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    yo_lu26

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    yo_lu26

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    展示② フローライトジェミニ展示作品。🦈が🐬をダーリンと呼びますが、フロジェイです。
    付き合ってる🦈と🐬の未完の交換日記の話。その日、二人の部屋に帰ってきたのは一人だけだった。

    是非横書きでどうぞ。

    #フロジェイ
    frojay

    「誰も死なない」 「誰も死なない」○月●日 「今日、ウミウマ君のところで買ったキャンディ、当たりだった。日記と一緒に置いとくからジェイドも食べていーよ」
    ●月○日 「キャンディ、ありがとうございました。海藻味、なんて珍しいですね。本物の海藻の味とは全然違いましたけど。次に購買にいくときは、一緒に行きましょう。明日の昼、声をかけにいきますね」

     その青いノートには、二人分の人魚の日常が綴られていた。フロイドは部活の合宿、ジェイドは山を愛する会の活動、二人がアズールの言いつけで別々の寮へのお使いにでたり、急にラウンジの人員補填に回されたり、そこに試験や学校行事が重なるなど、忙しいタイミングが立て続いて、なかなか二人でゆっくり過ごす時間がなかった時に、お互いの存在を少しでも感じられるように、と二人の間で始まった交換日記。フロイドが寂しがっているだろうと思ったジェイドから提案して、ジェイドが寂しいのだと察したフロイドが了承したこのやりとりは、飽きっぽいフロイドによってすぐに終わるだろうと思われたけれど、なかなかどうして結構続いている。内容は、一言で終わっていたり、たまに少し長かったり、口頭でも済むような他愛のないやりとりがほとんどだった。メッセージを送り合った方がはやい。でも、わざわざすぐに連絡するほどでもないけれど、互いに知っておいてもらいたいことを綴ってゆっくりとやりとりするのは、存外悪くない時間だった。

    ○月●日 「今日さ、昼間ジェイドに八つ当たりしちゃったけど。あれ、ぜんぶ思ってないから。ごめん」
    ●月○日 「僕も、フロイドを殴ったりしてすみませんでした。僕が言い返したことも、全部思ってません。嘘です」

     互いに謝りたい、と思ったときにも案外日記は役に立った。相手を目の前にすると出てこない言葉が、紙にはするすると書けてしまうのは不思議だ。時には日記が二人の橋渡しをした。

    ●月○日 「フロイドにお土産をもらったとはしゃいでいた寮生がいたので、ちょっとお話をさせてもらいました。入手困難な香水やら、ハイブランドのアクセサリーやら、随分趣味のいい贈り物を大盤振る舞いしたようですね。僕はもらっていませんが」
    ○月●日 「あー。アレは、ラウンジによく来る客が勝手に何度も押しつけてったやつ。店のロッカーに入れっぱなしだったけど、溜まってきたからぜぇんぶぱーっとその辺にいたやつに配ったんだよ。ジェイドも欲しかったやつあった? でも、ジェイドにゴミをあげれるわけないじゃん(直前まで食べていたチョコの名残付きのキスマーク)」

     日記を読んで、ジェイドはくすり、と笑った。文末にあるのは世界一愛おしいキスマークだ。フロイドの格好のつかない絶妙なかっこよさが、ジェイドの口元を弛ませる。憎めないし、彼にはどうにも甘くなってしまう。最近彼がお気に入りのチョコバーにリボンを巻いて、日記と共にフロイドへ渡した。

