小さな葉っぱ
DONEワルロゼ(ワルイージ×ロゼッタ)の短いものです。お題ガチャでお題を頂きました。
頂いたお題↓
【推しカプシチュガチャ】
「好き」と伝えるのが恥ずかしくて何も言えなくなってしまうロゼッタと、それを言ってくれるときを辛抱強く待つワルイージ
#お題ガチャ #推しカプシチュガチャ https://odaibako.net/gacha/963?share=tw
お題小説『好き』
ワルイージさんに抱いている想いは掻い摘んで言えばそうなる。でも、そんな単純な言葉で良いのかと、口にするのを躊躇してしまう。
言いかける度に、いつも迷いが喉を詰まらせた。
この気持ちに偽りはないのに、何故かしら。告げてしまえば私自身も楽になるし、彼も喜んでくれるのに。
ごめんなさい、こんな及び腰の弱虫で。
姫さんがオレを深く愛してくれて、それを表す二文字を言えない事はなんとなく察している。
たぶん、親御さんと離れ離れになった事、初めに出会ったチコがほうき星に生まれ変わる為に一度命を落とした事から、それを言う事に臆病になってるんだと思う。
オレではその心の傷は埋められないが、いつまででもその単純で真っ当な真理の言葉を待つつもりさ。
347ワルイージさんに抱いている想いは掻い摘んで言えばそうなる。でも、そんな単純な言葉で良いのかと、口にするのを躊躇してしまう。
言いかける度に、いつも迷いが喉を詰まらせた。
この気持ちに偽りはないのに、何故かしら。告げてしまえば私自身も楽になるし、彼も喜んでくれるのに。
ごめんなさい、こんな及び腰の弱虫で。
姫さんがオレを深く愛してくれて、それを表す二文字を言えない事はなんとなく察している。
たぶん、親御さんと離れ離れになった事、初めに出会ったチコがほうき星に生まれ変わる為に一度命を落とした事から、それを言う事に臆病になってるんだと思う。
オレではその心の傷は埋められないが、いつまででもその単純で真っ当な真理の言葉を待つつもりさ。
はるしき
TRAININGシンパシー(遼嘉)リハビリ。『一緒にいると同じ気持ちになってしまう張遼と郭嘉』
#お題ガチャ #推しカプシチュガチャ
郭嘉は天井を仰ぎ、一息つく。
しばらく天井を見つめた後、姿勢を正し座りなおしたかと思えば、周囲を見回し顔見知りの軍師らがいないことを悟ると、机に広げられたいくつもの竹簡をくるくると一纏めにしていく。
そうして纏めた竹簡の束を両手で抱え、郭嘉は立ち上がり政務を行う部屋を後にする。
心無しか、足音を忍ばせ歩く郭嘉は廊下の曲がり角に差し掛かる。ここを曲がれば。郭嘉は息を無意識に潜める。
瞬間、郭嘉の目の前に現れた影。
郭嘉は驚き息を止める。
「どうされました、郭嘉殿」
そこにいたのは、郭嘉が想いを寄せる猛将であった。
「あ、あぁ、張遼殿」
にこり。郭嘉は動揺を悟られないよういつもの笑顔を顔に張り付ける。
驚きと困惑、忍ばせた恋情。全てが混ざっていた。見つからないように、郭嘉は面のような笑顔に務めた。
1218しばらく天井を見つめた後、姿勢を正し座りなおしたかと思えば、周囲を見回し顔見知りの軍師らがいないことを悟ると、机に広げられたいくつもの竹簡をくるくると一纏めにしていく。
そうして纏めた竹簡の束を両手で抱え、郭嘉は立ち上がり政務を行う部屋を後にする。
心無しか、足音を忍ばせ歩く郭嘉は廊下の曲がり角に差し掛かる。ここを曲がれば。郭嘉は息を無意識に潜める。
瞬間、郭嘉の目の前に現れた影。
郭嘉は驚き息を止める。
「どうされました、郭嘉殿」
そこにいたのは、郭嘉が想いを寄せる猛将であった。
「あ、あぁ、張遼殿」
にこり。郭嘉は動揺を悟られないよういつもの笑顔を顔に張り付ける。
驚きと困惑、忍ばせた恋情。全てが混ざっていた。見つからないように、郭嘉は面のような笑顔に務めた。