うすきみ
DONE七海とピュアOLのお話可哀想な人ですね何件かある行きつけのコーヒーショップの一件で彼女と出会った。
いつも少し遠くの席から私の事を見つめては溜息をつき、コーヒーを飲み干すと帰っていく。
初めは鬱陶しく思っていたが、周りにいる女とは違う事に気づき少しだけ気になった。
そのうちそのコーヒーショップに通う頻度が増え、彼女が仕事の昼休みに来ている事に気づく。
いつもチョコスコーンとカフェオレを頼み、私を見つけると顔を綻ばせ、私の視界に入らない席に座る。
そして私を眺め職場に戻っていく。
服装からして近くの証券会社の受付でもしているのだろう。
いつしか彼女を探すのが癖になっていた。
そんなある日。
彼女がいつも通りの時間にやってきた。
今日はなんだかいつもと違う。
2397いつも少し遠くの席から私の事を見つめては溜息をつき、コーヒーを飲み干すと帰っていく。
初めは鬱陶しく思っていたが、周りにいる女とは違う事に気づき少しだけ気になった。
そのうちそのコーヒーショップに通う頻度が増え、彼女が仕事の昼休みに来ている事に気づく。
いつもチョコスコーンとカフェオレを頼み、私を見つけると顔を綻ばせ、私の視界に入らない席に座る。
そして私を眺め職場に戻っていく。
服装からして近くの証券会社の受付でもしているのだろう。
いつしか彼女を探すのが癖になっていた。
そんなある日。
彼女がいつも通りの時間にやってきた。
今日はなんだかいつもと違う。
うすきみ
DONE同期の夢主を口説いていく話貴女を攫いに来ました任務帰りに呼び出され向かった学長室で唐突に告げられた。
『七海が呪詛師に認定された』
頭は理解に苦しみ思考が止まっているのに、隠したはずの心は悲鳴をあげた。
「な……」
絞り出そうとした言葉は続かず、察した学長が詳細を話し出す。
「働いていた会社の同僚や上司の非術師十七名を殺害後行方を眩ませた。現在はーーー」
学長の声が霞んで聞きづらい。
息がしにくい。
呼吸ってどうするんだっけ。
「もしかしたら、お前に………耀!大丈夫か!?」
遠くで私を呼ぶ声がする。
大丈夫と言いたいのに声が出ない。
息ができない。
意識が、遠のく……。
久々の単独任務。
廃墟の中に呪霊の気配を確認して帳を下ろす。
と同時に呪霊の気配が消える。
え?どういう事?
3221『七海が呪詛師に認定された』
頭は理解に苦しみ思考が止まっているのに、隠したはずの心は悲鳴をあげた。
「な……」
絞り出そうとした言葉は続かず、察した学長が詳細を話し出す。
「働いていた会社の同僚や上司の非術師十七名を殺害後行方を眩ませた。現在はーーー」
学長の声が霞んで聞きづらい。
息がしにくい。
呼吸ってどうするんだっけ。
「もしかしたら、お前に………耀!大丈夫か!?」
遠くで私を呼ぶ声がする。
大丈夫と言いたいのに声が出ない。
息ができない。
意識が、遠のく……。
久々の単独任務。
廃墟の中に呪霊の気配を確認して帳を下ろす。
と同時に呪霊の気配が消える。
え?どういう事?