    ○月●日 「ジェイドが育ててたキノコに炭酸ぶっかけちゃった。そしたら、匂いがやばい感じになったから、外に出した。わざとじゃないけど、そんなわけでジェイドのキノコの一部が行方不明なのはオレがやりました」
    ●月○日 「フロイドはあのキノコがどれだけ貴重なものかご存知ないようですね僕の貸したキノコ図鑑の266頁の右上及び欄外注釈、それと348頁の末尾にも記載されているので貴方の頭の中で頁を開いていますぐ確認してください忘れたならもう一度貸しますので覚え直してください現物の図鑑を参照してもいいですそもそも菌糸類というのは非常にデリケートな存在なのです匂いも含めて興味深く陸の神秘を感じると思いませんか?それに対して故意でなかったとしても炭酸をかけるなんて僕にはキノコの断末魔が聞こえてくるようですしかも匂いが気に入らないから外に出したなんて死人に鞭打つような真似をしてきっと今もどこかでキノコが震えて僕を待っているに決まっていますどこにやったのかすぐに教えてくださいああ今貴方に電話してますので日記での返事は結構ですこの件については直接お話し合いが必要だと思っていますので後ほどおつきあいください、それと前々から言っていますが僕のキノコの近くに飲み物を置かないでくださいとあれほど………………」

     日記を読んで、フロイドはあーあ、と笑った。ピリオドが乱雑に打たれており、ところどころ抜けていて、ほとんど一息のような文章になっている。3頁に渡ってびっしり書き綴られる茸哀歌。筆圧が強すぎて紙が破れているところもあった。書いているジェイドの鬼のような形相まで想像できて、フロイドは口元を弛めた。ジェイドはときどき、おそるべきめんどくささを発揮する。主にフロイドに対してだったが、ジェイドがまるで聞き分けのない稚魚のように感情的にふるまう度に胸をくすぐられるような心地になる。フロイドにはキノコの良さは理解できないけれど、何かに一生懸命になっているジェイドのかわいさはこの世の誰よりも理解できる。日記には時差があるから、ささやかな悪事の告白にも都合が良かった。ジェイドのいない隙に、フロイドのベッドに置かれていた日記をとってきて部屋を出てきたので、まだ今日はジェイドと顔を合わせていない。フロイドの手の中にあるスマホが先ほどから鳴り止まない。はいはい、ダーリン。今出るから。ジェイドの機嫌が少しでもマシになっていることを願いながら、フロイドは日記を閉じるのだった。

    ○月●日 「今週末のバスケ部の合宿のあと、帰るの延ばしてそのままパルクールの大会見に行ってくる。飛び入り参加もOKみたいだから、気分が乗ったら出場してくるかも。他の奴らより帰るの遅くなるけど、心配しないで」
    ●月○日 「僕もその日は、フロイドの合宿先に近い山に遠征予定なんです。初めて登る山なので楽しみです。険しい山ですが、景色が抜群に美しいそうなので、沢山写真を撮りますね。もし帰りの時間が合うようでしたら、一緒に帰りましょう。誰よりも先に貴方と美しい景色を共有したいので」 

     週末。夕刻近く。太陽が傾いてはいるけれど、まだ地上を照らしている時間帯。
     部員と別れ、フロイドだけが乗ったバスが山道で事故を起こし、乗客の一部が谷川へ投げ出されたとネットニュースになった。フロイドのバッシュが川底の石に挟まっていた。
     ジェイドが登った山の天候が急変し斜面の一部が崩落、行方不明者が出たと速報が出た。ジェイドの使っていた道具の一部が谷底の川の下流で見つかった。

