの悪いクセよ」
「うーんでも、人生を浪費するのもどうかなとか思うんだよ」
若木……つまりフィーネは、目に突き刺さる髪の毛をなんとか手で払い除けるもすぐさま次の髪が飛んでくる。
「どうせ生きるなら楽しくすればよいのよ」