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    ヒカル

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    ヒカル

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    怪盗モノのギャグです

    #類司
    Ruikasa

    「はははは!この呪われし指輪は貰っていくよ!」
    そう言って長いマントをひらめかせながら2階の窓枠に立つ怪盗R。
    悔しそうに歯噛みしながら手の届かない位置に立つRを見上げて睨む警官達。
    Rの勝ち誇った声だけが響く中、1人叫んだ
    「オレは…っ!諦めないからな、怪盗R!絶対に捕まえてやる!」
    何度も怪盗Rに逃げられて諦めの目立つ警官達の中で、今回の現場が初のRとの対面の為か、まだ戦意を滲ませた声をあげる若い警官。
    Rは彼にチラリと目を向けてーーー固まった。
    開け放たれた窓では無く、警官の集まるロビーの方へ降り立つR。
    誰も予想だにしなかった行動に固まる中、Rは誰に邪魔されるでなく歩みを進め、呆気に取られた若い警官…司の手を取る。
    「あぁ…っ!君の名前はなんと言うんだい!?君を見た瞬間、君の声を聞いた瞬間、僕は君に恋に落ちてしまったんだ…!」
    司の右手を両手で強く握り締めながら、瞳を甘く蕩けさせて見詰めるRの言葉に、全員が驚愕の声を上げる
    「え?は?は!?!?」
    「驚いた顔も愛らしいね…!名前は、あぁ、天馬司くんと言うのか!名前まで素晴らしいね!」
    「は!?あっ!オレの警察手帳!」
    慣れた手つきで司の胸ポケットから警察手帳を抜き取り、中身を確認する。
    かっこいいポーズをとっても、何度も撮り直しさせられて結局普通の正面写真に終わってしまった、司もあまり気に入ってない物だ。
    まぁ普通にしていてもオレは輝いているのだが!とは本人の言葉である。
    「済まないね、今僕の手元にはこんなものしかないのだけれど…」
    と言いながら、握っていた司の右手を開き、その薬指に呪われし指輪を嵌める。
    「きっと、もっと素晴らしい物を君の左手に付けるから、婚約指輪はコレで許してくれたまえ…」
    そう言って指先にキスを落とすRは気付いていないのだろう。
    自分の宝物を【こんなもの】呼ばわりされて怒り心頭の本来の指輪の持主も、殴りかかろうとする彼を抑える警官達も、持ち主が次々死んでいくと言う呪われし指輪を嵌められた司の引きつった顔も。
    …いや、司の顔だけは気付いたらしい。
    「あぁ!安心してくれたまえ!その指輪の呪いは、この指輪を欲しがったそこの彼が以前の持ち主を殺して居ただけだよ!指輪自体に呪いなどないからね」
    バッ、と警官達の視線が本来の持ち主へと向く。
    彼は顔を真っ青にさせて、「違う、それには訳が…!」と叫んでいた。
    呆気に取られる儘、Rの話を聞いていた司だったが、意を決した様にRを見上げる
    「…なぁ、R。オレはお前の名前も知らないんだ。本当の名前も呼べないなんて、寂しいだろう…?」
    眉尻を下げて、問いかける司に神出鬼没、正体不明と名高い怪盗Rは笑みを向ける
    「神代類だよ!類ってよんで!」
    警官の一部がズッコケる。
    あの周辺は50代、60代のベテラン達だ。ドリフ世代だろう。反応が古い。
    しかし司はなんの反応も示さず、淑やかそうに微笑むだけだ。司は高校、大学と演劇部に所属していたので。
    「そうか…類♡オレもお前に送るものがあるんだ、手を出してくれないか?」
    その言葉にR…類は顔を輝かせて右手を差し出す
    「つ、司くんも僕に指輪を…!?僕ら、やっぱり運命だったんだね…!」
    そう言う類に司は後ろのポケットを漁りながら首を小さく振る。
    「右手だけじゃない、両手なんだ」
    「両手だって…!?そんな、婚約指輪だけじゃなくて結婚指輪まで…!?ぼ、僕ら今日会ったばかりなのに…大胆なんだね…♡」
    頬を染めながら、左手も差し出す。
    両手を司に向けて差し出した形になった類に、司は容赦なく輪っかを取り付けた。
    指ではなく、手首に、だが。
    手錠を掛けられた類は不思議そうに首を傾げ、納得した様に頷く
    「あぁ、僕の指の大きさが分からなかったんだね!そうだよね、僕ら本当に対面したのは今日が初めてだから…僕の指は、18号だよ♡」
    幾ら分からなくともそんなに大きな指輪はない、と言うツッコミも恋に盲目な男には届かない。
    ドジっ子な司くんも可愛いね、と笑うだけだ。
    「あと、会って欲しい人が居るんだ…」
    「…!ご両親だね!僕ということが、失念していたよ!息子さんは貰っていきますって挨拶しないと!」
    「ふふ、ちゃんと連れて行ってやるからな?ほら、この車に乗り込んでくれ」
    そう言って類の手を引きながら館の前に泊まる車のドアを開けた司に従って、類は車に乗り込む。
    司もその後に続いて乗り込み、運転席の中で待機していた警官、冬弥が車を発進させた。
    類が乗り込んだのは、黒と白のカラーリング、上に乗る赤いランプの眩しいパトカーである。
    当然、行先は警察庁だ。
    まんまと怪盗Rこと神代類を捕まえた司の手腕に、残された警官達は呆然と立ち尽くしていた。
    「…え、えっと…とりあえず、連続殺人の疑いで逮捕する…?」
    カシャリ、と指輪の持主に手錠が掛けられた
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    冒頭導入部とエッチシーン抜粋です🫡❣️

    あらすじ▼
    類のガレージにてショーの打合せをしていた2人。
    打合せ後休憩しようとしたところに、自身で発明した🌟の中を再現したというお○ほを見つけてしまった🌟。
    自分がいるのに玩具などを使おうとしていた🎈にふつふつと嫉妬した🌟は検証と称して………

    毎度の事ながら本編8割えろいことしてます。
    サンプル内含め🎈🌟共に汚喘ぎや🎈が🌟にお○ほで攻められるといった表現なども含まれますので、いつもより🌟優位🎈よわよわ要素が強めになっております。
    苦手な方はご注意を。

    本編中は淫語もたくさんなので相変わらず何でも許せる方向けです。

    正式なお知らせ・お取り置きについてはまた開催日近づきましたら行います。

    pass
    18↑?
    yes/no

    余談
    今回体調不良もあり進捗が鈍かったのですが、無事にえちかわ🎈🌟を今回も仕上げました!!!
    色んな🌟の表情がかけてとても楽しかったです。

    大天才小粒まめさんとの合同誌、すごく恐れ多いのですがよろしくお願い致します!
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