     二人とも出かけていって、一人しか帰ってこなかった。部屋に続く水浸しの泥のついた足跡は一人分だけだった。

     ***

     この一週間、二人の部屋の扉は閉ざされたままだ。心配したアズールが訪ねていく。
    「……ジェイド、フロイド? いるんですか? 少しでもいいからいい加減、顔を見せなさい」
     二人ともいるんですか、とは聞けなかった。アズールは帰ってきて間もない、一人分の足跡を見ていたからだ。泥まみれのその足跡はアズールが消しておいた。部屋の前をちょくちょく気にしていたけれど、足跡は増えなかった。もちろん、部屋にはどちらがいるんですか、なんて、そんな残酷なことも聞けなかった。答えを知るのも躊躇した。
     きぃっとドアが控えめに開く。部屋の中には認識阻害の魔法がベールのようにかかっていて、様子が分からない。顔を見せたのはフロイドだった。
    「アズール、ごめんね。心配かけて。オレもジェイドも元気だよ」
     言われた言葉に、アズールは目を見開く。そんなはずはない。そんなはずはないのだけれど、あまりにもフロイドが自然にそう言ってのけるので、そうですか、と返すことしかできなかった。
    「お前の顔が見れて安心しました。……その、ジェイドは?」
    「ジェイドは今寝てる。起こすの可哀想だから、あとでアズールのところに顔出すように言っとくよ」
    「……! 体は、もういいんですか?」
    「あははっ。オレ達人魚だよ? 川に落ちたくらいで、どうにかなるわけねーじゃん。回復薬も飲んだし、ちょっと休んだら怪我も治ったよ。だから、大丈夫」
     それなら、それが本当ならなぜ。足跡が一つしかなかったんだ?
     それはけして聞いてはいけない問いだと、察してしまったアズールの脳内に冷たくて嫌な想像が広がる。アズールは全てを押し殺して、部屋で待っています、とジェイドに伝えてください、とだけ言うと、踵を返してその場を離れた。そして本当に、その後、アズールの部屋にはジェイドが現れた。
    「ご心配をおかけしました、アズール」
     寮服をきっちり着こなして、豊かなテノールで話すその声も、姿も、仕草も、完璧にジェイドだった。双子がふざけて互いに入れ替わることはこれまでもあった。でも、どこかのタイミングで必ず本当はどちらなのか、というのはアズールにも見破れた。しかし、現れたジェイドはどこからどう見てもジェイドだった。もちろん、先ほど部屋で話したフロイドもフロイド本人に違いなかった。その瞬間、彼は本気なのだとアズールは悟った。片割れの死すら覆すほどに、本気で片割れに成り代わっている。アズールにも無理なのだからもう他の誰も、真実を見極めることも見分けることもできないだろう。こうなってくると、どちらかの双子がどちらかのふりをしているというよりも、二人とも生きているのだと結論づけた方が余程無理がない。そう思えるほどに、彼らは寸分違わず彼ら自身だった。
     それからは奇妙な生活が始まった。双子はアズールに今日はどっちに用があるか、と毎日聞いて、言われた方の形を整えて出ていく。アズールは全部分かっているけれど、「いい加減、フロイドにも部屋から出てきてもらわなくては。どうせ昨日もサボりでしょう」「今日は副寮長会議があるので、ジェイドに出席してもらわないと困ります」なんて話を合わせてくれる。『彼』にとって意味のある入れ代わりだと分かっている。でも、この状態がいつまでも続くようなら病院になんとしてでも引っ張っていこうと密かに思っていた。

    ***

     もうジェイドがおはようと言ってくれない世界で今日も目が覚める。あの日、部屋に戻ってきたのは自分だけで、もう一人の帰ってくるべき人は、帰ってこなかった。ニュースなんて見ない奴がほとんどだし、行方不明者の名前も出ていないから、まだ他のやつらは、オレもジェイドも生きていると思っている。部屋を閉ざせば、誰も真実には触れられない。だから、ずっと部屋の中に閉じこもった。ひたすら、交換日記を読み返して過ごした。二人で交互に書いていたから、今日はちょうどジェイドが書く番だった。なんとなくペンをとって、ジェイドの字を真似して、ジェイドみたいな文章を書き足したら、日記の中ではまるでジェイドが生きてるみたいになった。オレの方が死んで、ジェイドが生きてるみたいだった。そっちの方がいい。そっちの方がよかった。日記の中では、ジェイドは生きてる。オレもジェイドも生きてる。だから、オレがジェイドの分まで生きなきゃ。ジェイドとして。
     ジェイドとして日記に書く内容がなくなっちゃうから、テラリウムを作ってみた。残された登山用具も手入れした。茶葉のブレンドも覚えた。紅茶の淹れ方も勉強した。ジェイドがいない日々を綴る意味が分からなかったから、もうオレの日記を新たに書く気はなかったのだけれど、ジェイドがたまにオレが日記を書かずに放置していると寂しそうな視線を寄越していたのを思い出して、フロイドの日記も書くことにした。そうしたら、本当にジェイドがオレに話しかけてきて、オレが返事してるみたいだった。幸福で、他愛のないやりとりが続く、平穏な日常が日記の中では流れている。現実でも、ジェイドが生きてるみたいに日々が流れていったらいいのに。だから、オレは無理やり、ジェイドが生きてる設定の世界を生きることにした。でも、世界の歪みを一度だけアズールに見咎められてしまったことがあった。
     
