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    ゆらこ

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    ゆらこ

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    未来の話
    絵文字ありがとうございます

    #降志
    would-be

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    ゆらこ

    MEMO拙いですが
    バレンタインの話「ハッピーバレンタイン」という声とともに、僕のデスクに謎の箱が置かれた。驚くことにその箱を置いたのはバレンタインには全く関係のない宮野志保だった。

    「貴方に渡すよう頼まれたの」と彼女は言い「工藤君からよ」と面白そうに付け加えた。彼女の真意を計りかねていると「子供達に頼まれたんですって」アナタ急にポアロやめたでしょ?と。そして
    「今年だけでいいから渡してくれって。少年探偵団からの依頼よ」説明しながら彼女は謎の箱を優しく撫でた。

    その箱は1辺20cmほどの正方形で上の面には丸い穴があいていた。くじ引きの箱に似ている。
    「これはね」
    と彼女が言うには、アメリカのバレンタインデーに小学校でよく見る箱だそうで、箱に自分の名前を書いて教室の机に置いておくと、クラスメイトや友人達がチョコレートを入れていってくれる。チョコには日頃の感謝を書いたメッセージカードも付けるのが一般的で、自身もクラス全員の各箱にチョコとカードを入れていく。つまりアメリカのバレンタインは日本のとは違い、恋人のみならず友人や家族に感謝の気持ちを伝える日でもあるそうだ。雰囲気としてはお祝いのイベントなのよ、と彼女は付け加えた。
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    MAIKINGかきかけの降志小説から抜粋解毒薬が無事必要在るべきところに渡った後は、私は恐らく然るべき処分を受けるだろう。そうなる前に、母からのテープを最初から最後まで聞かなければと思い、部屋で一人、ベッドに横たわりながらカセットのスイッチを付けた。

    古ぼけた音が途切れ途切れに響き渡る。このテープは、そろそろ限界なのだ。眼を瞑りながら母の音にひたすら集中すると、この世とあの世が繋がる感覚に陥る。途切れる度に現実に押し戻されるので、まるで「こちら側にくるにはまだ早いわよ」と言われているようだ。音の海に流されていると、ふと「れいくん」という単語に意識が覚醒させられた。

    「れいくん」

    その名を自分でも呼んでみる。誰だろう。巻き戻して再度テープの擦る音を聴くと、どうやら母に懐く近所の子どもらしかった。

    「将来は貴女や、日本を護る正義のヒーローになるって言ってたから…もしかしたら、もしかするとかもしれないわね」

    もし、叶っていたら、その「れいくん」とやらは、警察官にでもなっているのかしら。…いえ、きっと、そんな昔の約束なんて…白鳥警部じゃあるまいし。それに、今更だわ。

    「もう決着は着いちゃったわよ…れいくん」

    あまりにも 676