     人気のない廊下でフロイド、とアズールに呼ばれた。
    「はーい。なぁに、アズール」
     振り返るとアズールがバツの悪そうな顔をして立っていた。多分、オレが顔も服もジェイドのままだったからだろう。オレは、しまった、と思った。今日はジェイドとして授業に出ていたから、アズールは純粋に呼び間違えただけだったのだろうけれど「そうか、フロイドだったのか……」と絶望をその瞳に乗せた。「生き残ったのは」の部分を口に出さなかったのは、彼なりの慈悲だろう。沈んだのも一瞬、真剣な目つきになるとオレの腕を掴んできた。
    「もう、こんなことは、やめろ。お前だって分かっているでしょう。ジェイドは」
    「死んでないよ」
     言い切るオレに、アズールは心底苦しそうな目を向ける。だって、続いていかない日常なんて許せなかった。途切れる日記に耐えられなかった。どこをみても、ジェイドがいないなんてそんなの、認められるはずなんて、なかった。病院に行きましょう、と言われて、仕方なくアズールに連れて行かれた。「ジェイドとオレとどっちが行くの?」と聞いたら「治療が必要なのはお前に決まっているでしょう、フロイド」と言われたので、オレが診察室の椅子に座ることになった。アズールは待合室で待っていた。いくつかの問診と、いくつかの検査を受けた。医者にオレが兄弟の死を悲しいと思っていること、双子なのでたまに間違われることがあって、そうすると兄弟のことを思い出して辛くなること、などを伝えた。医者は丁寧に親身になって聞いてくれた。話し終えると、わかりました、それは大変辛い体験をされましたね、と電子カルテに必要なことを打ち込みながら、優しい眼差しを向けられた。最後にアズールも診察室に呼ばれた。
    「なるべく彼を兄弟の方と間違えないであげてくださいね。そのたびに彼も傷つくようですから、彼のことをフロイド君として見てあげてください。周囲の理解が大切ですよ」
     的外れな助言に対してアズールは「違います、先生。周囲が間違えるのではなくて、彼が進んで兄弟のふりをしてくるんですよ」と食い下がったけれど、「そういう周囲の無理解がさらにご友人を追い詰めてしまうんですよ。彼は苦しみを乗り越えようと時間をかけて頑張っているところなんです」と、やんわり投げ返されて、アズールは納得がいかないながらも引き下がるしかなかった。オレは医者の前では、ジェイドが死んだことに対して受け止めている、辛いけれど後を追って死にたいとも思わないし、ゆっくり乗り越えていきたい、みたいな素振りをみせたので、結局なんの薬も出されなかった。だって、特にオレに困っている症状はなかった。夜も快眠だし昼寝もしてる。食事もばっちりとれている。部活でも体を動かしているから、生活リズムも特に乱れていない。「ジェイドが生きている」世界にいる限り、オレは元気で健康そのものでいられる。
     そうして、オレたちは「二人」のままで生活した。アズールも、もう何も言わなかった。ただときどき、『ジェイド』にもオレの好きなお菓子をくれるようになった。ラウンジのシフトも、オレとジェイドを被せないし、時間も減った。ちょうど二人合わせて一人分、くらいの時間になった。

      一部の勘の良い生徒は一人しかいない歪な双子に気付いていたが、あえてそのことを当事者たちに突きつけたり、問い詰めたりはしなかった。
    「結局、どっちが残ったんだ?」
     温室に寝転がる百獣の王が、尻尾でぱたりと地面を叩く。柔らかい草地が、尾に踏まれた箇所だけ沈む。
    「どちらも、というのが限りなく正解に近いのではないかな」
     がさりと灌木を揺らして現れた狩人の綺麗に刈り揃えられたプラチナ・ブロンドが彼の頬に影を作る。
    「きっと彼らはもともと、二人で一人、なのさ。彼が『どっち』なのか、というのは本質じゃない」
    「ここでお前と言葉遊びをする気はないんだがな。結局、お前の観察眼でも、どっちなのかは分からないってことだろ」
    「ああ。彼は、彼らは完璧さ。見ていて胸が痛くなるほどにね。どんな愛もボーテ、と言いたいところだけれど、これは流石に哀しすぎる愛の表現だね。死んだ方の人生まで抱えて、一緒に生きようとするなんて」
     二人ともこの話題を互い以外にはふらないので、温室の中のやりとりは他の誰にも知られることはなかった。狩人は頭を垂れるようにして嘆く。
    「でもこれで、二人は永遠に一緒だ。誰も二人を分つことはできない。勿論、死でさえもね」


    「誰も死なない」【END】

    ●月○日 「ねえ、ジェイド。明日、オレもジェイドの登ってた山に行ってみようかなぁ。険しい山だって言ってたけど、二回目だから、きっと大丈夫だと思う」
     そうして彼は、自分のスマホの写真フォルダに並ぶ頂上からの絶景を眺めながら、疲れたように長いため息を一つ吐いた。








    <読まなくてもいい蛇足解説>
     最後まで読んで、どっちが生き残った方か、お分かりになりましたでしょうか?正解はジェイドの方でした。一人称の語りがフロイドなのは、思考まで全部フロイドとしてふるまうようになったジェイドの語りだったから、という設定でした。多分ジェイドは、アズールが完全にフロイドが生きていると思っていることに誰よりも救われていると思います。最後の一文では、フロイドとして日記を書いているのに、ジェイドの経験が混ざってきちゃってて、もうだいぶ精神の限界が近いって感じになってます。それでも、フロイドが生きてる世界でしか、ジェイドは呼吸ができなかったんだと思います。医者の前でつらつらと嘘つけるのもジェだからでした。日記の月日の表記は細かいですけど、今回こだわったギミックなので、横書きで読んでもらえると嬉しいです。日付はそれぞれの二人の目のイメージです。ラストの日付にもご注目ください。作中でずっと交換日記は続いていくんだけど、最早それは実質交換日記とは呼べなくなっているので、未完の交換日記のお話でした。
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    yo_lu26

    PROGRESSスペース読み原稿
    「三千字のアウトプットに三万字の思考が必要って本当ですか?」
    「成人向けが恥ずかしくて書けないのですが、どうしたらいいですか?」
    上記をテーマにしたスペースを開催しました。読み原稿です。メモ書きなので分かりにくいところもあるかもしれませんが、ご参考までに。
    20240203のスペースの内容の文字起こし原稿全文

    ★アイスブレイク
    自己紹介。
    本日のスペースがどんなスペースになったらいいかについてまず話します。私の目標は、夜さんってこんなこと考えながら文章作ってるんだなーってことの思考整理を公開でやることにより、私が文字書くときの思考回路をシェアして、なんとなく皆さんに聴いてて面白いなーって思ってもらえる時間になることです。
     これ聞いたら書いたことない人も書けるようになる、とか、私の思考トレースしたら私の書いてる話と似た話ができるとかそういうことではないです。文法的に正しいテクニカルな話はできないのでしません。感覚的な話が多くなると思います。
    前半の1時間は作品について一文ずつ丁寧に話して、最後の30分でエロを書く時のメンタルの話をしたいと思います。他の1時間は休憩とかバッファとか雑談なので、トータル2時間半を予定しています。長引いたらサドンデスタイム!
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